2月19日 美しい声のあの人は、今なにしてるのだろう

今日は仕事でした

七つの大罪
ひとりでしにたい
正反対な君と僕
言葉のないところ
モンキーターン

読みました

今月は「誕生日イエー!」で、浪費した自覚がありますので、他の欲しい本は来月に回して、今月買った薄めの文庫本2冊をちびりちびりと、楽しもうと思っていたのに
わたしはきっと、いや絶対
明日、本を買ってしまうと思う
2月らしくない今日の天気のせいだ


わたしの両親は漫画が好きで、多い時は月に20冊ほど漫画雑誌を買っていたと思う
マガジン、サンデー、ジャンプ、ビッグコミック、少女雑誌はフレンド、マーガレット、コミック、花とゆめ、LaLa
そこにわたしを含め、3人の子供が加わって、コロコロコミック、ボンボン、チャンピオン、ひとみ、りぼん、なかよし、ちゃお
そこにヤングとか、スペリオールとか、オリジナルとか、プチとか、月刊、週刊、派生群も入れたうえに、お気に入りの単行本は迷わず買うような家で育った

学校が終わって「今日はあれの発売日だ!」と帰れば、母が全て買い揃えている
父は仕事帰りに持って帰ってくる
子供雑誌以外は、父と母が読み終えてから、子供たちは思い思いに好きな作品を、せっつかれるように読んだ
それに加えて、小説もたくさんあった
推理小説が多かった 小学生ながらシャーロック・ホームズより、コロンボより、十津川警部が好きだった 

3人子の中で最もよく、我が家の本を読んでいたのは、中間子のわたしだと思う
兄も漫画は読んでいたが、本を読んでいた記憶はない

わたしは友達がいなかったので、近所の福祉センターやら図書館やらで本を読んでばかりだった

そして家でも寝る前に母に本読みをねだった
でもそれは、その時だけは、本が好きな気持ちよりもはるかに、母の声を聞きたかった気持ちが勝っていた
我が母の声は綺麗だ 母はもう70前だけど、いまだにそう思う
歌う母の声も綺麗だった
おこがましくも太田裕美さんの「木綿のハンカチーフ」を聴くと、母の声を思い出すのだけど、あんな風な声で、レベッカの「フレンズ」や米米クラブの「浪漫飛行」を料理や洗濯をしながら口ずさんでいた
もう少し後に、GLAYの「HOWEVER」を小さな声で歌っていた時は、女声ながらにハマってて、ちょっとびっくりした

そんな母の声をもう2年近く聞いていない
ちょっと揉めて、連絡しなくなってから
父からは「たまには電話してあげてね」とLINEが来るので元気にしてるのは知ってる もう気持ちも治ってる けどなかなか。

最近、燃え殻さんのエッセイに惚れ込んで、新たに買った1冊を、終わるのが惜しいので仕事帰りの電車で、少しずつ読む 仕事後なので眠くなったりもするし、夢中で読んで、乗り過ごしたりもする 
家で飲みながら、ぼんやり字を追ったりもする アルコールinなのでまた戻って読み返したりしてるうちに「お母さんにも教えたいなあ」と思った
いやお母さんに朗読して欲しいなあと思った

母の声は、この文章をどんな風に読んでくれるのだろう

まだ大変な事はたくさん待ち受けてるのだけど、この先ずっと母の声を聞かない訳にはいかないな
久々に聞いたら、もしかしたら泣くかもしれない
聞かずに終えたら泣くこともできないかもしれない



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