【ポケモンSV S3 ダブル 最終66&96位】フラージェスラッシャ
どうも、とてちです。
ランクマッチのシステム導入以来目立った成果を出せていませんでしたが、SVに入りS3にて初めて納得のいくパーティが出来、目標であった最終2桁を2アカで達成する事が出来たので記念に内容を書き記しておきたいと思います。
このパーティを使い始めてから勝率は75%を超えており、上手い方が使えばまだまだ上を目指せそうにも思えたので、興味のある方は是非使ってみて頂けると嬉しいです。
追記:
ダブルバトル初心者の方数名が2〜3桁帯まで到達出来たようです
これからダブルを始めてみたいという方にもオススメできるパーティかもしれません!
レンタルして頂きありがとうございます
[構築経緯]
元々はブーストエナジーを消費したテツノドクガにフラージェスの共生で眼鏡を渡すコンボパーティとして作りました。
ヘイラッシャ+フラージェスの先発で出し、合体の心理的プレッシャーからヘイラッシャを先に倒してもらう事で自然な流れでフラージェスの隣にテツノドクガを出す事を狙っています。
これをTwitterにアップした所、多くの方から「使ってみたら強かった」との声をかけて頂いたためこのパーティを原案として練っていく事にしました。
この時にかげとらさん、某マンダさんから多くの案を出して頂き、最終的に以下の構築にまとまりました。
原案構築を使い続けた結果
・共生コンボが必ずしも必要ではない
・純粋に眼鏡フラージェスと合体しないあくびヘイラッシャの組み合わせが強い
という点が浮かび上がってきたため、見た目は大きく変わらないながらもコンボパーティという形を捨てて低速コントロール構築に変化しました。
強制コンボが必要と感じた方もおり、人によって様々な形にアレンジして使って頂けたようです。
[この構築について]
・基本選出
先発:フラージェス+ヘイラッシャ
後発:テツノドクガ+ハバタクカミ
イエッサン+グレンアルマ、トリックルームパーティ、モロバレル、アラブルタケ、イルカマン、その他刺さりそうな相手に対してはテツノドクガorハバタクカミの枠をアラブルタケに。
殆どこの選出しかしません。
・立ち回り
ヘイラッシャがあくびを連打して相手に交代を繰り返させ、その間にフラージェスがマジカルシャインを打ち続ける事で相手3~4匹にダメージが蓄積していく(交代しない相手は眠るのでそれはそれで有利)。
先発が倒れたら後発の高速アタッカーを出し、中途半端に削れた相手を上から一気に倒していくのが基本の流れです。
シャリタツへ交代する可能性からヘイラッシャの隣を狙ってこない相手が多いので、フラージェスが倒されそうな場面でも強気に動かします。
仮にフラージェスを執拗に狙ってくる相手の場合も、ヘイラッシャのHPが多く残ってあくびをし放題なのでそれはそれで悪い状況ではありません。
テラスタルを使うポケモンは決まっておらず状況に応じて使い分けます。
体感ではシャリタツ以外の5匹それぞれに同じ位の頻度でテラスを切りました。
・弱点
構築全体で火力が低めにも関わらず攻撃でHPを削るしか勝つ手段が無いため、回復手段の多いポケモンやサイクル系の構築が苦手となります。
特にフェアリーの通りが悪いウインディモロバレル系やあくびで誤魔化せないキョジオーンが天敵です。
また、イッカネズミ+コノヨザルの組み合わせはヘイラッシャの天然を無視した火力アップ手段である袋叩き+憤怒の拳のコンボを有し、やるきであくびが効かないため厄介でした。
前者はヘイラッシャの地割れお祈りで対処していました。
後者はその余裕もないのでかなり厳しいですが、S3では使用率が減ったため無対策で割り切りました。
[ポケモン個別解説]
・ヘイラッシャ
テラス草@食べ残し
天然 慎重/H252 D252 S4
ウェーブタックル 地割れ あくび 守る
合体しない耐久全振りヘイラッシャ。
めちゃくちゃ固いので相手目線「倒せると思ったら倒せなかった」事により勝つ試合が非常に多かったです。
苦手なサイクル構築に対して採用した地割れはかなり勝率に貢献してくれました。
テラスタイプは電気弱点を消しつつキノコの胞子や怒りの粉を無視できる草タイプ
・シャリタツ
テラスゴースト@拘りスカーフ
呼び水 臆病/H4 C252 S252
流星群 ハイドロポンプ 濁流 凍える風
ヘイラッシャの合体を警戒させるために入れているだけの所謂見せポケモン。
OCICの結果からペリッパーイルカマンテツノカイナのような雨パが増え始めたため、これをハメ倒せる呼び水+ゴーストテラスにしてあります。
それ以前は司令塔で使っていましたが、殆ど選出しないのでどちらでも問題ありません。
・フラージェス
テラス鋼@拘り眼鏡
フラワーベール 控え目/H252 B252 S4
マジカルシャイン ムーンフォース がむしゃら トリック
パーティの主役です(後付け設定)
共生コンボを使わず攻撃するだけならより火力の高いニンフィアの方が優秀なのでは?と入れ替えた事もありました。
しかし、あえてフラージェスを採用している事で何らかのコンボ要員やサポーターであると誤認させフェアリー技の通りが良い選出や行動をしてくれる相手が多かったり、あまり厄介なポケモンのイメージが無いせいか放置され気味で行動回数を多く確保できるなど、心理面での強さを感じました。
また、ニンフィアより高い特殊耐久と素早さ(物理耐久はほぼ同じ)、トリックを覚える点などが要所で効いており、このパーティではニンフィアより適していると判断しました。
ぶっちゃけ弱いポケモンであるイメージも相まって「思ったより火力がある」「思ったより硬い」と相手の計算を崩すような動きを見せてくれました。
マイナーポケモンの強みですね。
特性は共生が邪魔になるため消去法でフラワーギフト。
重力催眠に対して役立った程度。
テラスタイプは鋼と毒弱点を消すための鋼タイプ。
半減が多く、多くの攻撃を耐えてくれます。
・テツノドクガ
テラス草@ブーストエナジー
クォークチャージ 臆病/H124 C132 S252
熱風 エナジーボール 身代わり まもる
スイーパーその1、元々は共生先のポケモンでした。
先発の2匹が鋼とモロバレルに対して有効なダメージを与えにくいため後発の高速アタッカーには炎タイプが必要と考え原案から続投しました。
苦手なコノヨザルも、水か鋼テラスをしてくれた場合このポケモンでなんとかなる場合があります。
努力値配分はクォークチャージで素早さが上がる調整。
身代わりは、相手があくびで眠るまでの時間稼ぎをしたり、交代するか居座るか不明な時の中間択としての採用です。
物理耐久が低いので不意打ち持ちに弱く、その対策にもなっています。
テラスタイプは地面と水弱点を半減しつつエナジーボールの火力を上げる草タイプ
・ハバタクカミ
テラスフェアリー@気合の襷
古代活性 控え目/H4 C252 S252
シャドーボール ムーンフォース マジカルシャイン 守る
スイーパーその2、とりあえずつっこんでおけポケモン。
テツノドクガと有効範囲が異なる高速アタッカーの中でも純粋にパワーが高いポケモンで、あちらが苦手とするカイリューに対して弱点を突け神速を無効化できる点が大きいです。
テツノカイナとかいうバケモンに対しても圧をかけられるポケモンがいないと困るのでこの枠はハバタクカミ以外ありませんでした。
テラスタイプはスイープ性能を上げるためのフェアリータイプ。
・アラブルタケ
テラス炎@突撃チョッキ
古代活性 意地っ張り/H180 A212 B12 D44 S60
種爆弾 嚙み砕く 不意打ち インファイト
元々はイエアルマやトリックルーム対策のチョッキドドゲザンを入れていた枠。
モロバレルの処理が遅いパーティのためキノコの胞子を無効化できるポケモンが必要であり、草タイプのドドゲザンとして採用。
インファイトはパーティ全体で重いドドゲザンへの有効打点。
アラブルタケをチョッキで使おうと考えたかげとらさんが天才すぎた。
フェアリーテラスしたハバカミがナメてムンフォではなくマジシャを打ってきて耐えて勝った試合は数知れず。
後発組3体の中では間違いなくMVP。
グレンアルマやコータスと対面する場面が多いため、炎を半減するための炎テラスタル。
[まとめ]
・無駄に寿司対策ポケモンを出させるシャリ抜き選出
・地割れを見せる事によって放置されにくいヘイラッシャ
・あくびで眠らされたくない事による交代の誘発
・弱そうに見えて意外と火力を出すフラージェス
・予想外の耐えをする耐久重視の配分やアイテム
など、総じてプレイヤーの先入観や心理的な圧を利用して試合展開をコントロールしていく要素の多い事が特徴です。
「相手がヘイラッシャにビビりすぎて勝った」「相手がこちらのポケモンをナメすぎて勝った」が多発するので心理戦してる感がとても強く、面白いパーティに仕上がったんじゃないかなと思います。
といった具合で、以上になります。
長いですが最後まで読んで頂きありがとうございました。
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