万年ベンチ外の意地
高校の頃は大学でサッカー部に所属するなんて
想像もしていなかった。
そんな私が今
サッカー部に入って約8ヶ月。
この8ヶ月は本当にあっという間だった。
気づけばシーズンが終わっていた。
ということで、
今シーズンの振り返りをしていく。
我々1年生にとっては初めてのシーズンだった。
そして3、4年生が引退をし、
代交代をしたということで、
今回は引退した先輩方に対する話と、
私自身の話に分けていきたいと思う。
それでは、まず先輩方に対する話をしていく。
今になって感じるのは
3、4年生の偉大さである。
まずピッチ内ではもちろんのこと皆さん上手すぎる。正直今シーズンでは先輩方の実力についていけなかった。
そこに関しては私の大きな反省点である。
ただ、私が3、4年生を偉大だと思う大きな理由が、ピッチ外の部分である。
具体的には、私のような実力のない人にも関係なく、話しかけてくれて、いじったり、面白い話もしてくれたり、ご飯に連れて行ってくれることが多々あった。
私自身、今までの経験上、ピッチ内での実力はピッチ外にも影響があるというイメージがあった。だからそういった面は本当に助かったし、嬉しかったし、楽しかった。
私も先輩のような先輩になりたいと
心から思った。
本当に感謝しかないです。
今度は私自身の今シーズンの振り返りをする。
まず一言。
まだまだ。
ただ、この言葉は2つの意味があると思う。
「自分なんてまだまだだな」と
「自分ならまだまだやれる」
ここで重要なのは
「なんて」と「なら」
という部分。
私が思っているのは後者の
「なら」
という意味のまだまだである。
そしてこの先もそうであり続けたいと思う。
自分自身の将来に希望を持たなければ、
その先にはなにも生まれないと思う。
時に「なんて」の方の気持ちになってしまうこともある。でも無理矢理にでも「なら」の方に気持ちを持っていく必要があると思う。
それだけで精神的に大きな違いがあると思うから。
その上で振り返っていく。
私は今シーズンで
メンバーに入った数
18試合中3試合。
試合に出た分数は
前期リーグで30分、後期リーグで30分、
合計約60分だった。
そう、18試合中1試合分も出れていない。
まあ、悔しくないわけがない。
ただ、この60分、いや、後期リーグの30分は夢のようだった。
前期リーグの話しは以前話したので省略する。
では後期リーグの30分になにがあったのか。
そう、点を決めたのである。
10月8日の群馬大学さんとの試合だった。
その時のシチュエーションを詳しく説明すると、左サイドのペナルティエリアの角でボールを受け、中にカットインして、
ファーサイドネットに入れたという感じ。
得点することは普通に嬉しいことだが、
個人的にはすごく特別なゴールだった。
その理由は、
この角度からのシュートの練習を
ずーーーっとしてきたからだ。
正直私が練習しているのを見て、
「そんなシーンないでしょ」
とか
「意味ないでしょ」
と否定的な意見を持っている人もいたと思う。だが、パスを受けた時
「この時を待っていた」
という気持ちだった。
この瞬間のために練習してきたと思った。
本当に気持ちよかった。
この試合は9対0で勝利した。
その中の7点目だった。
それにもかかわらず、嬉しいことにピッチ内、監督、ベンチ、マネージャー、カメラで動画を撮ってくれていた人、みんなが喜んでくれた。
それに加え、4年生の私の大好きな先輩もゴールしたのでそれも嬉しかった。
ただ、ここで満足してはいけない。
それでも試合に出れていない現実には
変わりないから。
だからまだまだ頑張るしかない。
リーグ戦自体は入れ替え戦まで行けたが、
そこで敗戦した。
結果、北関東1部リーグに行けず、
残留となってしまった。本当に悔しい。
しかもメンバーにも入っていない。
ただ、これから自分ならまだまだやれると信じて、来シーズン安定して試合に出れるように頑張っていきたい。
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