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高校化学の参考書・問題集ひたすら解いてみる(その3)物質の成分と構成元素(2)

それでは(その3)を始めましょう。

基本は以下の書籍をベースとしています。
『セミナー化学基礎+科学』(第一学習社)

今回は11ページ 発展問題15
センター試験で出題された問題を解いていきたいと思います。

問題は以下の通りです。

混合物の分離
物質の分離する操作に関する記述として下線部が正しいものを、次の①~⑤のうちから1つ選べ。(下線部の箇所を「」としています。)
①溶媒に対する溶けやすさの差を利用して、混合物から特定の物質を溶媒に溶かして分離する操作を「抽出」という。
②沸点の差を利用して、液体の混合物から成分を分離する操作を「昇華法」という。
③個体と液体の混合物から、ろ紙などを用いて個体を分離する操作を「再結晶」という。
④不純物を含む個体を溶媒に溶かし、温度によって溶解度が異なることを利用して、より純粋な物質を析出させて分離する操作を「ろ過」という。
⑤個体の混合物を加熱して、個体から直接気体になる成分を冷却して分離する操作を「蒸留」という。

問題文

まずはおぢさん的超適当解法です。
③と④が違うということがすぐわかりました。
③はろ紙使ってるんだから「ろ過」です。
ということで③の「再結晶」は「ろ過」が正しいので×です。
④も「ろ過」ではないので×です。
次に②と⑤が違うことが分かりました。
⑤の個体から直接気体になるの状態変化が「昇華」なので⑤の操作が「昇華法」であることが分かります。なので⑤は×です。
②も「昇華法」って書いてあるので正しくないので×です。

ということで正解は①です。
まぁ、①~⑤の操作をすべて覚えていれば①から順番に正しい・正しくないの判断ができるのでしょうが、上記のようにある程度覚えきらなくても解けることもあるってことです。
まぁ、本物の高校生や受験生で必死に覚えようとしている方々にとっては失礼かもしれません。苦笑
(一応、この後解答見て間違っていないことは確認しています。念のため)

では正しい操作名称を書いておきます。
(おぢさん的には絶対覚える気はないですが…笑)

①溶媒に対する溶けやすさの差を利用して、混合物から特定の物質を溶媒に溶かして分離する操作を「抽出」という。
②沸点の差を利用して、液体の混合物から成分を分離する操作を「分留」という。
③個体と液体の混合物から、ろ紙などを用いて個体を分離する操作を「ろ過」という。
④不純物を含む個体を溶媒に溶かし、温度によって溶解度が異なることを利用して、より純粋な物質を析出させて分離する操作を「再結晶」という。
⑤個体の混合物を加熱して、個体から直接気体になる成分を冷却して分離する操作を「昇華法」という。

あー、分留は本当に記憶の片隅にもありませんでした。
まぁ、大学受験終わってから、何十年経ちましたけど適当でも解けるもんですねぇ。笑

といことで気を良くしたところで今回は終わりたいと思います。
次回も「物質の成分と構成元素」の問題を解いていきたいと思います。

でわまた。

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