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イカロスのように

朝からやり場のない感情をトイレ掃除に
ぶつけたり、文章を書きなぐったり
節分にむせるほど食べねばならない豆を
炒ったりしながら自身の心と対話をしています。
私が乳幼児なら手当たり次第にものを投げて
泣喚き怒ってるねんで!とアピールを
していたでしょう新たな自分との邂逅などと
言うと酔すぎですね。

自分の立ち位置とか置かれている環境
今何をすべきなのかとかそういったことを
今一度改めて確認すると恐ろしいほどに
周りのことがどうでも良くなってしまう
誰もが知る有名人の偉業も、笑顔の素敵な
指名手配犯が見つかったのも、直接的には
私には関係のないすべてノイズだ。

自分にできないことができる人に惹かれる
羨ましいのだろうか、いつだって隣の芝は
青く花は赤い、心地の良い刺激を求めすぎて
近づきすぎた時に非才な自分を改めて
認識させられて余計に惨めな気持ちになるのだ

イカロスは太陽に近づきすぎた為に蝋で
作った羽が溶け落ちてしまい彼も海に落ちて
死んでしまった。たちの悪いことに私には
イカロスのような勇気や志はない。
青い光に群がるハエと変わらない、そのうちに
バチッとやられてしまうことだろう。

人は一生涯何者かであろうと足掻くのだとか
自分探しなどしなくとも鏡を見ればそこに
私はいる、映った姿がこれまでの生き方を
象徴している、う〜ん太ましい
平和ボケしているからこんなぬるい事を
考えてしまうのでしょうね。

きっと私は人生をナメているのでしょう
天罰覿面と頭上にタライでも落ちてくれば
この腑抜けた頭ももう少しは冴えるでしょうか


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