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3分で読める本日の注目ニュース(2024年4月8日):  経済、芸能、スポーツ、話題

経済ニュース

・政府は、中長期的な政策推進のため積み立てた基金の総点検を巡り、事業が事実上終了している約10の基金を廃止する方向で調整に入った。管理費だけの支出が続き、無駄と判断した。存続を認める場合も不用額を割り出し、国庫返納させる余剰金は計千数百億円となりそうだ。今月下旬に開くデジタル行財政改革会議に点検結果を報告する見通し。政府関係者が7日、明らかにした。

 国が所管する基金は現在、180超ある。新型コロナウイルス対策で積立額が膨らみ、全体の残高は2022年度末時点で計約16兆6千億円。継続的な施策に財源をまとめて確保できる一方、不要不急の出費につながりやすいとの指摘がある。岸田文雄首相が昨年12月、全基金の点検を指示していた。

 廃止を調整している基金は、電気自動車(EV)充電設備を設置する「省エネルギー設備導入促進基金」、農林漁業者が発電事業を行う「地域還元型再生可能エネルギーモデル早期確立基金」、東京電力福島第1原発事故で企業立地が落ち込んだ地域を支援する「環境対応車普及促進基金」など。

芸能ニュース

・フジテレビ「逃走中」(後7・00)が7日に放送され、まさかの人物が出演してネットがざわついた。

 ある人物が最初に映ったのは挑戦者たちが2つ目のミッション「賞金アップレバー」を終えた残り65分となった後の場面だった。現状を説明するナレーションとともに、ハンターたちが歩いている映像が流れた。その中にビートたけしに似た人物が映り込んだ。

 これにネットでは「今ビートたけしおらんやった?ww」「ビトタケシいた?!?!」「ビトタケシさん、いたなw」「なんか今浅草キッド的な…すれ違ったよね」「ん?何か居たな…」「あれ?ビートたけしいなかった?」「さっきビートたけし風な人映ったけど、次のミッションなのか、演出なのかw」といった声があがった。

 CM明け後、お笑いコンビ「ノンスタイル」の井上裕介とAKB48の小栗有以がハンターに見つかったものの無事に逃げ切った。安どしていた小栗のもとに鼻歌を歌いながら近づく人物がいた。小栗は「たけしさん?」と驚いたが、そこにいたのはビートたけしのモノマネをするビトタケシだった。ナレーションでは「浅草の住人のようだ」と紹介されていた。

スポーツニュース

・◇ナ・リーグ ドジャース4―1カブス(2024年4月6日 シカゴ)

 ドジャースの山本由伸投手(25)が6日(日本時間7日)、カブス戦に先発し5回を3安打無失点。メジャー登板3試合目にして待望の初勝利を挙げた。初回から2イニング連続で満塁を招いたが、宝刀カーブを駆使してピンチを脱出。メジャー最多の8三振を奪った。注目を集めた鈴木誠也外野手(29)との米初対決にも完勝。日本を代表する若きエースが、確かな一歩を踏み出した。

 山本の頬はうっすらと赤みがかっていた。試合後、洗濯するカゴに乗せられ、シャワールームへ向かった。目的は祝福のビールかけ。「噂は聞いていた。何の味か分からないけど、ビールだけじゃなかった」と満面の笑みで振り返った。

 「凄くうれしく思います」

 5回3安打無失点で待望のメジャー初勝利。肌寒さの残るシカゴでのハイライトは早々に訪れた。制球がやや乱れた初回はいきなり無死満塁。だが、「ストライクゾーンにいいボールを投げていこう」と開き直った。

 窮地を救ってくれたのは、縦に鋭く落ちることから米国で「ヨーヨーカーブ」とも称される宝刀カーブだった。まずは4番モレルを3球連続カーブで空振り三振。2死後、今度はブッシュを外角へのカーブで見逃し三振に仕留めた。2回2死満塁もベリンジャーをカーブで見逃し三振。序盤にスプリットが鋭さを欠くとみると、割合を増やした。2回までに奪った5三振で決め球の4個はカーブ。3度目の登板で最多の35%を占め「カーブでカバーしながら立て直せた」と胸を張った。

 メジャー最高と称されるカーブの使い手から極意を学んだ。1日の本拠地ジャイアンツ戦。サイ・ヤング賞3度の左腕カーショーとピッチング談議をした。山本が「変化球の話とか、握りとか、そういう会話」と詳細を明かすことはなかったが、ボールをひねるようなジェスチャーをする場面もあった。

 3~5回はいずれも3者凡退。5回は鈴木を94.5マイル(約152キロ)高め直球で空振り三振に退けた。「ちょうどいい高さに抜けたので本当に運が良かった」と謙虚に笑う。初登板は1回5失点だったが、これで10イニング連続無失点となった。

 大谷とはベンチでハイタッチ。「ナイスピッチング」と祝福されたという。投手史上最高額の12年総額3億2500万ドル(決定時約462億円)で契約した日本の若きエース。憧れのメジャーでまだまだ高みを目指す。

話題のニュース

・フィギュアスケート男子で2014年ソチ、18年平昌五輪を連覇したプロスケーター、羽生結弦さんの単独ツアー「Yuzuru Hanyu ICE STORY 2nd “RE_PRAY” TOUR」の宮城公演が7日、セキスイハイムスーパーアリーナで開幕。地元で初開催となった。

 「いつか終わる夢」から始まり、観客を世界観へと引き込んでいくと、続けて「鶏と蛇と豚」「Hope&Legacy」「MEGALOVANIA」を舞った。

 「破滅への使者」は、試合さながらの緊迫感の中、6分間練習から入り、ジャンプなどを確認。何度も小さくうなずく姿もあった。曲が始まると、サルコーとトウループの4回転2種計3本を成功。美しいトリプルアクセル(3回転半)も2本決め、圧巻のノーミス。観客のスタンディングオベーションが鳴りやまなかった。

 後半も「いつか終わる夢」からスタート。「天と地のレクイエム」「あの夏へ」から、最後に「春よ、来い」を華麗に演じた。

 羽生さんは「本当にみなさんに『喜んでもらえたらいいなあ』って、『良い演技を見せれたらいいなあ』って思いながら、また一生懸命頑張ってきました。僕にとっては1日目でもう1日あるんですけど、でも、この会場に来て下さっている方、そして実際にこうやって見て下さっている方にとっては、今日しかないっていう方もいらっしゃるかと思います。そういう方々にとっても、ここのこのリプレイの、精いっぱいの姿を、全身全霊の姿をお見せしたいなと思って今日ほんとに全部出し切っちゃいました。みなさんから温かい声援や、期待や、いろんなことを受け取っていられるからこそ、こうやって良い演技ができたのかなって思っています。本当にありがとうございます」などとあいさつした。

 アンコールでは「SEIMEI」など、過去のプログラム計3曲を演じて、締めくくった。約2時間30分を超えて、計12曲を熱演し、満員5800人を魅了した。

 昨年11月の埼玉から幕を開け、佐賀、横浜にて行われてきた単独ツアーは、次の9日開催が最終日となる。

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