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3分で読める本日の注目ニュース(2024年7月24日):  経済、芸能、スポーツ、話題

経済ニュース

・日立製作所は23日、家庭用エアコンの生産から撤退すると発表した。米ジョンソン・コントロールズ・インターナショナル(JCI)との空調事業の合弁会社を、独ボッシュに売却する。日立の持ち分の売却額は14億ドル(約2180億円)となる。

 日立とJCIは、2015年に合弁会社を設立した。出資割合は日立が40%、JCIが60%となっている。25年6月までの売却完了を目指す。売却後、合弁会社はボッシュの完全子会社となる。日立とブランドライセンス契約を結び、日立ブランドで家庭用エアコンの販売を続ける。

 一方、業務用の空調事業は、データセンター向けで需要増が見込めるとして、日立の家電子会社が合弁会社の工場を取得する。

 日立は1952年に日本で初めて窓に取り付けるエアコンを発売した。59年にシロクマのシンボルマークを付け、75年以降は「白くまくん」のブランド名が浸透した。日立は、中核事業や成長分野への集中を進めており、相乗効果が薄い事業の売却を進めている。

芸能ニュース

・7月19日に公開された映画『逃走中 THE MOVIE』。Xには鑑賞後の感想が大量に並んだが、そのほとんどが悪しざまに批判する内容だ。

《令和ワーストクソ映画》

《この世には今2種類の人間がいる。それは「逃走中THE MOVIE」に2000円払える者と「逃走中 THE MOVIE」に2000円払えない者だ》

《逃走中の映画はゲロ吐くほどつまらん。気絶するかと思った。ただ退屈なだけではなく、頭が痛くなってくる酷さ。今年ワースト級》

 など、“ワースト” 候補という不名誉な評価ばかりだ。

「2004年からフジテレビで放送開始されたバラエティ番組『逃走中』は、たしかに大人気コンテンツです。しかし、それを映画にして面白いかというと……。

 人気グループ『J01』『FANTASTICS』から6人を選抜して主演に据え、HIKAKINやハリー杉山、松平健など有名人も多数出演。さらにダイアン・津田や錦鯉・長谷川、三四郎・小宮、クロちゃんらの人気芸人も投入。

 監督はフジのドラマで演出を担当し、『劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』も手がけた西浦正記氏です。公開前の公式インタビューでは、『映画でわざわざバラエティ番組を見せられてもなって思うだろうな』とドラマパートに力を入れた作品を目指したそうで、『子どもに観てほしい』と語っていたのですが……」(映画ライター)

 結果、前述のとおり、酷評があふれたのだが……しかし、映画サイトのコメント欄は《2000円を笹舟に乗せて流した方が面白い》《呪いをかけられる様な不快な気分》《地面に埋めたハードルでも引っかかった》など、もはや “大喜利” 状態。

「ここまで言われるなら見てみようという人もいるようで、実際、Xには《酷評レビューが酷評すぎて逆に見たくなる宣伝方法やってきてて草》などのコメントもあります(笑)。

《なんでガチャピンが一番演技上手いんだよ》《ガチャピンの出番がかなり少なかったからもっと活躍してもらいたかった》といった声も多く、見どころはガチャピン登場シーンかもしれません(笑)」(同)

 興行成績は爆死しそうな様子だが、数字は振るわなくともカルト映画として語り継がれ、数十年後に名を残していたりして。

スポーツニュース

・「マイナビオールスターゲーム2024・第1戦、全パ6-11全セ」(23日、エスコンフィールド)

 全セが17安打11得点の猛攻で打撃戦を制し、21年の2戦目から続いていた連敗を5で止めた。2本塁打の牧が初のMVPに輝き、賞金300万円を獲得した。

 打線が二回、二刀流で出場した日本ハム・山崎福也から球宴新記録となる1イニング9得点の猛攻。丸、牧、村上に本塁打が飛びだした。球宴では過去、セパともにイニング最多得点は「8」だったが、これを上回る記録となった。

 四回には牧が2本目の2ランを放ち、2安打3打点となった。岡本和と村上が3安打。役者が存在感を示した。

 全パは二回にロッテ・岡がソロ。八回に山川が特大の3ランを放ち、意地を見せた。

 敢闘選手賞は本塁打を放ったヤクルト・村上、巨人・丸、ソフトバンク・山川が受賞し、それぞれ100万円を獲得。村上はマイナビドリーム賞でも賞金100万円を獲得し、合わせて200万円となった。

話題のニュース

・19日から中国を訪問している自民党の森山裕総務会長は23日、北京で王毅(ワンイー)共産党政治局員兼外相と会談した。日中首脳が再確認した「戦略的互恵関係」を基礎に、双方が協力できる分野で「具体的な成果を上げることが重要だ」と呼びかけた。

 会談は予定時間の2倍の40分にわたり、森山氏は日本産牛肉の対中輸出再開に協力を求めた。王氏は多数の日本の国会議員が台湾を訪れていることへの懸念を伝えた。同席者によると、日中友好議連会長の二階俊博元幹事長から預かった書簡も手渡し、王氏は「二階氏や議連の訪中を願っている」と応じたという。22日には、5月末に訪日して岸田文雄首相と面会した劉建超・党中央対外連絡部長とも会談。劉氏は2018年を最後に途絶えている「日中与党交流協議会」の年内再開を準備すると説明した。

 この他にも、日本から議員の訪中が相次いだ。海江田万里衆院副議長も22日、北京で党序列3位の趙楽際(チャオローチー)・全国人民代表大会常務委員長と会談。衆院と全人代が交流する日中議員交流委員会の早期再開を求めた。また、武見敬三厚生労働相が17~19日に北京を訪れた。閣僚の訪中は昨年4月以来だ。

 政治交流の活発化には日中とも歓迎する姿勢を示しているが、停滞する関係改善へのハードルは少なくない。日本側はコロナ禍で停止したビザ免除の再開や、東京電力福島第一原発の処理水放出を巡る日本産水産物の禁輸撤廃を求めているが、双方の溝を埋めるには至っていない。

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