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戦士PTTをつくろう!

RG後期〜MC現行までの、かなり幅広い期間のFBI SWAT装備を作り上げるうえで欠かすのことのできないキーアイテムの1つである某PTT。
近年はFBIと限らず、様々な法執行機関で採用されてきました。

参考画像(実物)

実物は現地価格の時点で、日本円にして約8万円程度のもので、輸入等のコストや円安の影響を考慮すれば10万円は下らないでしょう。
それ以前に一般販売はされていないため、「購入」そのものが通常では難しい品です。

今回はそのダミーのチャレンジキットの作り方をご紹介します。

完成例

紹介する作り方はあくまで一例で「拘るところは拘り、手を抜くところは抜いた」作例です。

まず、ダミー本体の購入はこちらから。
素材が色々選べますが、一番安いレジンで問題ないかと思います。

注文から約1週間で、真っ白な状態で届きます。


戦士PTTの作り方

①やすりがけ

正面と右側面(スイッチがない側)を、紙やすり等を使い、プラスチック感が出るまでツルツルにします。

②塗装

本体をタミヤのTS-29(半つや消し)等のブラックのスプレーで塗装します。

塗装する際は、内側に長い針金をテープで付けるなどして、本体を持ち上げて、あるゆる角度から隅々まで塗るようにして下さい。見る角度を変えると塗れていない部分に気がつけます。

また、裏蓋との間にわずかな隙間ができる構造なのですが、そこからホワイトの部分が見えないように、念のため内側(裏面)までしっかり塗装しましょう。

裏蓋側はどうせ見えないので側面さえしっかり塗れていれば、写真のように多少テキトーでも構いません。
裏蓋をはめ込むのは「一番最後」になるので注意して下さい。

ちなみに、使っているうちに、どうしても縁から塗装は剥げてきます。その際は適宜マッキー等の油性の黒ペン等で補修してください。
わざわざ塗装し直すほどではありません。

③ペン入れ

各コネクタのシルバー部分と、実際にはケーブルを指す際の目印となる赤い点を適当な油性ペンで塗ります。

このとき以下の点に注意して下さい。

  • コネクタの根本の部分はブラックのまま

  • コネクタの面の部分(◯の本来なら差し込み口となっている部分)はブラックのまま

  • 左側面のスイッチやヘッドセット側ケーブルの基部等を塗らないように注意する(実物の画像を参照)

どうせ2m離れて写真で撮ったらわからないので、これで構いません。
拘りある方はプラモ用の塗料や筆を使ったりするのもありでしょう。

④ロゴの塗装

ロゴをTS-28等のグレー系スプレーで塗装します。

本物はレーザーにてロゴが刻印されますが、レーザー彫刻機が家にある人はそういないでしょうし、本品にレーザー刻印すると、レジンのホワイトが浮き出てくるため、結局塗装の必要性が出てきます。(実物のロゴはそんなに白くないため)

ロゴの塗装にあたっては、ぜひ下記をご利用ください。

こちらは当初、プリンター用ステッカーシートに印刷して、切り抜き、本体に「貼って」使うことを考えて用意しました。
しかし、後々になって「むしろ切り抜いた後をステンシルにして塗装したほうがリアルじゃね?」と気が付きました。

ご自宅にプリンターがない方は、コンビニでプリントすることができます。
ステンシルなら、カラーは白黒で問題ないので、10円で印刷できるでしょう。

ステンシルは「」の部分だけ切り抜いた箇所、「兵士」と「英字」の部分だけを切り抜いた箇所と、カッターで慎重に切り分けてください。

英字部分の「O、A、R」の内側の部分は塗装時に必要なので、捨てないようにしましょう、。

分けることができたら、参考画像の位置取りを確認しながら「」の部分だけをまずスプレー塗装します。

このとき、スプレーは「ほんのり色が映るくらい」をイメージし、本体から30cm程度離れた位置から薄く、横に流しながら吹きかけます。
また、他の部分に色がつかないようにマスキングテープを使うなど、注意してください。

これでも少し濃すぎるくらい

次にその位置に合わせて、「兵士」と「英字」の部分のステンシルで同様にスプレーがけします。
「O、A、R」のくり抜いた部分を、糊等で貼るのも忘れずに。

このとき兵士の銃口が平行になるように配置に注意してください。

ローレディぎみになってしまった例

失敗したら再度ブラックを上塗りすれば、やり直せます。

とにかく薄く塗ることが大事で、せっかく買ったスプレーの1%も使わないくらいに「ほんのり」の塗装で構いません。
参考画像は少し塗りすぎたかも……というレベルです。(とはいえ違和感はさほどないですが)

もし根気があれば側面のメーカーロゴも切り抜いて、同様に塗装しても構いません。
実物はロットによりメーカーロゴ刻印の有無がありますので、正直塗っても塗らなくてもどちらでもいいです。
もし塗るなら、メーカーロゴの上が正面側になるように、本体右側面の下寄りに配置し、塗装して下さい。

「塗装」の工程は以上です。
これであなたもBANKSY……

⑤ケーブル類をぶった切る!!

3種類のレプリカケーブルを購入し、切断します。あまりのスリルにテンションが上がります。
私も1万円の実物ケーブルをぶった切ってハイになりました。

DIO様もやみつき

購入するケーブルは、基本的にはアリエクで買うのが安くて無難ですが、メルカリやヤフオクでジャンクがあれば、それでも良いでしょう。
アリエクは言うなれば “中華Amazon” で、届くのは遅いですが、きちんと届きますし、日本語のカスタマーサポートにも対応しています。
(過去に発送が遅いものがあったときも、速やかに日本語対応にて返金もしてくれました)

・ヘッドセット側ソケット

プラグ側の根本で切断します。
フックがついていますが、うまく引き抜くかへし折ってください。へし折るとかハルクかよ。
とはいえ、そもそもこのソケットでなくても大丈夫です。レプU94PTTについているソケットでも可。

今更ながらこっちでも良かったかも……

・無線機側L型プラグ

プラグ側から約15cmのあたりで切断します。

↑これのヤエス用となっているL字型プラグでも可。とにかくL字型のプラグなら何でもいいです。
前者のほうがプラグの部分が多少本物に似ていますが、ケーブル部分が細いため、後述の方法で太く見せる必要があります。
それを手間に感じたり、上手く整える自信なければ、予めある程度太さのあるこちらをむしろ推奨します。

・無線機用コネクタ(XTS5000の場合)

コネクタ側から約15cmのあたりで切断します。

使うのはこれだけです。

残された端切れたちは何か勿体ない気がして取っておきたくなりますが、99%使うことはないと思います。

⑥ケーブル類の取り付け

ヘッドセット側、無線機側それぞれの基部に穴が空いており、そこにケーブル及びプラグを挿し込み、瞬間接着剤等で固定していきます。
先に接着剤を穴に十分注入してから挿し込むようにしてください。

ヘッドセット側ケーブルは、参考画像をもとに長さを調整します。
長すぎても短すぎてもNGなことと、紹介品通りのものを買ったなら、挿し込んだ後にフックのあった部分が体側を向くようにしてください。
(フックがあった部分が正面からは見えないようにする)

参考画像

無線機側プラグは、挿し込む際に真横ではなく、45度内側を向くような位置で固定してください。

接着剤が固まるまで緩いため、角度をキープしたま置いておくようにしてください。

⑦無線機用コネクタの接合

最後に無線機側プラグ、無線機用コネクタから伸びたケーブルの切断面同士を合わせて、適当な黒いガムテープ等で接合します。
脇の下に忍び込ませ、見えなくなる部分なので、ガムテープで構いません。むしろ、APX7000等に付け替えたいとなったときに楽なので、強力に接合しないくらいがちょうど良いです。
余裕があればゴリラテープを使うくらいで。

今回選定した素材の関係で以下の⑧工程がありますが、素材によってはそのまま⑨に進みます。

⑧ケーブルの太さの調整

選定したL字プラグのケーブルがかなり細かったため、ケーブルの太さを調整します。(※)
プラグ側1cm程度のところから切り込みを入れ、黒い保護チューブを引き抜き、内部の配線が剥き出しになるようにします。(誤って配線を切断しないように要注意)

次に無線機用コネクタのケーブルの余りから、余裕をもって約20cm切り抜きます。端の約5cmを先程同様に、内部の配線が剥き出しになるように、保護チューブに切り込みを入れ、チューブを引き抜きます。
剥き出しの配線をつまみ、配線を引き抜き、中が空洞の保護チューブにします。
うまく引き抜けないときや、詰まってしまったときは、切り込みを入れ、内側から引き抜いて下さい。切り込みを入れても特に目立ちはしません。

空洞の保護チューブの端に約1cm切り込みを入れ、切り込みのある側から、無線機側プラグより剥き出た配線を通していきます。
プラグ側の根本と切り込んだ部分を重ね、ここにも接着剤を軽くつけておくと良いでしょう。

(※)そもそも同じL字プラグでもレプリカPTT等から取り出したものなら、太さが無線機用になっており、この加工は不要となる場合があります。

⑨裏蓋の取り付けと完成

最後にゴムハンマー等を使用し、裏蓋をします。
一応上下があり、入りやすい向きで蓋をしてください。
閉じた後は、基本的に「二度と開かない」ので、各部の接着や塗装漏れがないか確認してからはめ込みましょう。

プレートキャリアへの取り付け方

実物はMolleに付けるためのナイロン製バンドが付属しています。

これを再現となると大変ですが、ナイロン製なので本職も使用していくうちに破損してしまうことがあるようで、そのような場合には結束バンドを使用して取り付けしています。

長さ25cm以上のもので固定してください。
色はブラックが多いですが、ホワイトの例もあるにはあります。

取付例


最後に

拘りすぎるとトータルで25000円くらいかかりますが、ケーブル類はもっと安く済ませる方法や選択肢は色々あると思います。

実物の国内相場が15〜17万円程度、クオリティの高い少数生産されたレプリカでも、ヤフオクに出れば6万円以上するアイテムです。
そこから比べれば「安くはないけど、安い」といったところです。

また、これを取り付けてのサバゲーはオススメしません。
動き回るうちに擦れれば塗装は剥げますし、BB弾が当たれば凹みます。そして無線機側プラグが細いため、無理な力がかかれば折れる可能性もあります。

こんな使えもしないダミーアイテムでも、その重要性がわかるレベルに達している方なら、もはやサバゲーと装備は別で考えたほうがいいことは言うまでもないかと思います。

写真を撮るとき以外は取り外して、なるべく傷つかないように保存しておくことが、余計な補修や破損のリスクを軽減します。
(とはいえ私はサバゲーに使っても、せいぜい端の塗装剥げくらいで、ペンで塗り直す程度で済んでいましたが……)

このアイテムがあなたの装備をより高みへ導く一助になれれば幸いです。


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