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クラス3【人生設計】社会資本の重要性

序論

 社会資本とは友達や家族等、人間同士の繋がりを指します。人間は社会的な存在であり、ほとんどの人にとって社会資本が人的資本、金融資産に比べて最も重要です。
何のために働くのかという問いに対する本質的な答えは、家族や自分のプライベートの充実のためであり、それ以上でもそれ以下でもないのです。必要以上に金持ちになりたい、有名になりたいという欲は身を滅ぼします。
以下は極論ですが、私はこの経験を通じて社会資本が最も重要だと考えるようになりました。


本論

売却前後でのバランスシートの変化

 あるオーナーが長年かけて築き上げた会社を売却し、何十億という資産を得た一方で、彼は同時に社会資本を失いました。
彼は会社の売却により、大金を手にしたものの、共に苦楽を共にしてきた仲間と離れ、以前と同様に稼ぐ術も失ってしまいました。
 このような状況に直面した彼は、新たなビジネスを始めるものの、以前のような情熱を取り戻すことができなかったため、その結果、どの事業も成功しませんでした。

 さらに、彼は売却した会社に会長として戻り、経営に口出しをするようになりました。その背景には、暇で孤独な日々を送っていたことがあり、彼にとって仕事が全てであり、仲間と過ごす時間が何よりも重要だったことを示しています。
 この事例を通じて、私は金融資産だけでなく、社会資本の重要性を再認識しました。

 特に、私自身もコロナ禍で一時的に「老後のような生活」を経験したことがあり、それに伴う孤独感や社会とのつながりの欠如といったものが、どれほどの苦痛なのかを実感させられました。この経験は、金融資産がいかに充実していても、社会資本がなければ真の幸福を感じることは難しいということを再認識させられるものでした。


結論

 社会資本を失ってまで得た富は、真の豊かさをもたらさないのです。同じ目標を持ち、助け合う仲間との関係があってこそ、真の意味での豊かさが得られます。
 これから独立を考えている人や、漠然とお金が欲しいと感じている人も、社会資本の重要性を理解し、それを築くことが、自身の未来にとって不可欠であることを認識することが重要です。


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