過去の周りにいた人たち①〜小学校編

小学校にいるじぶん、私は変人であることに誇りを持っていた。
「変人同盟」を結び、「下品なお嬢様」を名乗り、周りと違うことを厭わないメンタルを持っていた。
これは、当時「親友」って呼ぶには気恥ずかしいけどまぁ間違いなく今の言葉で言う"マブダチ"だった、ある友達の影響がでかい。(当時は"ニコイチ"なんていうコトバが流行ってたけど、そんな呼び方するのもなんかこっ恥ずかしかった)
その子とは家もそんな近くないし小学校6年間クラスが一度も同じにならなかったのに気が合った。「変人同盟」は、どこもかしこも同質な田舎において、「周りと違う」ということを咎められないための処世術だったようにも思う。
彼女は基本的にヤンキーで、スポーツ万能。意外にお料理上手で、おもしろい。とにかくおもしろい。髪が太くて、褐色の肌。チャキチャキした歯にモノ着せぬハツラツガール。
私は対照的で、髪がめっちゃ細くって、よく2人の髪を比べてその子の二つ結びより私の一つ結びが細いねーなんて言われていた。学校では勉強できる方で、慣れない環境では猫被るような"いい子ちゃん"で、よく2人が仲良いのが不思議っていわれてた。反対だから惹かれあってたのかもあるかもしれないが、見た目だけ違って実は二人は同じだったのかもしれない。小学校入学直前に引っ越してきたこと、父親の存在が他の家庭と少し違うこと。

また、半期に一回お泊まり会を企画する活動もしていた。
と言っても、まいにち「会議」という名目で家に集まっては、だらだらと各々自由に過ごすという、実にゆる〜いサークルみたいな雰囲気で、時折思い立ってお泊まり会のしおり作成するといった次第であった。

誰かがリーダーシップとってやろう、と言う感じではなく、なんとなく、そろそろつくるかーみたいなノリでA4コピー用紙1枚を加工してできる、8ページ綴りの小冊子を、おじいちゃんのコピー機で人数分刷って発刊していた。思えば小学生の頃から6ヶ月スパンで計5回くらいZINE作ってたんだな笑
代わりばんこで手書きして作った原本は、まだ実家にある。

お泊まり会は幹部が3人いて、家が近いので行事など何かと被るこのメンバーは、今でも時々会う、私の貴重な幼馴染だ。3人のLINEでは、毎年誕生日おめでとうメッセージを送り合う。

そんなゆるくて優しくて面白いことが大好きな小学校時代の仲間たち。