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Division C Directorの振り返り:Division C Club Showcase(秋の教育イベント -1-)

Toastmastersではクラブのミーティングい外に、Area(数クラブの集まり)、Division(数Areaの集まり)、District(3以上のDivisionの集まり)でもいろいろなイベントが行われる。ここ2年は秋に1種類2言語のスピーチコンテスト、春に1種類2言語のスピーチコンテストが行われるのが慣習になっていた。

しかし、今年度はDivision ContestとDistirct Contestをハイブリッド開催(メイン会場はあるもののコンテスタントがオンラインでも参加できるコンテスト)しようということになり、秋のコンテストはせずにその代わりに教育セッションとしてハイブリッドコンテストの予行演習ができるイベントを実施することになった。

2020年2月にコロナ禍でコンテストが対面で実施できなくなり、すべてのコンテストがオンラインになっていた。これが詰まらないことこの上ない。コンテスタントとしては、自分と持ち時間の残りを綠・黄色・赤の3色で示す画面だけが表示された状態でスピーチすることになり、聴衆からの反応が全く見えない。聴衆がカメラやマイクをオンにすることによって通信の安定性やコンテスタントの画面が表示されなくなるリスクを抑えるためだ。「こんなんだったらビデオに撮って審査してもらったらええやん?」という虚しさを感じながらのスピーチ。一方、聴衆にとっても、自宅という邪魔の入りまくる環境での視聴になるために集中できずに十分に楽しめない。

それがようやく対面で参加できるコンテストの開催が決まったわけで、これは非常に嬉しいことだった。

が。

一方で、コンテスタントのために最高の舞台を用意したいという想いと、そのために解決しないといけない課題もてんこ盛りだった。

まず、コンテスタントのためにどんな舞台を用意したいか? これは明確だった。その次のDistrict Conferenceの会場はホールの舞台で舞台照明を浴びてマイクを使ってスピーチすることになる会場。それならDivision Contestでも同じように舞台で舞台照明を浴びてマイクを使ってスピーチをする会場を用意してあげたい。マイクを使うか地声で行くかは全然違う話だから。マイクをどこに着けるのか、それに合わせてどうジェスチャーをするのかしっかりと練習をしておかないとスピーチ中にマイクをたたいたりこすったりしたりして耳障りな音を出していまいかねない(実際、2024/5/19に行われたDistrict Contestでも複数のコンテスタントがノイズを発生させていた)。さらに広い舞台を有効に使ってスピーチする練習も必要だ。舞台から照明を浴びて見る客席の景色に慣れることも必要だ。どこにアイコンタクトをするのかはクラブのミーティングで使っているような会議室とは違うものだから。

そこで考えた候補は、最終的に選ぶこととなった大阪市立中央会館以外にも西宮市の夙川公民館講堂、宝塚市の西公民館ホール、西宮市の大学交流センター大講義室、大阪市立青少年センター(KOKOPLAZA)のエクスプレス・ココ200(練習発表室)などがあった。その中から費用や予約開始時期、交通の利便性などから大阪市立中央会館で実施することを決めた。

が、予約のために確認しておく必要のある事が1つあった。マイクで拾った舞台上の発言者の声を会場のスピーカーとZoomにつないでいるパソコンに分岐して供給できるかどうた、Zoomからの音声を会場のスピーカにつなげるかどうかの確認だ。これには下見に行った際に担当してくださった大阪市立中央会館の担当の方に実験に付き合っていただいた。初日には舞台上のマイクで拾った音声がZoomに流せなかった。音声ケーブルを経由してミニジャックをパソコンに直接つなぐ形で接続していたのだが、これが上手く行かなかった。

そこで振り返って見ると、普段のハイブリッドミーティングでもマイクの音声はUSB-A端子を通して入力しており、音声ジャックはスピーカーへの出力専用としてしか使っていないという事実。会場の音響設備には音声用のジャックしかなくてUSB端子への変換はこちらで用意しなければならないとのことだった。

ということで、ヨドバシカメラ梅田店で音声ケーブルとUSB-A端子をつなげるようにするアダプターを買ってから改めて実験をさせてもらいに大阪市立中央会館に伺った。中央会館のスタッフの方のご協力のお陰でなんとかやりたいことが実現できることが分かった。

こうして2024年4月にDivision Contestを大阪市立中央会館で開催することを決定したので、当然、秋に行うDivision Contestの予行演習を兼ねたイベント、Division C Club Showcaseも同じ会場で行うことになり、会場が空いていた11/23にDivision C Club Showcaseを行うことになった。

まだまだ予約ができたところまでしか語れていないが、相当な長さになったので続きは別の記事で書くことにする。

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