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パンツの残念な思い出

#パンツ #ズボン #パンツの思い出

試着したパンツ


小学生の頃のお話です。
この頃の私の服はほぼ従姉のお下がりでした。
伯母が定期的に送ってくれました。
衣類が届くと、サイズ確認のために試着するのが通常になっていました。

ある時届いた衣類の中に、パンツが入っていました。
それなりに可愛かったのですが、試着をすると少しきつかったのです。
でも何とか履くことは出来ました。
母にきついと言ったら、大丈夫大丈夫と言っていたのです。

尻割れ事件


ちょっときついと感じたパンツを履いて出かける日がありました。
椅子に座ったら、なんかプチという気になる音がしました。
お尻のあたりがなんかスーカースーカーするなと思っていたのです。

立ち上がった瞬間、そばにいたご婦人に
ちょっと!その上着貸しなさい!
このように言われ、手にあった上着は腰に巻き付けられました。
絶対家に帰るまで上着を外してはいけないよ。
と言われたのです。

私は何があったのか全く理解していませんでした。
帰宅し上着を外し、お尻が涼しいことが気になりパンツを脱いでみました。
手に取りびっくりしました。

ウエスト布の下にあるのは、暖簾よろしくぶら下がる2枚の布でした。
見事にお尻が割れていたのです。
この事があってから、パンツとちょっときつめのスカートは絶対履かなくなりました。
母も、私がきついと言った服を無理に着せる事はなくなりました。

なぜ尻割れ事件は起きたか?


最大の理由は、きつかったからです。
試着段階では良くても、お人形ではないので立ったり座ったりします。
この時に所定のゆるみが無いときついと言う事になり、最悪縫い目が崩壊します。

その為、服を作る時、動きに合わせてそれぞれ最低必要なゆるみを加えなければいけません。
身体に密着した服の場合は、布が伸びる素材になっています。
そうしないと服が破裂する結果になります。

きつめの服を試着した時は、立ったりしゃがんだりして問題がないか確認する必要があります。
特に和式トイレにしゃがむような恰好(スクワットのような動作)をすると、ウエストやヒップが膨らむので服に負荷がかかります。
この動作をした時、問題がなければよいのですが、時にウエストがはじけたり、ヒップが破裂したりするので注意が必要です。


最後まで読んで頂きありがとうございます。

読んでいただきありがとうございます。 アトリエを無事引っ越すことが出来ましたが、什器等まだまだ必要です。 その為の諸費用にあてさせていただきます。