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#104 手まり「籠目模様」の作り方

#手まりの作り方 #籠目模様 #祈りの模様 #魔よけの模様



籠目模様


この作品は、ざるや竹籠をモチーフにした模様になります。
籠目模様は100の目を持つ守り神である、百目鬼の代用として親しまれてきた模様です。
多くの目で悪い物を寄せ付けない、という祈りがこめられています。

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手まりの中で、籠目模様もバリエーションが多い作品になります。
今回紹介する作品は、一番基本の模様です。


佐渡に住んでいた祖母が、非常に好きだった模様の1つです。
模様のルーツとしては、新潟が竹細工、籠細工の産地だったので、越後の手まりと言われています。


しかし、時代の移り変わりと共に、手まりも籠細工も変化してきました。
古い模様を作る方が少なくなり、アレンジ模様が多くなってきたことが少し残念です。
古い模様も大切に残していきたいと、思っています。


テキストによっては、糸をかける時滑って巻きにくいので糊で糸を止める。このように書かれた物もあります。
しかし、籠を編むように糸をくぐらせることで、糸が滑るのを避けることが出来ます。
安易に糊止めなどせずに、糸をくぐらせてほしいと思います。


「籠目模様」の作り方


手まりのサイズは直径10cmです。
地割は6等分です。

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124字

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読んでいただきありがとうございます。 アトリエを無事引っ越すことが出来ましたが、什器等まだまだ必要です。 その為の諸費用にあてさせていただきます。