見出し画像

エヴォリューションカップのお話

2022年7月2日札幌某所にて筆者はデジモンカードの大会に出場。
実は初めての大きな大会、今回は身内以外の人と初めて戦った筆者のチラ裏です。デッキを解説するほどの実力があるわけでないので、ただただ大会での出来事や調整してた時のことを書き込んでます。思い出を振り返れるように記録を残す。それだけです。

まず初めに、使用デッキと戦績を軽く紹介。その後、大会の内容を振り返り、最後に調整していた時を振り返る流れでお送り致します。

使用デッキと戦績

今回使用したデッキは「アーマー体」です。ブイモンをアーマー進化させてとにかく走るアグロデッキです。
デッキ選択理由は、ブイモンが僕のパートナーデジモンだからです。
調整を始めたときは同じ青デッキの「ブルーフレア」、身内に有識者が多い「ジエス」、とりあえず「クロスハート」といくつか候補があったものの、使用デッキ自体が決められない状態でした。そんな中でも、いつも隣で出番を待っているかのように脳内から消えない「アーマー体」という選択肢。勝つためにはパワーの高いデッキで挑みたいという思いもありました。でも結局、子供のころに遊んだデジモンコンテンツの相棒であり、デジカを始めるきっかけでもあるブイモンを使って思い出を作ろうと開き直り、「アーマー体」を使う決意をしました。後、ブルーフレアとクロスハートにアーマー体なら勝てるって妄想が膨らんでいたからです。勝ち筋のイメージは使い始めた時からありました。まぁ、実際勝てたから結果オーライ。
戦績やデッキレシピは筆者のTwitterから引用します。

1戦目 vsガンマモン

1戦目の時、筆者は意外と緊張していなかった。恵まれた調整環境に身を置いていた自分は謎の自信にあふれていた。

実際こんな状態。この時の筆者はアルファモンを当てた時と同じ波を感じてたわけです。だから勝てると…。
先行、デジタマからブイモンに進化してアルマジモンでサーチからの失敗エンド。完璧な流れです!よし、勝てる!!
相手のターン、デジタマからグリモン孵化。この時、筆者は「ジエスか死んだな」と死を覚悟しました(早い)。ガンマモン進化「あっ、ガンマモンは新弾で組んでたから知ってる。俺の方が速く走れるから勝てる」と盛大な手のひら返し。結果勝ち。相手のメタルグレイモンが究極体になる前にフレイドラモンでアタックして除去できたのが大きかったのかなと思います。

2戦目 vsトワイライト

2戦目の相手はトワイライト、1ターン目からネネさんが出た時は軽く絶望しました。ブロッカーが厄介だったけど、アーマー体でとにかく走りました。フレイドラモンがDP8000になるの偉いし、相手がスカルナイトモン1体であればライドラモンでレストさせて殴れるのが偉い。DP8000でアタック時は相手がブロックを渋ってくれたし、相手の盤面が少ないときはライドラモンでを使いブロックできないようにしてたお陰で、こちらは面を広げて相手のブロック以上に殴れば勝てるというゴリ押し戦法でセキュリティを減らせる状態で進めることが出来ました。そんな戦法だったので、アルティメットフレアを撃たれて盤面を枯らされた時は死を覚悟しました(n回目)。

メモリはそこそこあったので、ブイモンからマグナモンで耐えれる状態にして、セキュリティを削り切る所まで行きました。セキュリティの枚数的には有利であるものの、相手は進化元にセキュリティアタック+1があるので、整えられたら一気に負ける可能性がありました。この時、筆者は相手の盤面が
横に広がって殴り切れない状態となる前にゴリ押して勝つ必要がありました。そのために相手のブロッカーを1回踏みつつ、アーマーパージして、マグナモン進化アクティブもう1回アタックという状況を作る必要がありました。しかし、こちらはマグナモンDP7000、相手のスカルナイトモンがブロックすると詰め切れない、手札はアーマー体だらけで横に展開不可、正直厳しい流れ。
相手ターン、スカルナイトモンがダークナイトモンに進化。相手DP7000!自分のターンの時に「DP7000ですよね?」と確認してしまうくらいの吉報。後は当初のプラン通りにアタックして勝ち。
ブロッカーを気にせず強気に行けたのは、カールおじさんのお影。

3戦目 vsガルルモン

身内が5人中3人勝ち残っている状況で、みんなからの期待を背負った大事な1戦。3人で勝って偉大なる航路へ行こう!そんな気持ちで挑んだ3戦目。
相手のデジタマからツノモンが孵化、当初はブルーフレアかな?なんて思ってた。ガブモンX抗体→ガルルモンと進化したのを見た瞬間…

筆者のデッキには対抗手段がない。ガルルモンより速く走るしかない。
走れない!終了!!
相手のメタルガルルモンX抗体がアクティブフェイズでアクティブバウンスは流石に理不尽すぎて、これ本当に出来るんですか?ってごねてしまった。でも、それはみっともないなから、素直に負けを認めようとそのまま進めようと思い発言を政治家のごとく撤回しようとしたら、相手が調べましょう言ってくれて「遊戯王じゃ戦争になる場面だったな。相手いい人」となりました。結果、筆者もちゃんと調べてこの理不尽ムーブができることを確認し、素直に敗北。対戦相手には申し訳ないことをしたなと思ってます。ガルルモンのテンポ(以下略)。
勝ちたかった…。でも、最善のプレイは出来たと思うので、悔いはないです。その後、優勝したなおDさんがガルルモンに勝ってくれたので良かったです。

4戦目 vsクロスハート

自分のプレイヤー名と1文字違いの人とマッチング、同じスリーブなのでアーマー体ミラーかな?ってちょっとワクワクしてた自分がいました。
相手の1ターン目、ピックモンズ孵化。えっ?クロスハートナンデ??って一瞬脳がバグりました。アーマー体でわいわいを期待していたのに、お友達になれるって思ったのに…。一人で勝手に期待して裏切られる、まるでコンカフェで推しの子に裏でオタクと馬鹿にされているかのような感覚である。現実は残酷だった。でも、ここからが本番!調整し対策を練っていたデッキと初めてマッチングしたわけです。
走り切るしかねえ!!!そんな思いで挑むも、世の中そんなに甘くない、こちらのセキュリティ0枚、相手のセキュリティ1枚。クロスX5という大きな壁。盤面はゴリ押せる状態だったけど、まさかのデクスモンによる盤面破壊により、ブイモン1体のみにされる。アーマーパージに救われました。でも次のターン、メモリ6で決め切らないといけない。デクスモン撃たれたの初めてだったから焦りました。
とはいえ、幸いにもメモブがある、潤沢なメモリでの自ターン。一手足りない、そんな時ある1枚のカードが筆者を勝利に導きます。

これなら3回アタックが可能!フレイドラモン進化アタック→ブロック、アーマーパージ→マグナモン進化アクティブからのアタック→メモブ使ってアーマーテクスチャ!!でライドラモンorフレイドラモンからのアタックで勝ち…だったはず。アーマーテクスチャ!!使って勝った記憶しか残ってないので間違ってたらすみません。ただ、ブイモンがアーマー進化を繰り返して連続アタックする姿は熱かったです!

5戦目 vsクロスハート2回目

当初は黄ハイの人に当たる予定で詰んでたんですけど、店員のミスによりマッチング回避できました。すると、次のお相手は事前情報(前回のエヴォカ調べ)では黄ハイを使っていた方…「俺、詰んだわ…(しつこい)」
相手1ターン目、ピックモンズ。であればチャンスはある、でも相手はお強い方ゆえ、油断はできないやつ。序盤はメモリ1で返される、相手キリハで3メモリ確保という状態のため走りにくいところはありましたが、相手の赤、黄のテイマーが少ないため秘蔵のオプションを抱えつつ、切り札を構えることに成功します。

ロイヤルナイツ守りの要、マグナモンX抗体!!当初のプラン通り、こいつで耐えつつ確実にセキュリティを減らします。手札には「黄金騎士の覚醒」と2枚目の「マグナモンX抗体」、「マグナモン」がいる状態なので、対処されても次があると分かっているため気持ちにも余裕がある。でもブイモンが補充できていないし、大輔がいない。ほぼほぼ相手はメモリ1で返してくる。出しなおす前に走られる可能性は充分にありました。そんな感じで動きずらい状況が続きます。
そんな中、ドルルモンのDPマイナスからのX4で遂に守りの要さんが陥落。そのまま、ドンドコモンにマグナモンが処される。嘘だドンドコドーン!!そしてついにセキュリティアタックを許してしまう。
マグナモンX抗体→大輔。めくった瞬間「大輔です。」って言ってしまう筆者、相手が「大好きです。」って聞こえてたらどうしよう。セクハラ発言で社会的に死ぬのでは?と内心焦りつつ、メモリを確保。相手はキングverを入れたX4が守りの要さん対策で控えている状態。次で決めないと多分負けるやつ。
次のターンは、後ろに控えていたブイモンをフレイドラモンに進化、ファイアロケットでセキュリティ2点からの黄金騎士の覚醒でマグナモン、プレイヤーアタックで勝ち…だったはず。黄金騎士の覚醒でマグナモンになって決めた以外の記憶がないので間違ってたらすみません(2回目)。多分違う気がする。そもそも最後の詰め方が大体同じだったから、詰め方が混同してる。もう知らん…

大会振り返り

結果4-1でベスト8でした。対策を練って調整していたクロスハートに勝つことが出来たのは嬉しかったです。今回の調整による成功体験はデジカのモチベをさらに上げる結果になりました。あっ、これ塾で学んだ内容だ!!ってなるので、しっかり調整したら勝てるんだなって自信につながりました。次回の大会では優勝を目指したいですね。
今大会のMVPは勿論マグナモンです!!

進化時にアクティブになる効果は守るためではなく、殴るためにありました。もちろん、防御面でもマグナモンでブロックすることで耐えた場面もありました。さすが守りの要!結果的に、攻めの場面で連続攻撃に絡むのがマグナモンなので、攻守ともに活躍してました。攻撃は最大の防御ってことです。
うん、やはりロイヤルナイツは強いのです。

調整時のお話

調整に関しては、本当に環境が良かったの一言に尽きます。自分は運よく今大会の優勝者である、なおDさんに誘っていただき、ゴリ塾の皆さんと交流を持ち、教えを乞うてきました。デジカを始めたときはパイルドラモンを使っていて、基本的なルール等から教えてもらっていました。実はデジカデビューからずっと、ゴリ塾の皆さんと遊んでおり、自分が参加したテイマーバトルは参加者がゴリ塾の方がほとんどなので、マジでゴリ塾以外の人との対戦経験はほぼ0でした。周りが強すぎて自分の実力分からず状態だったので、大会で勝てるとは思ってもいませんでした。note書いてて、そういえば僕は何期生なのだろうか?って思いました(今更)。
今回の大会に向けた調整は、ゴリ塾の塾長であるゴリさんが主な調整相手でした。ジエスデッキの回し方とかも教わりましたが、最終的にはずっと可能性を感じていたアーマー体で行くことに決めました。相手がDP10000以下ならマグナモンX抗体で完封出来るという極端な理論を否定せず、耳を傾けてくれて、マグナモンX抗体を出しやすいように、デッキの良いところを出せるように構築を考えてくれたことに感謝です。自分の超理論はゴリさんのジエスやクロスハートにボコボコにされ続けたことで覆えされました。とはいえ100%無理というわけではなかったと思います。実際、マグナモンX抗体が厄介なのは事実だし、その対処中にこちらが詰められれば勝てる可能性は充分にあったのかなと思います。ジエスに関しては進化元の効果やノワール覚醒で簡単に盤面を取られるのでファイアロケットお祈りでしたね。まぁ、ジエスはゴリ塾の人くらいだろうと割り切ってましたが、分布一番多かったというオチがついてくることになったのはまた別の話。また、事前に環境で結果を出しているデッキと対戦させてもらえたので、各対面のゲームの進め方や相手のデッキの動きに対してのイメージをある程度持ち、どう攻めるかとか相手が何をしてくるかある程度覚えることが出来たので、理解度が低い相手であればワンチャンあるなというところまでは行けました。もちろん、まだまだ理解は足りないのでこれからも要勉強です。
構築については、ジョグレス込みの02フル投入デッキからアーマー体に寄せる改良から始め、色んなアーマー体の構築を参考に自分が使う上で納得のいくデッキを組んでいました。その間にメモブ以外のパラレルを集め、レアリティを上げることにも着手。結果的に我流のアーマー体デッキとなっていました。しかし、使用していた構築では1手足りない、1メモリ足りないという場面が多く、決め手に欠ける状態でした。そんな中、ゴリさんに実際に回してもらい、改良案を考えて頂く機会がありました。結果、パイルドラモンやキメラモン等のジョグレス体や大輔&賢の使い勝手が現環境に合わないことが判明。判明した弱みを改良した案のデッキレシピを提供してくれました。
教えて頂いた構築をベースにオプションカードの微調整を行い、今回の構築に至ります。なので、実質ゴリさんの勝ちです。
ゴリさんから提供いただいたデッキレシピは以下になります

詳しくはゴリさんが解説してくれると思われますのでお楽しみに!
当初の構築では、大輔&賢を入れていました。しかし、大輔&賢はテイマーを置く余裕がないことと、得られるメモリーが基本的に1のため、大輔と組み合わせても4にしかならず、場面を1から立て直すのにメモリ5が最低でも必要なため不採用となりました。大輔&賢の枠をメモブに変えています。実際、今大会でメモブを使いサーチ、最後の詰めに必要なメモリを確保する等大活躍でしたので、メモブは必須だと思います。X抗体についてはブルーフレアの空&丈で詰まないようにお守りで入れてもらっていました。結果的に要らないという結論に至り、以前から可能性を感じていたアーマーテクスチャ!!を採用する流れになっています。X抗体抜いて良かったです。
最終的には以下のような構築になりました。

オプションカードしか変わってません。枚数調整とテクスチャ投入くらいです。では、デッキの個人的な使用感を感想程度に書き殴って終わりたいと思います。詳しい解説はお任せします。
まずは、アルマジモンとサブマリモンについて。アルマジモンが黄を含む2色カードサーチとなっています。実は黄色を含む該当カードが1/5となっているため、追加のサーチ要員として優秀でした。アルマジモンを入れることでサーチ要員自体が10枚とリソース確保できるカードが1/5であるため、デッキの安定感を高めてくれているなと感じました。アルマジモンは主に調整時に活躍してくれました。本番ではサーチ失敗や後ろで進化待機と目立った活躍がありませんでしたが、サーチ要員が豊富であるという余裕を持たせてくれたのは大きかったです。サブマリモンも調整時に活躍してくれました。本番では活躍の場がありませんでしたがDPマイナスや進化元を抜く効果を使用する場面が調整時にあったので、あると安心なカードだと思います。
オプションカードについては、黄金騎士の覚醒を2枚→3枚に変更しています。黄金騎士の覚醒→マグナモンにしてアタックという、疑似アーマーテクスチャとして使用する使い方も出来るため、2枚では足りないと感じ3枚に増やしました。4枚だと過剰なので2~3枚でよさそうです。筆者は3枚派というだけです。多分マグナモンX抗体にする目的であれば2枚でいいんだと思います。自分の使い方が変なだけかもしれないですけど、マグナモンは進化時にアクティブになるので、連続攻撃要員として使いたい。でも、セキュリティで高DP踏んでアーマーパージは理想ですけど、基本的に上手くいかないです。であれば、無理やり詰めるために黄金騎士の覚醒を使う選択肢は充分にあります。とは言え、最後の詰めに使う流れなので、守りを固める必要がある時は素直にマグナモンX抗体になりましょうねって話です。メモリに余裕があれば黄金騎士の覚醒→マグナモンでアタック→マグナモンX抗体で蓋みたいな動きも出来ます。あまりやらないけど…
今回のアーマー体は環境が速めなので盤面を維持しつつ、他よりも速く走り抜けることに注力した構成です。そのため、どうしても除去札が不足しがち。でも、除去が必要。そんな時はプラズマ・シュート。DP4000マイナスは絶妙な数値で意外と使い勝手がいいです。コストも4で撃てる、マグナモンX抗体時にも撃てるとなかなかありがたいカードでした。3→2枚になりましたが、これは枠がないから泣く泣く減らした程度の理由です。
アーマーテクスチャ!!は可能性の塊です。セキュリティ効果も次のターンに繋げられる効果だし、最後の詰めに貢献できるカードです。セキュリティアタック+1やアクティブにしてもう1回アタックは展開が速い相手に追いつくために必要です。
デジモンについては登場時のサーチ要員が10枚、それぞれがサーチ対象10体以上と意外とサーチに成功する確率だったりします。本番でも数回外したので高い確率だと思います。めくったカードや手札、場、トラッシュのカードを把握していれば手札に抱えたサーチ要員登場時効果を効果的に使用できると思います。ジョグレス体についてはジョグレス進化アタック、セキュリティ踏む消滅→盤面空になり敗北という場面が多かったので、アーマーパージで耐えるメリットを潰す結果となり不採用となってます。ジョグレス体を抜いたことでアルマジモン系を加えられ、安定感を増したんで使いやすさが改善されたなと感じてます。事故が減るだけで全然違います。

最後に

ゴリさんをはじめ、調整に付き合ってくれたゴリ塾の皆さん。対戦相手の皆さん。そして、相棒のブイモン。本当にありがとうございます!!
しっかり調整すれば勝てます。実績0の自分がベスト8となった結果がその
証拠です。まぁ、自分の場合は運も絡んでるけどね…。ただ、全体的に緊張せずにプレイできたのは調整のおかげで、それが結果につながっているのは違いないはずです。好きなデッキで勝てたのが何より嬉しかったです。
ドラゴンズロアが発売されるといよいよジョグレス軸の黒インペデッキかエグザモンデッキを握る予定のため、アーマー体は使い納めになりそうです。楽しかったよ、本当にありがとう…

そして、筆者のチラ裏に付き合ってくれた皆様、こんな駄文を読んでいただき、ありがとうございました。
最後にこれだけは言いたい。同じ構築でもパラレルにしたら事故が格段に減って安定したからパラレルにした方が勝てます。パラレルおすすめです。
はぁ…ドラゴンズロアのカードパラレルにしたら財布が爆発四散してしまう…サ、サヨナラ!!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?