家族の風景

スタエフで「家族の風景」を歌いながら、

私の育った実家では、これが家族って風景が無いんですよね（だいたい誰か居ないし）

と話してたんだけど、今、おそらくこの夏最後の、大きなスイカを切りながら、ふと思い出した。

どうも、ふとたまたまマガジンです🙋‍♀️

5人兄弟で、いる人だけ、バラバラに集まって来て、縁側に集まる。
新聞紙がガッサーーーーーと広げられていて、ザクザクと切り分けられたスイカが盛りだくさん。
みんなそれぞれ星座とかあぐらとかで、食べるの。

あぁ、あれは間違いなく私の「家族の風景」だ。

母方の祖母のおかげだなあと思った。
夏になると必ず毎年、関東や関西の親戚に熊本のスイカを送る。
“すいかのおばあちゃん“だった。
すいかありがとーと孫から電話がかかってきていた。
今は私の母がその役目をやっている。

実家は今、地震を期に福岡寄りに引っ越してしまったけど、阿蘇に住んでいた当時は大津の手前に、果物やさんがあった。
私の中では、”スイカ屋のおじちゃん“。
今でもお顔を思い出せるけど、よく焼けたまん丸のお顔で、スイカみたいだったし、本当に優しいおじちゃんだった。
おじちゃんのすいかは甘い。
ハズレがなかった。
私が高校生くらいの頃か、果物屋をやめてしまったよう。

おばあちゃん、毎年すいかを食べさせてくれて、ありがとう。
一般的とはかけ離れたあの実家の中で、おばあちゃんの部屋の縁側でみんなで新聞紙を囲んで食べた時間は、家族の風景でした。

思い出させてくれた音楽と、毎年おいしいスイカさんとスイカ農家の方々と、配送してくださるみなさまと、喜んで食べる子どもたちに感謝を。

すいかのおばあちゃんのバトンは、次は私だろうか😆

みなさんの家族の風景は、どんな風景ですか。
思い出したくないこともあるかもしれないけれど、ふわっと浮かぶ愛を感じる時間も、あるかもしれないです。
（どうかご無理なく🙏🏻💓）

stand.fm