言葉表現が不自由になっていく
ロック。
ロックンロールがテーマの仕事。
もちろん画像もあるが、
言葉でロックを表現しなければならない。
私は古い人間なので、
「ロックンロール」と聞くと、
ホコ天のロックンロール族か。
「シェキナベイベー」の内田裕也氏。
いや、モッくんの舅?。
この貧困な発想では商売にはならん。
で。
中指立ててのフ○ックユー。
これ、
今のご時世、
モザイク案件。
クライアントに伝える。
じゃあ、
ドクロマークで。
これも、
今はNG。
ギリギリ舌だし。
これも、
私とクライアントの年齢差が如実。
クライアントは、
ミック・ジャガー氏。
私は、
今や白粉代一回いくらかかるのKISS。
舌だしでわかるか…で落ち着く。
リーゼントに、
革ジャン革パンの彼氏。
きっとこの革にも、
動物愛護団体が、
合成皮革ならよし、とし。
環境団体が、
自然に還らない革は時代に合わない、とし。
ポニーテールに、
サーキュラースカート風の彼女。
いかにも女性が愛らしくの押し付けと、
ジェンダーの団体。
うちら、
広告書きは、
例えば視覚障がい者にも
~障害、障碍、障がい、言葉狩り、
音声という言葉でイメージしてもらう商売。
確かに、
当事者や、
所属団体において、
「心が引きちぎられる」
思いはわかる。
そしたら、
すべての言葉が使用禁止だ。
人間は、
生きてきた過程で得た言葉が使えなくなる。
ロックンロール。
は、
あくまでも例え。
ロックンロールウィドウ、
という百恵ちゃん晩期のヒット曲。
仮に歌詞が事実なら、
阿木燿子さんが、
宇崎竜童さんと今も夫婦で、
金婚式迎えた不思議。
このウィドウは、未亡人。
未亡人の同意語に、
寡夫つうのがあり、
貧乏くさいので使わないでくださいという、
未亡人さんがいる、現実に。
寡夫控除とか税制的にお得な点があり、
うちの母は、
よろこんで、
寡夫つくの使ってくださいと連呼する。
未亡人さんが怒ったのは、
片栗の花に埋もるる寡夫の家 神子
という俳句を私が詠んだから。
でも、
句会では好評で、
のちに、
未亡人さん本人も使った句作ってたけど。
さらにだね、
最近男の人も、
私は未亡人、と言う。
意味的は間違ってないんだけど。
一度も結婚したことない、
30歳そこそこの男子が、
やもめ、つうくらいの違和感。
地雷を踏む言葉はたくさんある。
でも、
それを許しあい諦めあい、
会話は成り立ってきたのでは。
憲法で表現の自由が約束されてる国で、
言葉表現が、
どんどん不自由になっている。
言葉ではなく、
もっとおおらかなイメージで、
読み書きができないものだろうか。
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