魔の螺旋 第1話

暗雲立ち込める魔王城。
その最奥部にて今まさに世界の命運をかけた大決戦に終止符が打たれようとしていた。

「これで勝ったと思うな勇者、人間共よ…我が敗れようとも我ら魔族は不滅…たとえこの身が滅びようとも貴様ら人類を必ずや根絶やしにし、世界を絶望の闇で覆い尽くしてやるぞ…精々それまで束の間の平和を楽しむがいい」

魔族の王は自らを打ち倒した者たちへ憎しみを込めて告げると、その体は灰となって形を失う。

「やったな!俺たちやったんだよ!あの憎き魔王を倒したんだ!」

「これで世界に平和が戻りましたわね」

本懐を果たした勇者たちは喜びを分かち合った後玉座の部屋を後にする。
彼らが魔王の元へ辿り着くのを防ごうと立ち塞がった配下たちの倒れる空間を長い時間をかけて通り過ぎて、勇者たちは城の外へと出ていった。
そして主を失い、音が一切存在しなくなった城内。
勇者に敗れた者たち。その中の一つの指が微かに動いた。

(まだ、終わらんぞ…俺たち魔族は、俺は、いつの日か必ず絶対にお前たちを根こそぎ殺してやる。味わった屈辱よりも大きな地獄をお前たちに味わせる)

勇者一行の活躍によって悪しき魔王が敗れ世界に平和な時が戻った。
それからしばらくの時が流れた。

雲一つない晴れやかな空の下、自然豊かな緑に囲まれた村があった。
その村に住む少年がいた。

「おばさん、ここに置いとけばいいかな?」

「ああ、悪いねえゾラ」

少年ゾラは果実がたんまりと詰まった木箱を家屋の中にある机の上に置いた。
妙齢の女性は彼に礼を伝えながら家の中に上がってくる。

「年取るといけないねえ、昔はこれくらい運ぶのなんて簡単だったのに」

「はは、そうなんだ」

「その顔、信じちゃいないね?」

「いやいや、そんなことないって信じてるよ」

「どうだかねえ。あんたは死んだ母さんに似て顔に出やすいタイプだからね」

「そう言われたら、そうかも」

ゾラは参ったとばかりに苦笑し、女性も彼の反応に呼応するかのように笑みを溢す。

「ありがとさん。ほら、何個か持ってきな。お礼だよ」

「こんなにいいの?ありがとう」

女性から袋に入った果実をいくつか受け取るゾラ。
彼は女性に別れを告げて、その場を離れる。
自宅へと向かう道を歩いていると通りがかった村の子ども数人に声をかけられる。

「ゾラ!それ一個くれよ!いいだろ!な?」

「私にもちょうだい。お願い」

「ん、いいよ。っと、はい」

ゾラは子どもたちの元に近付いて果実を数個手渡すと、子どもたちは心底嬉しそうににこやかに笑う。

「ありがとな!」

「ありがとう」

「どういたしまして。足りなかったら家に来な?まだたくさんあるから」

子どもたちと別れ、改めて自宅に帰る道を歩くゾラ。
すると

「ゾラー!」

また名前を呼ばれた。
袋から果実を取り出して食べていたゾラはその声のした方向に首を向ける。

「ネリス?」

声の主、ゾラの幼なじみの少女ネリスが小走りで近づいてくる。

「探したよ。もう」

「なんで?何かあったの?」

果実を齧りながらゾラは訊ねる。

「約束!してたでしょ?」

「約束?…あ、あー。うん、そうだね」

「忘れてたんだ」

「そんなことは…ないよ」

「どうだかねー」

疑うような目をした顔をゾラへと近づけるネリス。
ゾラは気まずそうに目線を反らす。

「まあ、いいわ。ちゃんと来てくれるんでしょ?」

「もちろん」

「よかった。ありがとう。じゃあ、もう行こうか」

村を出る前に二人はゾラの家に寄る。
ゾラだけが家の中に入るとまず果実の袋を机の上に置き、それから護身用の剣を鞘ごと手に取って留め具で背中に固定する。
準備を終えて家を出て行くゾラ。
無人となった室内には二つのベッドがあり、壁には美しい女性と幼い男の子の絵が納まった額縁が飾られている。

村の入り口に向かって歩く二人。
入り口の近くまで行くと村の警備役を務めるメラフと村長のシルバルが何やら話し込んでいた。

「メラフさん、シルバルさんも。こんにちは」

「こんにちは、何を話してたんですか?」

「メラフがな、警備の仕事に飽きたと言い出してな。喝を入れていたのだ」

「だってよう、昔みたいに村や街を襲う魔物なんてのはもう五十年は出てないんだぜ?今いるのは精々言葉の通じない魔物くらいのもんだし、そいつらだって大した強さじゃない」

「今はもう大丈夫、そういう一瞬の油断が取り返しのつかない事態を招くことがあるのだ」

メラフにシルバルがキッパリと言い放つ。

「以前魔王の配下たちの襲撃を受けたこの村を勇者様たちが守ってくれた。そのおかげで今我々がこうして生きていられる。勇者様たちの行いを無駄にしないためにもお前の仕事は重大なのだ」

「はいはい、わかったよ。ちゃんと今後も責任持って警備に励むよ」

メラフは若干面倒くさそうに言葉を返すとゾラとネリスに話しかける。

「それで、お前たちはどこに行こうとしてるんだ?またこの前みたいにハリンカまで買い物か?」

「今日はメザルの森までプリメル草を取りに行くんです。レミーが体調崩して熱を出しちゃったから」

「メザルの森か。近頃は落ち着いているとはいえあの森にも人に危害を加える魔物が生息していて安全とは言えんが」

「大丈夫、何度も行ったことある場所だし。もしもの時のための護衛にも来てもらうんで」

ネリスはゾラに目を向けて言う。
彼女の言葉に呼応してシルバルもゾラに視線を合わせる。

「うん…ゾラが一緒ならば確かに森の魔物程度は問題なかろう。だが二人とも、くれぐれも気をつけて行くのだぞ」

村を出てメザルの森に到着したゾラたち。
森に入って目的地を目指す。その道中は虫や動物と出会うことはあれど凶暴な魔物には一匹も遭遇することなく、幸いにも至って平和な道のりだ。

「シルバルさんはああ言ってたけどこの森って言う程危なくないよね?私一人だけだったら危ないとは思うけど」

「でも昔、それこそ魔王がいた時は凄かったみたいだよ。この森なんかは魔王の配下たちの邪気の影響で草木が枯れたり、普通は大人しいはずの魔物も凶暴化して暴れ回ってたりしてたって」

「それは私も聞いたことあるわね。その時は村にも強い人たちがいて、テラストリアの屋敷の兵士の人たちも村を魔物から守るためにわざわざ来てくれたって言ってたような気がする」

話をしながら何度か通ったことのある道を慣れた足取りで進むと、色とりどりの花が咲いている拓けた場所に出る。

「あったあった」

「必要な分だけ採らないと。あまり採りすぎちゃうと次何かあった時に困るから」

「わかってるわよ。言われなくたってそのくらい。えっと、これくらいあれば足りるかな?」

ネリスはプリメル草をいくつか取って持参した鞄の中に袋に入れてからしまい込む。

「お待たせ。もう終わったよ」

「じゃあ戻ろうか。あまりのんびりしてたらシルバルさんやメラフさんが心配しちゃうよ」

村へ戻ろうとゾラたちは来た道を引き返そうとする。
しかしその時遠くで怪しい紫色の光が光っているのが木々の隙間から見えた。
それに気付いたゾラとネリスは足を止めた。

「ねえ、ゾラ何あれ?」

「…わからない。今まであんなの見たことない。でも…」

ゾラもネリスも今自分たちが見ている光に覚えはない。
だがどうしてかゾラの足は自然と光の方に向き、そこを目指して進んでいった。

「ゾラ?」

突然光に向かって歩き出したゾラを不審に思いネリスは彼の後を追いかける。

「やめといた方がいいって。あの光ってるのなんかあまり良くない感じの色してるよ」

禍々しい印象の色と輝き方をする光。嫌な予感がしたネリスはゾラに引き返そうと言うが、彼の足は止まらない。

どうして足が止まらないのかゾラ自身にもわからなかった。まるで足が、体が、自分の意思と関係なく光に吸い寄せられるように動いていた。

「ゾラ!…もう!」

うんともすんとも言わない態度に頬を膨らませるネリス。
もうなるようになってしまえ、と一種の諦めにも似た感情が芽生えつつも自分一人だけ帰るわけにはいかず、渋々ゾラを追いかけた。

「何この景色、気味が悪い…ここだけ花も草も全部枯れてる…」

光の出所に着いてまず真っ先にネリスの注意を引いたのは枯れた草花や木。
森の中に入ってから唯一目にした不気味な光景にネリスは顔を歪める。
そしてゾラはというと地面に描かれた魔法陣を見つめていた。
光はその魔法陣から出ており、草花が枯れているのもそこを中心にして広がっているようだった。

「うわっ!」

「きゃ!」

魔法陣の光が一際大きく点滅したかと思いきや今度は目も眩むような強烈な輝きが辺りを包み込んだ。
ゾラもネリスも声を上げ、視界を庇うために両腕で目を守る。

「あぁ〜ちっ、ようやく封印が解けたか」

光が収まり、二人の視界に現れたのは人ではないもの。
頭に角を生やし、背に翼を宿し、光と同じ紫色の体色をしている怪物が魔法陣の消えた地面の上に立っていた。

「…魔族?」

「あん?」

実際に目にしたことはないが知識として知っている存在の名をゾラが言うと、その言葉に怪物ーバンビートが反応し彼とネリスを見た。

「てめえら、人間か…なんだって目が覚めていきなりこんな奴らの顔なんざ見なきゃいけないんだよ」

吐き捨てるように言うバンビート。
しかし次の瞬間、彼は口調とは一転して満面の笑みを浮かべる

「だがこれはかえってちょうどいい。俺を封印した勇者どもを始末する前に準備運動だ。自分たちの運の無さを呪うんだな」

「危ない!ネリス!」

言いながら右手にエネルギーを集め始めるバンビート。
その言葉と行動に危険を感じたゾラは咄嗟にネリスの前に移動して、剣を盾にするように構える。
バンビートの手より放たれるエネルギーの塊はゾラの剣に衝突し、剣ごとゾラとネリスを吹き飛ばす。

「うわああ!!」

「きゃあああああ!!」

木に叩きつけられるゾラとネリス。
その際にネリスは頭を木に強く打ち付け、意識を飛ばす。

「まだ封印の影響が残ってやがるのか?こんな程度の威力じゃねえぞ俺の攻撃は…」

攻撃を行った手を見つめながら憎々しげにバンビートは言う。
彼の手からは微かに青い光が生まれている。封印の力がまだ生きていて、バンビートは本来の実力を発揮できずにいた。
自らの力の弱まりに苛立ちを感じつつも彼は歩みを進める。
その進行方向の先には目を閉じて眠るネリス。

「やめろお!」

ネリスに近づけまいとゾラは剣を振り上げバンビートに斬りかかる。
バンビートは腕を出してゾラの剣を受け止める。

「くっ!この!!」

力を込めるゾラだが剣はバンビートの腕を切り落とすどころか肌に傷を入れることすらできない。

「人間の武器じゃこんなもんだろうな。そらっ!」

「ぐぅ、あっ!」

蹴りを腹に入れられてゾラはまた地面を転がる。
その拍子に手から剣が溢れ落ち、バンビートはそれを足で払ってゾラから遠ざける。

「そんなに先に死にたかったらいいぜ。お前から先にしてやるよ。それくらいのワガママは聞いてやる」

這いつくばり痛みに顔を歪めるゾラを楽しげに見下ろしながらバンビートは彼に近付いていく。
徐々に、確実に縮まる距離。
ゾラはなんとか立ち上がりながら睨みつけるようにバンビートを見て、そして気を失っているネリスを見た。

(なんとかしないと…このままじゃ俺だけじゃなくネリスがあいつに。守らないと、でもどうすれば…)

思考している間にもバンビートは迫って来ている。
焦燥や不安、恐怖と様々な感情をゾラは抱いていたが決してバンビートに背を向けて逃げ出そうとは考えなかった。

その時ゾラに変化が起きた。
両手が紫の光を帯びたかと思えば、その光は振るわれた両手から刃の形となって、真っ直ぐバンビート目がけて飛んでいく。

「何!?」

予期せぬ攻撃に驚きながらもバンビートは両手で光のエネルギーを受け止めた。

「ちぃ!!」

両手を振ってエネルギーを払いのける。
腕の痺れを感じるバンビートが見るとゾラの全身を紫色のエネルギーが奔流となって包み込んでいた。

(この力と体勢…!?)

獲物を狙う狩人のような表情が崩れ、目を見開いて驚くバンビート。

「まさか、バカな!?」

接近するのをやめてバンビートは背中の翼を使って空に飛び、空中からゾラの動向に注目する。
ゾラを包むエネルギーはより激しさを増し、特に両腕に集中している。
彼の付近では紫のエネルギーが電撃の如く駆け巡り、足元から浮かびあがった石と土がそれに触れた途端消滅する。

「はああああああ!!」

「間違いない。この技は、クソ!!」

バンビートは両手にエネルギーを集中させる。
その光景はバンビートにある記憶を思い出させた。
遠い昔、自分を上回る実力を見せつけたある魔族の姿を。

「何故人間があいつと同じ力を、何故だ!!」

封印の効果が持続している青い光を強引に打ち消して元の力を取り戻したバンビートは更にエネルギーを集める。
先に放った攻撃とは桁外れな大きな光が掌に形成されていく。

「消し飛べやああああ!!」

両者がほとんど同じタイミングで紫のエネルギーを相手へと発射する。
地上から空中へ、空中から地上へと放たれ衝突する二つのエネルギー。
そして地上から発射されたエネルギーが対抗するエネルギーとバンビートを飲み込み、空の彼方へと消えていった。


岩山に囲まれた山岳地帯。
その中の一つの山道を通るローブとフードで体を覆った人物はふと何かを感じて、足を止めてある一点を見た。

(今の力は…)

その人物は雲がまばらに散らばる空を無言で見つめる。
暫しその場に立ち止まった後、再び山道を進んでいった。

「ん…ぅ、う…」

ゾラが目を覚ますと温かく柔らかな感触がした。

「気付いたかゾラ」

「シルバルさん…?ここは…?」

「お前の家だ。メザルの森で倒れていたお前とネリスをメラフや村の他の者たちでここまで運んできた」

「ネリス…そうだ、ネリス!ネリスは!」

「大丈夫だ。頭を打って怪我はしていたが大した問題はない。彼女も先ほど目を覚ましたと聞いている。プリメル草もさっきメラフが代わりに届けた」

「そっか、よかった…」

ネリスの無事を知りゾラはほっと安堵する。
彼の気持ちが落ち着いたのを待ってからシルバルは質問を投げかけた。

「目覚めて間もなくですまないがゾラ…メザルの森で何があった?」

「プリメル草を取った後奥の方で光る変な光があったんです。それが気になって行ってみたら魔法陣があってその魔法陣から魔族が出てきて…襲われました」

「魔族、か…その魔族はどうなった?あの場にはお前とネリスの他には誰もいなかったが」

「倒した、と思います…俺が」

シルバルの問いかけにゾラは言葉を濁らせながらも答えた。

「そうか…やはりか」

「やはり、って。驚かないんですか?」

シルバルの落ち着いた様子にゾラは違和感を持った。
まるでシルバルはゾラが言うよりも前からわかっていたように思えたからだ。

「お前のことはお前の母さん、ラフィーナから聞いていたからな」

「母さんから?どういうことですか?」

「ゾラよ。今から私の話すことは非常に重大なことだ。お前にとってもこの村にとっても、そしてこの世界にとってもだ…もしこの話を聞けばお前はこれまでと同じままではいられなくなるかもしれない。それでも知りたいか?」

沈黙が訪れる。シルバルの顔と緊迫した空気から只事ではないと悟ったゾラは頭の中で考えをまとめた後、覚悟を決めて深く頷いた。
シルバルとゾラは移動し、机を挟んで向かい合うように椅子に座る。
移動の最中シルバルが扉に鍵をかけ、窓をカーテンで閉め切ったことからもこれから話す内容の重大性が伺えた。

「お前の母さんが病で亡くなる少し前のことだ。彼女は私の家を訪れ、もしも自分に何かあった時にはお前のことを頼むと私に言ってきた。そしてその時、お前の生まれの話もしてきた」

「俺の生まれ?」

「お前は自分と魔族の間に生まれた子だと」

「えっ…」

驚きのあまりゾラは目を見開き言葉に詰まる。
シルバルは彼の心情を察しながらも話を続けた。

「私も最初に聞いた時は何をふざけた冗談を言うのかと思った。しかし彼女の瞳や声には嘘をついている人間とは程遠い真剣さを感じた。おそらくは本当のことを言っているのだと思ってはいたが…」

「じゃあ、俺の父さんが魔族で俺にその力があるからあの魔族を倒せた、ってこと?」

「お前の母さん、ラフィーナの言葉を信じるのであれば…な」

予想を遥かにに上回る告白にゾラの思考は上手く追いつけなかった。
だがどこかでその内容を事実として受け入れてしまう部分もあった。
そうでもなければメザルの森で戦ったあの魔族を倒せたことに説明がつかない。

「母さんは、他に何て、何か言ってましたか?知ってるなら全部教えてください」

「もしも自分がいなくなった後お前がこのことを知ったら、その時はお前の選択を尊重してやって欲しいと。人間として生きる道か魔族として生きる道か、どちらかを選んだとしてもそれが本人の意思であるならばそうして欲しい。そう言っていたよ」

「人か、魔族か…」

そう呟いてゾラは視線を下に落とす。

「どうすればいいんだろ。なんだか今日だけで色々なことがあって上手く考えがまとまらないや」

「そうすぐに答えを出す必要もない。今後のお前の人生に大きく影響する選択だ。満足のいく答えが出るまで存分に考えるといい」

そう言ってシルバルは話は済んだとばかりに椅子から立ち上がって自分の家へと帰ろうとした。

「シルバルさん!シルバルさんは、どうしたらいいと思います?」

ゾラは恐る恐る訊ねた。
もしも自分が魔族として生きることを選んだと言ったら村長としてどうするのかと言う意味も込めての問いかけだった。
するとシルバルはゾラの方を振り返って言った。

「お前が決めることに私が口を挟む権利はない。どんな選択をしようともお前の意思によるものであるのならば私はそれを尊重するよ」

静かに笑顔を浮かべるシルバル。
彼は「おやすみ」と言い残して今度こそゾラの家を出ていく。
一人になったゾラ。
彼は壁に飾られている絵を見つめる。
幼い頃の自分と母ラフィーナが描かれた絵だ。

(母さん…俺は、どうすればいいのかな)

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