ニキータ
リュック・ベッソンの映画が好きです。
初期のニキータとか。
殺し屋の女の子が主人公で、ハリウッドでもリメイクされました。タイトルはアサシン。
アサシンの語源はハシシ。
そういうわけで今回はハシシの体験談🤠
ハシシ。
チョコとかポーレンとか他の名前は色々あるけれど、要は大麻樹脂を固めたモノ。
バッズにベトベトと付着しているトリコーム(樹脂)を集めて手でコネコネしていくと出来上がる。美味。
2000年代当時。
大学生で大阪に住んでいた僕は心斎橋のアメ村を歩いていた。古着屋でバイトしてる同じ大学の友人に暇だからと呼ばれていたのだ。
少し小さめの店が密集しているゴチャゴチャしたエリアにある古着屋へ入ると、店内に客は僕だけでカウンターに1人友人が座っていた。
店番の日らしい。ニコニコしている。
この友人はいつも草を持っていた。チルい。
理由を聞くと、田舎の地元で兄が農家なのだという。
しかも山を保有していて結構な量を卸しているらしい。
最近ハシシを試作したからと、タバコを1本取り出した。
中にはハシシが上手く刺さっている。
ハシシは粘度がある。細く固めればタバコの葉に入るらしい。
まあいいかと店でそのタバコに火をつける。
甘い。
樹脂の塊だけあって、キーフのあの甘い風味が近い。
そして効きが重い。甘さと重さが独特。
エフェクトはボディとヘッド両方に来る感じ。
2人でそのタバコを吸い終わる頃には完全に領域展開していた。
ズシリと来る効きで、気付いたらキマッていたのである。
THCのパンチ力が強い。
店を閉じ、鍵まで掛けていた友人は音楽に身を委ねて踊っている。音が見え声を読める気分なのだろう。
最初の方は結構動けたけれど、吸うたびに次第に身体が重くなる。椅子に座り身を沈める。
3時間くらいは店で遊んでいたら少しシラフが戻ってきた。
用事のあった僕はそろそろ帰ろうと友人に声をかける。
友人も店番の続きだとまた店の鍵を開ける。
完全にはまだ抜けていない足取りで古着屋を出た僕は、ヘッドフォンを耳にかけて地下鉄の駅へ向かう。
音楽に意識を持っていかれながら電車に乗りフラフラと家路に着く。
かろうじて平常を保ち内心はサーカスのように騒ぎながら家に着いた僕は、安堵と開放感で1人でパーティーを再開した。ニキータを観る。
おしまい。
ではまた次回。
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