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寒さの相対はありませんでした/水晶体に映る記憶vol.52

初めて迎える、関西の冬。

ニットと薄手のコートがあれば、
余裕で冬を越せるだろう、と思ってた。

それがどうだろう、
まだ冬の序盤、11月なのに……

私の首元にはマフラーが巻かれている。
そうでもしないと、首から熱があっという間に逃げていくのだ。

ずっと東北の寒さに耐えてきたから
西の街ではもっと楽に冬を越せるだろう…と
思っていたのだが…??


さよなら私の南国ライフ…。
幻想は打ち砕かれた😢😢



そういえば、冬の沖縄にいったことがあった。
あの時も南国ライフを想像して
薄手のコートを羽織っていった記憶がある。

しかしそれもなめた発想だった。
沖縄の冬は、極寒なのだ…。

気温自体はそこまでは寒くないのに、海に囲まれて風が強いから、体感温度が低く感じられるらしい。

そんな教訓を得た沖縄旅、
そして今回初の関西の冬、

どこにいても冬は、
(種類は違えど)等しく寒い季節なんだなと思う。そして比べられない。

もちろん、地元の冬は2mの雪壁に囲まれるし、雪掃きしなきゃだし、手足痛くなるし、ワンシーズン5回は転ぶしとんでもない極寒地帯ではあるが、
なんとか生き延びようと工夫して適応している自分がいる。

関西は、雪掃きも転ぶ心配もないが、手足が痛くなる手前の、寒い、を感じる気温で攻めてくる感じ。

沖縄は沖縄で風がつえーのだ。

そう考えると
それぞれの土地で、それぞれの寒さがあって、どこが1番、とか言えない気がしてきた。


寒い、という軸でも
こんなに種類があるのだから

(ちょっと飛躍するけど)
例えば人のしんどさとか辛さも
比べられないし、誰が1番とか、
そういうものじゃないのだなと思う。

自分が感じていること、感覚しか
真実である時が
多分これからもたくさんあるんだろうな。

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