[各競馬場コース別傾向]第6回 小倉芝2,000m

毎週金曜日に配信しています『各競馬場のコース傾向』。今回は8/13(日)に行われる小倉記念の舞台でもある『小倉芝2,000m』の傾向について紹介します。
 ※本コーナーの概要はこちらを参照


小倉芝2,000m傾向

 データの集計期間、サンプル数は以下の通りになります。

[データ集計期間] 2018年1回~2023年2回

[サンプル数] 全 220レース
北西寄り2m/s以上の風 74レース
東南東寄り2m/s以上の風 62レース
 
※風のサンプルについての概要はこちらを参照


①ペース傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 『全体』で見ると、[Sペース]が40%程度[Mペース]が50%程度で、[Hペース]が10%程度となっており、基本的には平均から緩めのペースになりやすい傾向です。

 風向き別で見ると、『北西』寄りの風では[Mペース]の割合が多少高くなっているのが特徴と言えますが、それほど大差はありません。また、『東南東』の風でも『全体』とほとんど傾向は変わらないことからも、風向きに対しての依存性は低いと言えるでしょう。


②4角位置取り別傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 『全体』の『勝利数』の観点で見ると、[先頭]が20%強[先団]が50%弱の割合となっており、これらを合わせると約70%弱の割合を占めることになります。[中団前]が25%程度で、[中団後]は5%程度[後方]は2%程度となっており、前で運べる馬が優勢な傾向と言えます。

 『全体』の『連対数』『3着内数』では[先頭]の割合が少し低く、[中団前][中団後]の割合が若干高くはなっているものの、それほど大差はないと言えるでしょう。

 また、風向き別(『北西』・『東南東』)で見ても多少のバラつきはあるもの、基本的には風による傾向の違いは見受けられないと言えるでしょう。


③馬番別傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 まず、『全体』のグラフを見てみると、[1~12番]までの成績がやや良い傾向で、[13~18番]が若干悪い成績となっており、『内~中枠優勢/外枠劣勢』という傾向と言えるでしょう。

 風向き別に見ると、『北西』寄りでは[4番]『東南東』寄りでは[9番]の成績が突出して良い点が目につくものの、やや非連続性なグラフとなっていて傾向を掴むのが難しいと言えます。


【結論】

 小倉芝2,000mのコース傾向は以下の通り。

●平均~緩めのペースになりやすい傾向。

●前目で運べる馬が有利な傾向。

●『内~中枠優勢/外枠劣勢』の傾向。風向き別にみると、『北西』寄りでは[4番]、『東南東』では[9番]の成績が突出して良い傾向。

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