[各競馬場コース別傾向]第51回 小倉ダート1,700m

 毎週金曜日に配信しています『各競馬場のコース傾向』。今回は7/7(日)に行われるプロキオンSの舞台でもある『小倉ダート1,700m』の傾向について紹介します。
 ※本コーナーの概要はこちらを参照


小倉ダート1,700m傾向

 データの集計期間、サンプル数は以下の通りになります。

[データ集計期間] 2018年1回~2024年2回

[サンプル数] 全 442レース
北西寄り2m/s以上の風 133レース
東南東寄り2m/s以上の風 110レース
 
※風のサンプルについての概要はこちらを参照


①ペース傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 『全体』で見ると、[Sペース]が10%程度[Mペース]が60%弱で、[Hペース]が30%程度となっており、基本的には前半は平均~速めのペースの傾向になります。

 風向き別で見ると、全体の傾向と殆ど変わりないことから、風によるペースに及ぼす影響は小さいと考えて良いでしょう。


②4角位置取り別傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 『全体』『勝利数』の観点で見ると、[先頭]が30%程度[先団]が50%弱の割合となっており、これらを合わせると80%近くの割合を占めることになります。[中団前]が20%弱で、[中団後]は3%程度[後方]は1%程度となっており、前で運べる馬がかなり優勢な傾向と言えます。『連対数』『3着内数』でも同じような傾向と言えるでしょう。

 風向き別に見ると、全体の傾向の殆ど変化はなく、①ペース傾向と同様で風による影響は小さいと言っても問題ありません。


③馬番別傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 まず、『全体』のグラフを見てみると、[1~13番]が殆ど同じような成績で、[14~16番]の成績がやや悪い傾向となっており、『外枠が若干劣勢』と言えるのではないでしょうか。

 風向き別に見ると、凸凹が目立つグラフとなっており、傾向を掴むのが難しいと言えます。


【結論】

 小倉ダート1,700mのコース傾向は、以下の通り。

●前半のペースは平均~速めになりやすい。

●前目で運べる馬が断然有利な傾向。

●『外枠が若干劣勢』の傾向。

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