[各競馬場コース別傾向]第53回 小倉ダート1,000m

 毎週金曜日に配信しています『各競馬場のコース傾向』。今回は『小倉ダート1,000m』の傾向について紹介します。
 ※本コーナーの概要はこちらを参照


小倉ダート1,000m傾向

 データの集計期間、サンプル数は以下の通りになります。

[データ集計期間] 2018年1回~2024年2回

[サンプル数] 全 200レース
北西寄り2m/s以上の風 50レース
東南東寄り2m/s以上の風 61レース
 
※風のサンプルについての概要はこちらを参照


①ペース傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 『全体』で見ると、[Hペース]が60%程度[Mペース]が40%程度となっており、[Sペース]に関しては皆無前半は平均~速めのペースの傾向になります。

 風向き別で見ると、『北西』寄りではペースが緩めになっているのに対して、『東南東』寄りではペースが速めになる傾向になっていることがわかります。


②4角位置取り別傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 『全体』『勝利数』の観点で見ると、[先頭]が45%程度[先団]が40%程度の割合となっており、これらを合わせると90%近くの割合を占めることになります。[中団前]が10%程度で、[中団後]は2%程度[後方]は1%未満となっており、前で運べる馬が断然優勢な傾向と言えます。『連対数』『3着内数』でも同じような傾向と言えるでしょう。

 風向き別に見ると、全体の傾向とあまり変わりはなく、風による影響は小さいと言っても問題ありません。


③馬番別傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 まず、『全体』のグラフを見てみると、若干外寄りの馬番の成績が悪いようにも見受けられますが、一番外の馬番にあたる[14番]が一番良い成績であることを考慮すると、『フラット』な傾向であると言えるのではないでしょうか。

 風向き別に見ると、特定の馬番において突出した成績となっている面は見受けられるものの、連続性の観点で言うと傾向を掴みとるのは難しいと言えるでしょう。


【結論】

 小倉ダート1,000mのコース傾向は、以下の通り。

●前半のペースは平均~速めになりやすい。風向き別では、『北西』寄りではペースが緩み、『東南東』寄りではペースが速くなる傾向。

●前目で運べる馬が断然有利な傾向。

●馬番別成績は『フラット』な傾向。

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