コスメコンシェルジュが教えるヘアカラーの市販と美容室での価格の違いと内容について
皆さんは一度でも髪を染めたことがありますか?中にはなぜ市販はあんなに安いのに美容室でのカラーは高いの?と思ったことはありませんか?今回はそんな疑問に答えていきたいと思います。
市販が安い理由
市販が安い理由は技術料が加わっていないのと、薬剤の違いがあります。市販と美容室のヘアカラーをどちらもしたことがあるという人なら分かるかも知れませんが施術後の匂いが違うなと思ったことはありませんか?実はそこもポイントです。市販はエタノール系の薬剤を使用し、美容室ではアンモニア系の薬剤を使用しています。匂いがないならエタノール系で良いじゃんと思われるかも知れませんが、エタノール系は薬剤が強く、誰にでも染めやすいように調整されています。また市販の場合、染めた後も毛髪内に薬剤が残りダメージを与え続けてしまうのでヘアケアが特に重要で退色しやすい場合はここに関係しています。ムラが出来るのはその人の塗り方に直接関係してくるので薬剤とは関係ありません。また思った通りの色に近付けるのは中々難しいです。それは美容室ではカラーチャートを用いて判断しますが、市販の場合、現在の髪色と髪の状態を判断せずパッケージのみを見てこの色にしようと思い、染めているので思うような色にならないということが起きてしまいます。例えば髪色が赤系で青色にしたいと思い、カラーをすると紫色になっていまいます。現在の色を判断し、カラーをしないと思うような色になりません。
※このような感じで髪色も変化してしまいます。
美容室でのヘアカラーが高い理由について
美容室では、まずカラーする前に髪色とダメージ具合を判断し、毛髪内に色が入りやすいか入りにくいか調べます。続いてカラーをする前に前処理を行います。これは例えると畑を耕す作業で野菜も良い状態の畑でないと良い野菜は育たず収穫できません。それと同じで毛髪の状態を良い状態に持っていかないとダメージ具合によっては満足する髪色へと持っていけません。この処理を行い、実際にカラーをする際にはカラーチャートも用いてカラーをしていきます。
※美容室ではこのようなカラーチャートを使用します
カラー剤を塗布した後は、中間剤と呼ばれるものを使用し、毛髪にカラー剤が入りやすいように促します。最後に後処理と呼ばれるものを使用し、毛髪内に蓄積している薬剤を除去しこれ以上ダメージが進行しないように処方します。これを行わないとダメージが進行し、場合によっては退色が早まったり、想像以上に明るくなってしまうケースなどあります。
最後に
美容室ではカラー剤以外にも毛髪のダメージを最小限に抑える為に様々な薬剤が使用されています。そこに毛髪の状態を見る技術者の技量が加わることで金額が上がります。もしお金に余裕があるのであれば美容室でのカラーをお勧めしますが、余裕がなければ市販の場合は特に工程がない分、しっかりとしたヘアケアを心掛けることが大切です。
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