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親の苦手を見つけたりする

母の記憶力の低下をしょっちゅう感じています。
整理、整頓が下手で、モノがあふれる家の中。
記憶力が弱ると
毎日少しずつ取りくむ、などという
あたらしい習慣を身につけることもできません。

この数年間で気づいたのですが
どうも母は、想像が苦手なのかもしれません。

部屋の片づけをするにも
レイアウトをこのように変えたら
使いやすくなるよ、
と説明しても通じません。

庭木が多すぎるから
ツゲの木を切って抜根したら
草引きがラクになるし
半年ごとに草花を植えておけば
楽しめるし刈込の費用もかからない
と説明しても受け付けません。

母は我のつよい人だと思っていましたが
目の前にないことを想像する力がよわくて
他の者が提案しても共感できないのだ
と考えれば合点がいきます。
これは仮説ですが。

親の認知能力が低下し
物事の判断力も低下しているのを見ると
ボケたんじゃないのかと不安になります。
ですが、これまで親の得手不得手について
考えたことがありませんでした。

押し出しの強い母が、年老いて弱って
不得手な面がようやく表に出てきただけで
それはボケとは違うのではないでしょうか。

あるいは、わたしが歳を取ったせいでしょうか。

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