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日本縦断歩き旅《青森➡秋田編》 2日目 『謎の巨壁』外ヶ浜町蟹田⇒👟今別町

この日は、謎の巨壁と出会うことになる。


夜明けに起きるものの、筋肉痛で身体が固まり起きれない。

7時ごろ起きて、コーヒーとビスケットをかじる。


荷物を少し詰めなおし、リュックの肩の紐をきつくして、

グラグラ揺れにくくする。

すこし楽になった。


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陸奥湾を右手に歩き続ける。

湾の向こう側を歩く日が来るのだろうか?

今回はまず日本縦断だが、できる事なら日本一周したい。

向こう側を歩くときは5年後になるかもしれない。

いや時間がとれなければお爺ちゃんになって数十年後かもしれない。


今は、日本縦断すら予定も予算も余裕がない。


今は旅も人生も曇り空だけど、

必ず晴れる時が来る。

その時の為に、この気持ちを忘れないようにしようと思った。

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午前中の道は北海道の時より交通量が少なく、静かで歩きやすかった

大きく開けた道に広い駐車場が広がり

道の駅 たいらだて に着く。

土曜日だからか、人手が足りないのか。

食事に順番待ちが並び。

6組待つ事になり、順番待ちで”密”になってもアレなので、

外に出て待つ。

7月だったが風が強く寒かった。

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おすすめらしきヒラメ漬け丼を食べる。

もっと食べたかったが、温かい味噌汁が染みた!

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午後は晴れて、気持ちのいい景色が並ぶ。

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昨日は足首が日焼けして、痛くなっていたので、日焼け止めを塗りなおす。

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海峡に近づくと道がだんだん狭くなり、沿岸沿いの曲がりくねった道が始まる。

そんな中、謎の巨大な建物が現れて驚く。

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近づくまで「なんだろう」とずっと不思議でいたが、

近づいて下まで来ても解らなかった。

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後で調べたら。

通称『津軽の塔』津軽コンクリートタワー

日本一巨大なコンクリート無線中継所跡で高さ89m幅21mあるらしい。

1978年北海道と本州を結ぶ通信拠点として完成。
2001年同区間の通信手段の光ファイバー化により運用停止。
塩害と周辺景観に考慮し、コンクリート製とされたそうです。
現在、アンテナは撤去され塔部分だけが残されています。

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津軽海峡が近づいて、海の色が変わったような気がする。


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海岸沿いは歩道もないところがあり、

茂みのすぐ横を歩くことも多かった。

蛇の死骸も一匹だが見かけた。

足首が露出してるため、茂みのそばは注意して歩いた。

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津軽三十三観音 岩屋観音

道沿いに朱色がきれいな鳥居が見えてお参りする。

入口はわかりづらいが、海沿いの景色がいいところだった。

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この旅、初めてのトンネルだ。

北海道ではトンネルばかりだったが、本州では少なくなりそうだ。

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漁港が並び始める。

日差しが強く、日影がありがたく感じた。

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17時ごろ高野崎キャンプ場に着く。

風が強い噂だったが、着いた時は風が穏やかだった。


すぐ近くの食事処は休業していたが、

もう一軒のラーメン屋は営業していた。

ホタテラーメンとビールを注文する。

おつまみとサービスのアイスコーヒーをくれた。


お店の人は気が良く、色々話を聞かせてくれた。

ここら辺の人はみんな高齢なのもあって、ワクチンは打ってる事。(21年7月)

この先、蛇よりも猿が出る事など教えて貰う。


ぶらりと寄ったらしき婦人が、歩き旅をしている事を話すと呆れているようだった。

ここら辺は、風が強く眠りにくく、熊、猿、蛇が出ると話していた。

お店の人は、そんなに出ないよ、と制していた。


観光業と住民の差を感じた。


コロナ下で観光業の人は来てほしいかもしれないが、

観光業以外の人は、まだ来ないでほしいのかもしれない。


そんな空気を感じた場面だった。


食事をすませたら、長居せずに店を出た。

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店を出て、お店で教えて貰った風が弱い場所にテントを張り。

岬を散策する。

灯台がきれいで、景色が楽しめるキャンプ場だ。

日によって風が強くなるので、テント泊はおすすめではないようだ。

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二日着ている服を洗って干すが、夕方なので乾かなかった。

20時には眠りに入る。


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噂通り風が強いのかテントを揺らす。

夜中に腹が減って目が覚め、ウィダーインゼリーを食べる。


テントを出ると星空が美しかった。


しかし、仕事で目を悪くして、

乱視気味の目には、綺麗な星空がくっきり見えなかった…。



2日目終了 歩いた距離 25キロ

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