3月15日

◆シン・エヴァンゲリオン
『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』という映画を観たくて、
ずっとタイミングを見計らっていた。
時間が経ちすぎてしまうと、
観る人も減るが、上映スクリーンも小さくなってしまう。
混んでいるのは嫌だけど、
映画館で観るのだから、大きなスクリーンで観たい。
つまり、大きめなスクリーンが、ゆったりと空いていてるときを狙いたい。

いくつかの映画館の空席状況を照会した。
1週間のあいだ、いろいろと眺めた結果、
大きい映画館ほど混雑していることがわかった。
そして、スクリーン数はそれほど多くないが、
大きめなスクリーンを持っていて、
それほど人が集まらないという映画館を絞りこんだ。
この映画館だったら、何番が大きめなお部屋なのかも確認した。

出かけてもいい日に
お目当てスクリーンが空いていたら、観にいこうと心に決めた。

きょうはゴミを捨てるご用事があった。
どうせ外へゆくのなら、エヴァが観たい。
そう考えたわたしは、昨夜、空席状況を確認した。
席が埋まっていない列が何列かある。
売れている列も、真ん中と通路側にぽつんぽつんと点在する程度だ。
なかなかに空いている。
…これは行けるのでは??(喜)

きょう、朝ごはんを食べおわった時点で
もう一度空席状況を確認した。
昨夜と変わったようには見えぬ。
いよっし、いまだ。
お目当てのお席を確保して、お出かけすることにした。

お席は確保したものの、
お出かけ前にくずぐずしていたら、
出発時間が想定より遅くなってしまった。
すこし焦った。
車で出ようとしたら、ゴミ収集車が現れる直前だった。
あやうくお仕事のお邪魔になってしまうところだった。
すこし焦った。
そのうえ、3月といえば年度末、道路工事が多い。
片側交互通行によってほんのり渋滞気味だった。
すこし焦った。

焦ったりもしたけれど、
開演15分前には映画館に到着することができた。
映画館に着いたら、すぐにチケットの発券をした。

まだ開演まで時間がある。
グッズでも見ようかな、と売り場に行った。
しかし、エヴァンゲリオンなグッズはひとつもなかった。
ひとつも。
パンフレットさえもなくなっていた。
すべて狩り尽くされたようだ。
愛されているのだなー。

グッズが無いなら、特に見るところもない。
入場するか。
劇場入口に向かって、係員さんにチケットを見せた。
ら、入口係のおねえさんから想定外の言葉が出てきた。
「入場特典があります」

なんと!まだ特典が残っていたのか!
入場特典の存在は知っていた。
公開時から先着で配布される特典なんて、
時間が経ってしまったからもう貰えないと思っていた。
諦めていた。
諦めていた、のに、くださるの!
やさしい!
やったー!ありがとうございます。

ということで、
特典もいただき、ほくほくした心持ちで
『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』を観て参りました。

おもちろかった。
また観たい。

作中に立体で欲しくなる、かわゆきひとがおった。
作りたい。
資料が欲しい。

◆アルミ玉
手芸屋さんにサンプルの羊毛フェルト作品が置いてあることがある。
サンプル作品のほとんどが刺し足りていなくて、ふわふわしている。
こういう作例を見かけると、もやもやする。
もっと刺せば、もっと丈夫に、すてきにつくれるのにな。

もやもやしながらおもった。
羊毛フェルトの作業って、
アルミホイルでツルピカな玉をつくる作業と似ていると。

くしゃっと丸めただけのアルミホイルは
圧がかかったら変形してしまう。
でも、ツルツルでカチカチなアルミ玉にしてしまえば、
多少の圧では変形しない。
そして、ツルツルカチカチなアルミ玉にするためには
かなりたくさんの時間がかかる。らしい。
たくさん時間がかかるというのも羊毛とおんなじだ。

だからどうした、なのだが。

アルミ玉というのは、
固く羊毛を仕上げるのに良きイメージだなって思った。

アルミ玉を目指そう、これからのわたしの羊毛は。