ゲーム感想note ff10編

プレイ時間は40時間くらい。


・戦闘

7人のパーティキャラを状況に応じて入れ替えながら戦うシステム。ffシリーズの戦闘ってコマンド入力してる間も時間が流れてるイメージがあったけど、10はそれがなくてゆっくり選べたのが嬉しかった。
雑魚は敵によって倒し方がある程度決まっているので出てきた敵に対応してキャラを出して戦うのが楽しかった。
リュックが登場してからは、こいつがアイテムで大体のことが1人でできる上にめちゃくちゃ足が速いので最後までずーっと一軍で使ってた。というか最終盤はティーダユウナリュック以外のキャラほぼ使ってない。このゲームこのパーティ以外になり得なくないか?

・キャラクター

シンを倒し世界を救う使命を持った召喚士ユウナと、それを守るガード6人のパーティ。

ティーダ:周りに流されず自分が正しいと思った方に突き進んでいく所謂ジャンプ系主人公っぽい感じ。
最初はアーロン以外の全員にとって赤の他人だったわけだけど、そういった人を惹きつける性格から頼られ信頼されていく感じが良かった。
終盤で自分が1000年前に亡びたザナルカンドの「夢の世界の住人」であることが発覚するのだけど、初めは戸惑いながらも旅の中で受け止めていって、ラストに向かっていく姿はかっこよかった。熱くなりすぎるところもあったけど総じてかなり好きなキャラだったな

ユウナ:シンを倒して世界を救うという使命を持って旅をする召喚士。かわいい
ムービーシーンでの表情とか服装とか、大人びた雰囲気を持っていながら、年相応のおちゃめな一面も随所に見せてくるのでとりあえずすぐ好きになる。
最初から最後までとんでもなく大きなものを、しかも複数背負わされてて本当に可哀想なんだけど、それでも押しつぶされずに自分を貫き通していてめちゃくちゃ強いと思った。だからこそシーモアとのキスシーンは本当に許せないし、ティーダとのシーンはめちゃくちゃ嬉しかったりする。こういう人は絶対に報われなきゃいけない…
なんだかんだヴァルファーレの見た目が一番好きだったな。皆さんはどうですか?

ワッカ:とにかくエボンへの信仰心が強いので、そのエボンと対立していくストーリーの渦中では上手く呑み込めず戸惑ったり、空気の読めない発言をしてしまったりもする。
そこが吹っ切れてからのワッカは頼りになる兄貴分という感じで、特にユウナレスカ戦での言葉はめちゃくちゃかっこいい。よく分からないソフトクリームみたいな髪型もだんだんかっこよく見えてくる。

ルールー:個人的にはこのパーティにおけるものすごく重要な役割を担っていたキャラだと思う
パーティのクッション材的な立ち位置で、飛ばされてきてなにがなんだかわからないティーダに色々説明をしてくれたり、様々な場面で助言をくれる。ルールーがいなかったら起きていた衝突や喧嘩は沢山あったと思う。プレイヤーにとってもティーダにとっても、ルールーの存在はすごく大きかったと思う。

キマリ:見た目も中身も凄くかっこよくていいキャラなのに、戦闘での使い方がよくわからなくて全然使えなかった。ごめんよキマリ
ユウナをすごく大事に思っているし、ユウナからもすごく信頼されてるのがよくわかる。ティーダとの信頼関係も描かれて深まっていくし本当に漢なんだけど、パーティでの役割が「ユウナを温存するためのフィールドでの回復役」だった。次やることがあればメインで使ってあげたい
とらきちさんとともさんのふたりに「キマリは強くならない」と言われてしまって、じゃあ無理なんだろうなと思ってしまった。

アーロン:めっちゃ人気キャラらしいんだけど、そりゃそうだろうなと思った。
序盤はなんだコイツはと思うんだけど、パーティ加入後はずっとカッコイイ。死にながらにして幼少のティーダを支え、ジェクトの思いを引き継いで完遂し、世界を救ったあとは「もう、お前たちの時代だ」と言い残し未練なく異界へ去る。時間はかかってしまったけれど、自分のやるべき事を全てやっていなくなるってマジですごすぎませんか。見た目も性格も立ち回りもカッコイイ。なんなんだ。
足が遅すぎて後半はパーティに入れられませんでした。無念

リュック:とにかく元気が出るキャラ。リュック1人加入するだけで雰囲気がガラッと変わった感覚がある。
アルベド族はアルベド族で(ちょっと強引なやり方ではあったが)召喚士を守ろうとしていて、敵味方の構図がガラッと変わった時にリュックがいなかったら結構すごい状況になってた気がする。
快活で楽しいキャラクターだし、戦闘面でも強くてよく使っていたからかなり思い入れのあるキャラクターになった。ストーリー中に描かれてない場面でもパーティの雰囲気を明るくしてたんだろうなと思う。

音楽

とにかく「ザナルカンドにて」が好き。シナリオがかなり切ない内容なので雰囲気にピッタリだし、あれ聴くだけで色んなシーンが脳内で再生される。こういうもの悲しい感じのBGMが好きになったこと今まであんまなかったかもな。
シーモア最終異体戦とかジェクト戦も、こっちはストレートにかっこよくて好きだった。どのゲームでもそうだけど、大ボス戦のBGMは流れる機会が少なくてもったいない。そこで流れるからこその特別感でもある訳なんだけど。

ムービー

このゲームの感想を書く上では外せない部分だと思う。20年前以上のゲームなんだけどとにかく綺麗ですごい。当時PS2でプレイしてた人とか凄すぎて泡吹きながらプレイしてたと思う。
髪の毛の感じとか肌の感じとか、自然の背景の感じとかどれをとっても凄い。当時の技術をめちゃくちゃ詰め込んで作ったんだろうなぁと思う。ここから今に至るまで進化し続けてるのも凄いし、ゲームを作ってる人には本当に頭が上がらないな。

シナリオ

序盤はあまりにも分からないことが多すぎて、何も解明されぬままストーリーが進んでいくからかなり置いていかれている感覚だった。
そこから中盤以降、それまで分からなかったことが一つ一つ明かされていって最終局面に向かっていくのが熱くて、どんどん乗せられていった。
マップも基本的には一本道で探索の自由度とかは低いんだけど、それが「召喚士のユウナが寺院を巡りながらゴールであるザナルカンドに向かっていく」っていうシナリオとめちゃくちゃ合ってて良かった。意図的に作られたシナリオだと思うし、かなり感心させられた部分だったな。
エンディングが自分は本当に好きで、ティーダ消えるんだろうなっていうのはずっとわかっていたのに抱きしめにい行こうとするユウナがティーダの体をすり抜けてしまうところが悲しすぎて普通に泣いてしまった。深夜だったけどめちゃくちゃでかい声で「うわぁあー!!!」って言ってた。ユウナの立場とティーダの立場が逆転するシナリオ普通にスゴすぎる。名作だということは知ってたけどそりゃそうだわと思った。
そこからのユウナの演説シーンが一番好き。まず指笛から始まるのがずるいし、最後ユウナが何を思いながら演説していたのかとかを思うともうひたすらに心を揺さぶられるしか無かった。
こういう完全なハッピーエンドではない、どこかにしこりが残る感じの終わり方は結構好きで、ff10というゲームを締めくくるのにこれ以上ない終わり方だったと思う。あまりにも完成されすぎている。

まとめ

相当面白かったしやって良かったと思った。親があんまりやってなかったからffシリーズは通ってなかったんだけど、Switchで結構できるし他作品もやってみるかもしれない。昔のゲームのリマスターが最新のゲーム機で出来るっていい時代だなぁ。
ブリッツとか魔物の闘技場とかシナリオ外の召喚獣とかマジで触らずにシナリオを終えたのでそこやってもいいかもしれないな。


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