素敵な画家さんと飲み友達になった話
これは、前回の翌日の話。
朝の仕事を済ませて
お土産や翌日まで使わないものは
荷物にまとめてホテルから送ったので
身軽にチェックアウト♪
住吉神社、初めて行ったけど
とても気持ちのいい空間!
写真撮ってませんが、
いろんな神様がおられるんですね。
手を合わせるところがたくさんありすぎて
次に行くときはもう少し
お賽銭の準備していこうと思いました。
神社を出たあとは5分ぐらい歩いて、
住吉酒販博多本店へ。
(「酒に笑う人生」って
キャッチフレーズ素敵すぎる)
実は、前の日に行ったお店で
店長さんと日本酒トークをしていた時
「うちのお酒も全部、
住吉酒販さんからの仕入れです。
セレクトはお任せで、
定期的に持ってきてくれるので
知らない日本酒に出逢えて楽しいっすよ。
お土産選びにもオススメです!」
と教えてもらったのだ。
お店のメニューでも見たけど
住吉酒販さんの日本酒は
4種類に分けて並べられていた。
(モダンライト・モダンリッチ・
クラシックライト・クラッシックリッチ)
(だから前日のお店でも、
全部のカテゴリーから1杯ずつ
4杯も飲んじゃった♪商売上手!)
めちゃくちゃ良いラインナップで
1本でも買って帰りたかったけど
これから博多駅まで15〜20分歩くのと
博多駅にも住吉酒販があると調べていたので
ひとまず何も買わずにお店を出た。
そして、博多駅へ。
新幹線の時間まで2時間ほどあるので
広ーい駅構内をぶらぶら探索。
駅ビルの9階ぐらいに
自販機とテーブルセットが並んだ
休憩スペースみたいなところがあって
制服姿の中学生がお弁当を食べていたり
おじいちゃんがコーヒーを飲んでいたりした。
広い窓に面したカウンター席に座ると
線路を走る新幹線が見えて
ここめちゃくちゃいいなー。
人混みに疲れたら来ようって思った。
最後に何か少し食べようかなと
飲食店を見て回ったけど
そんなにお腹が空いてなかったので
もつ煮込みや鶏皮串をはじめ
500円以下のおつまみが並んでて
ちょい呑みできそうなお店をチョイス。
L字カウンターの真ん中の角に案内され
その時点ではお客さんもまばらだった。
12時が近づくにつれ
お客さんが少しずつ増えてきて
角をはさんだ左隣に女性が座った。
その方も出張帰りっぽく
お土産の袋とか
たくさんの荷物があるようだったので
店員さんに出してもらった荷物カゴを
「よかったら」と譲ったり
「お箸取ってもらえますか?」と
頼まれて渡したり
少しだけ会話をした。
(そのお姉さんも
もつ煮込み+店員さんのおすすめチューハイ
ってわたしと全く同じオーダーで
スタートしてたので
お話したら仲良くなれる人だったのかも)
ちなみに
店員さんのおすすめチューハイは
珍しいけどおかわりはないかなと思い
続いて
メガサイズの生レモンサワーを注文。
それぐらいのタイミングで
わたしの右隣に案内されきたのが
わたしの母より
少し年上かなと思われるぐらいの
小柄な女性(以下、Yさん)だった。
わたしが
キャリーケースを持っていたので
「どちらから?」と聞かれて
関西から来ていることを話し
「あら!わたしも
大阪に住んでいたことがあるの」と
そこから話が盛り上がった。
Yさんはご事情があり
少しブランクは空いているが
画家さんであり書もされている
アーティストだった。
花や植物を
ドライフラワーのように粉々にして
それを絵の具として
絵を描く独自の技法だそう。
「時間が経って色が変わるのも
味だものね」と
生き生きとした表情で語ってくださった。
日本各地で個展をされた時には
車に作品を積んで自分で運転して
あちこち行かれていたそうで
海外での活動経験もお持ちで。
職種は違えど
わたしもあちこち出向くので
行動力のある先輩に
すっかり魅了された。
Yさんは今までハワイでの
お仕事のお誘いが何度かあって
その頃は乗り気がしなかったけど
「最近ハワイがどうしても気になって
こんな歳なんだけど
また動いてみようかな」って。
飲んでたから上手く説明できないけど
わたしも最近自分の仕事について
色々考えることがあり
Yさんが直感的にお話しされる内容と
また動き出そうとされていることが
自分の進む道に差し込んだ光のようで
心がふわっと温かくなった。
・ひとり飲みが好き
(Yさんは4軒ぐらい
ハシゴする日もあるのだとか)
・新しい土地に行くとワクワクする
(あそこは好き、ここは合わないと
感性で捉えるところも似てる)
・大阪はとても居心地がいい
・飲みに来て名刺交換するのは粋じゃない
・飲み友達は本名を知らないぐらいの
距離感でいい
そんなような価値観が合っていて
初めて会ったとは思えない盛り上がりで
「お酒好きそうね」とか
(↑メガジョッキ効果発動)
「あなたは少し真面目かもしれないけど、
いろんな体験を楽しんでらっしゃって
面白い方だと思うわ」と言っていただいた。
「わたしのことは
下の名前で呼んでくださいね。
ちなみにあなたのお名前は?」
と聞かれたので
「いろどりの彩です」と答えたら
「まあ!」と喜んでくださった。
「名刺交換するのはどうかって言ったけど
もしよろしかったら
次にこちらに出張にいらした時に
ご一緒しない?」と言ってくださり、
「喜んで!」と連絡先を交換した。
新幹線の時間が来たので
名残惜しくもお別れして、
日常に戻ってからちょうど1週間…。
温かくて可愛らしいメッセージとイラストが
またわたしを笑顔にしてくれた。
直筆でお礼を書く勇気はないけど
お返事と次の約束をしたいと思っている。
自分のセンサーが
閉じてるか開いてるかで
見える景色やできる経験は
全然違うのかもしれないな…。