腑に落ちるとすっきりする

学校の勉強が苦手だったんですよ。
今でも会話の中で学校で教わったとか言われると違和感があります。
だって学校の勉強なんて聞いてないし。

でも前へならえは覚えています。
両手を伸ばして指先が前の人に触れるか触れないかの距離を取るとか、
狭い場所でも並べるように、小さく前へならえは肘を曲げて距離を測るとか。

それは何十年経った今でも体が覚えていて、人が前にいる時は手を伸ばさずとも、その距離を保つわけです。広い時は少なくとも前へならえの距離。狭い時は小さく前へならえ。まあ前へならえとは思ってませんけど、無意識にその程度の距離を取ります。

都心は人が多いですから特にその必要があります。
混んだ場所で間隔が広すぎると後ろが詰まるし、かといって密着しすぎは満員電車でもない限りしないです。痴漢やスリと間違われることもあるだろうし、そうじゃなくても気持ち悪い。

時々、混んでもないのに距離が近い人がいるんですよ。
なんでこの人はこんなに近いのかなあといつも思っていて、それは人と近いのが苦手だというのもあるのですが、今朝思いついたんです。

私は学校で教わった要領で立っているけど、その人は前へならえなんてしてなかったんじゃないか。小学校から高校まで行ってたらほとんどの人が出来るはずと思うんだけど、それは、最初に書いた勉強を学校で教わったと同じ考えなんだなあと。
勉強が苦手な人は勉強の話などあまり覚えていないし、体育が苦手な人は前へならえなど覚えていないしする気もない。

ただそれだけの話なんだけど、腑に落ちるとなんかすっきりするなあと思ったので書いてみました。

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