教師の勝算を読んで

先日、Daniel T. Willinghamさんの「教師の勝算」という本を読んだのですが、これが結構良い本だったので、まとめておこうと思います。以下、学んだ点をまとめておきます。

なぜ子どもたちは、学校が嫌いなのか?

 1回の授業における子ども達のワーキングメモリに負担がかかりすぎるそうです。先生の説明はいくつも論理があるので、しっかり聞いていても頭がごちゃごちゃになるそうです。←これは確かにそうで、こういう点から教師の話はシンプルかつ短くする必要がありそうですね。また、板書すればワーキングメモリの負担を軽減できるそうなので、効果的な板書が必要でしょうね。

子ども達が忘れてしまうのを防ぐには?

人はそもそも忘れてしまうので、それを物語として伝えることが大事だそうです。様々な知識をいろいろな関係性を用いて物語風にして説明すると効果的なようです。そういう意味では、無理矢理にでも語呂合わせをしても良いそうです。

反復練習は効果があるのか?

あるそうです。反復練習を行うことで、それが記憶につながることもあり、他の内容に転移することもあるそうです。

知能について

知能には8種類ある(ガードナー提唱)そうで、子ども達がどの知能が得意なのかをこちらで見ておくことも支援に効果的なようです。
①言語的知能 ②論理数学的知能 ③身体運動的知能 ④対人的知能 ⑤内省的知能 ⑥音楽的知能 ⑦博物的知能 ⑧空間的知能
これらのどの知能が強いかという視点で子ども達を見ていると教師として子ども達への褒め方も変わってきそうですね。


気になった方は、ぜひ読んでみてください。


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