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食べたものでできている...

「人は食べたものでできている」
...とは、時々見聞きする言葉。
確かにそのとおりなんだろうなと思う。

「食に興味がないんですよね~~」と言い、お菓子をバクバク食べながら仕事をする20代女子、いつかの職場の光景。
興味がないから口に入れば何でもいいし、料理もしないんだそう。
ただし、痩せの大食いタイプで、身長も高く、顔が小さくて、ちょっとモデルさんみたいな、まさにバービー人形みたいな子だった。
料理しない人は五万といるだろうし、別にいいんじゃない?と思うだけだったものの、「食に興味がない」という言葉になんだか引っかかった私。
それどういうこと…。

買ってきた野菜を冷蔵庫に入れておくと、そこにもう土はないのに、芽や根が伸びてきたり、しおれてしまったりする。
いつだったか、あぁー野菜は生きてるんだなー カットして調理するけど、生きているものをいただいているんだなぁ…と、しみじみ思ったことがある。それまで、そんなことを深く考えたこともなかったのに。

あくまで自分の感覚で、モノに対しての、暖かさ、冷たさ、やわらかさ、固さ、という、目に見える部分とは別の、裏側、奥側の雰囲気やイメージを持つことがある。
その点でいくと、そういう、生きているものは、やはりあたたかいものだと感じる。
逆に、インスタント食材なんかは… 冷淡な感じがする。
スーパーに行くと、野菜や魚が置いてあるところは、なんとなくザワザワしたような賑わいを感じるけど、カップラーメンのコーナーなんかは、とてもシン…としているような、そんな感じ。
※野菜の声が聞こえるとかではなく(笑)あくまで感覚。

食に興味がない彼女は、それが何でできていて、どういうものなのか…そういうところに興味がないんだろうなと思う。
まさに、インスタント。
食べられる状態になったものがそこにあればそれでいい。
バービー人形みたい、と感じたのも、あながち間違いではなさそうで、
そう考えたら、とても合点がいく。
刺激の強いものを食べる食文化の国の人がどういう性質の人か。
口に入れば何でも…と、食べてきた人が、どんな雰囲気の人か…

食べたものでできている、というのは、何も、身体の健康の話だけじゃないんだなと思う。

余談。
いつもお願いしている美容師さんは、ラーメンを1年に1~2回しか食べないようにしている、とのこと。
あえて食べないようにしてる理由を問うと、あるとき、仕事で帰りが遅くなり、おなかがすいたので、家に帰る前に食べて帰ろうと思って、某餃子のなんとかへ行ったそう。夜11時ごろとのこと。
仕事帰りのサラリーマンであろう方々で、お店は結構賑わっていたと。
で、カウンター席の奥の方が空いていたので、そこに座るために、すでに座っている人の後ろを通って歩いたわけだけれど… 全員が全員、頭が薄い方々だったそうです。
彼は美容師。
普通は何も感じないだろうけど、職業柄、頭に目がいったんだろうと思う。
抜け毛の原因を考えると、油だと思ったそうで、夜遅くに、こってり油のものを食べ続けるとこうなっちゃうかも...という見本がたくさんそこに…という状況を目の当たりにして、ちょっと怖くなったそう。

改めて自分も気をつけようと、この記事を書きながら思いました…。


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