見出し画像

弦の種類と説明

楽器を弾いていて突然弦が切れた! ということは誰しも経験したことがあると思います。そんな時のために、当店ではギターとベースの弦を販売しています。

ここで一つ、耳よりな情報です。
当店では、弦を他の楽器店より若干安い値段で販売しています!

でも正直、どの弦が良いの? と疑問に思われる方もいると思います。
そこで今回は、当店で取り扱っている弦の種類と特徴について簡単に説明していこうと思います!



まずはこちら! 


いわずとしれた定番、アーニーボールです。迷ったらとりあえずこれを買っておけば間違いないといわれています。当店で取り扱っているのはギターの弦は四種類、ベースは一種類です。ではそれぞれの特徴について触れていきましょう!

はじめに紹介するのは、緑のパッケージのレギュラースリンキー!


多くの楽器店で売っている、メジャーな弦です。
どれを買えば良いのか分からないという方はとりあえずこれを買いましょう。
弦は適度な硬さのため、弾きにくいなんてことにもなりません。
他にも華やかな音がする、種類が豊富というメリットがあります。
デメリットをあげるとすれば、他の弦に比べて劣化しやすく、すぐに弦交換をしなければならないという特徴があります。改良により以前よりは改善されているそうですが、

・弦の交換が嫌い、面倒臭い
・同じ弦を長く使いたい

という方にはあまりおすすめできません。けれどもちろん劣化の具合については個人差があるため、とりあえず一度使ってみるというのもありでしょう。


ここで弦の太さが違うとなにが変わるのかお話しましょう。

太い弦
弦が硬く、切れにくい。押さえる時に少し力が必要。

細い弦
弦がやわらかめで切れやすい。押さえる時にあまり力がいらない。

ちなみに左に書かれている縦並びの六つの数字は1〜6弦のそれぞれの太さを表しています。上から順に
・0.010ゲージ
・0.013ゲージ
・0.017ゲージ
・0.026ゲージ
・0.036ゲージ
・0.046ゲージ となっています

次にピンクのパッケージのスーパースリンキーです。


これは写真をご覧いただければ分かる通り、一つ前に説明したレギュラースリンキーよりも弦が細いです。つまりレギュラースリンキーよりやや押さえやすくなっています。くせのない音がします。


次にオレンジのパッケージのハイブリッドスリンキーです。


これは1〜3弦がスーパースリンキー、4〜6弦がレギュラースリンキーと同じ太さの弦が入っています。ハードメタルやロックで利用されることが多いようです。


次に紫のパッケージが目印のパワースリンキーです。


これはレギュラースリンキーよりワンランク太い弦のため、やや弦はかためで押さえる時には少し力が必要です。しかし太くしっかりした音がします。テレキャスターやジャズマスターに使われることが多いようです。


次に今までとは雰囲気の違うパッケージのこちら!


これはクラシックギター用の弦のベーシックなものです。1〜3弦はナイロン、4〜6弦は金属の巻き弦となっています。


次にベースの弦です。ベースはレギュラースリンキーのみ取り扱っています。スタンダードなものですね。

さて、一通りアーニーボールの弦について解説し終わったのでまとめに入ります。

メリット
・大抵の楽器店に置いてある
・華やかな音がする
・種類が豊富

デメリット
・劣化しやすい
・弦交換のスパンが短い


次に紹介するのは、こちらのエリクサーの弦です。エリクサーはエレキギター用の弦とベース用の弦をそれぞれ一種類ずつ取り扱っています。



まずは青の箱に入ったエレキギター用の弦から見ていきましょう!


こちらはエリクサーの中でもスタンダードなものです。エリクサーの弦もどこの楽器店でも大抵取り扱っています。

エリクサーといえば、その耐久性の高さで有名です。弦の表面に特殊なコーティングを施すことで、汚れや錆にも強くなっています。個体差はありますが、一般的な弦の寿命は早くて二週間、長くとも一ヶ月といわれています。しかしエリクサーの弦はこの三〜五倍の三ヶ月、ものによっては半年から一年もつこともあるそうです。

・弦交換をできる限りしたくない
・同じ弦を長く使いたい

という方にぴったりですね!

また、エリクサーの弦は滑りが良い、つまり摩擦が少なくフレット移動の際にでる「キュッ」というあの音もしにくいのだとか。

でもコーティングがしてあるなら特殊な音とかするんじゃないの? と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかしご安心ください! 音は普通の弦に近いものなのだそうです。

デメリットをあげるとすれば、他の弦に比べて値段が高いところです。単純に値段だけを比較すれば高いのですが、コスパの面で見るとお得なんです。
さきほど紹介したアーニーボールのレギュラースリンキーとで比較してみましょう。

アーニーボールの弦は七百円です。三ヶ月でみた時に、寿命が一ヶ月だと仮定すると三回交換する必要があるため、
700×3=2100円かかります。
次にエリクサーをみていきましょう。三ヶ月はゆうにもつといわれているため、弦の交換は一回、つまり1400円です。

これはあくまで寿命をアーニーボールは一ヶ月、エリクサーを三ヶ月と仮定した場合なので一概にはいえませんが、エリクサーのコスパの良さはお分りいただけたのではないかと思います。

次に緑の箱に入ったベースの弦ですが、こちらもスタンダードなものとなっているので安心してご購入いただけるかと思います。

ここでまとめに入ります。

メリット
・どこにでもある
・耐久性が高い
・一度弦を張り替えれば長く使用できる
・コスパが良い
・滑りが良い(摩擦による抵抗が少ない)

デメリット
・他の弦に比べると値段がやや高め


次に紹介するのは、こちらのダダリオの弦です。

これはダダリオの中で定番とされているEXシリーズの中でもこれを選んでおけば間違いない! という弦です。当店では三セット入っているものを取り扱っています。ダダリオの弦も、どこの楽器店でも置いてある有名な弦の一つです。

ダダリオの弦の特徴としては、
・種類が豊富
・弦の耐久性が高く錆びにくい
・安価ながら高品質
・色分けされたボールエンド

の四点が挙げられます。上記三点については読んで字のごとくですね。
気になるのは四つ目の色分けされたボールエンドだと思いますが、これは弦のボディーにくる側の先端についているカラフルなボールのことです。テレビなどで見たことがある方もいるのではないでしょうか? これは一目見てこの弦が何弦か分かる、という点の他に弦の張り換えに慣れていない人でも間違えずに張り替えられるという利点があります。

「これ何弦か分からない〜!」

という悩みを解決してくれる、画期的な弦ですね!

デメリットとしては、
・テンション(張力)がやや強め

という点ですね。
テンション、つまり張力が高いとどうなるのかというと、押さえる時に力がいります。テンションが高いことでメリットはいくつかありますが、押さえにくいと聞いて躊躇ってしまう方は多いのではないでしょうか。

ではここでまとめに入りましょう。

メリット
・種類が豊富
・耐久性が高く、弦が錆びにくい
・安価ながら高品質
・色分けされたボールエンドにより、弦交換がしやすい

デメリット
・テンションが高めのため、押さえる際に力が必要


次に紹介する二つは、アコースティックギター用の弦です。
まず紹介するのはこちら!

さきほどに続いて、ダダリオの弦です! こちらのEJ11は、数ある弦の中でも定番のモデルです。特徴としては、

・きらびやかな音色
・ギター本来の音がいきる

の二点。ギター本来の音の鳴りを邪魔せず、最大限に生かしてくれるそうです。
デメリットは特にみあたりませんでした。


次に紹介するのはこちら!

いわずとしれたマーチンのアコースティックギター用の弦です! こちらはマーチンのアコースティック用の弦の中でもスタンダードなものとなっています。

マーチンの弦といえば、安いことで有名です。また、芯線を細く巻き芯を太くしたことにより、シャープなアタック感のある音が出ることで有名です。反応が素早いという意見もあります。マーチンの弦も、大抵の楽器屋さんで取り扱っています。

また、マーチンの弦は他社のものに比べて弦が細いのも特徴です。そのため太い弦ほどの迫力は出ず、ストロークでジャカジャカ弾きたいという方にはやや不向きかもしれません。ですが太い弦よりも繊細な音色がするため、フィンガーで弾きたいという方にはぴったりだと思います。

テンションが低めで軽い力で押さえられるため、初心者の方にもおすすめです。それから弦が柔らかいため、柔らかい音がします。きらびやかな音がする、クラシックギターのような音色がする、なんていう声もあります。


ではここでまとめに入ります。

メリット
・安い
・どこでも売っている
・素早い反応
・柔らかい音がする

デメリットは特に見受けられませんでした。


さて、ここまで様々な弦について解説してきました。弦交換の際に「どの弦を選べば良いのか分からない!」という方の参考になれば幸いです。
ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました!

サポートはスタジオの運営費用や機材のグレードアップなどに当てさせていただきます🕊