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休職日記と漫画感想文「新説 ザ・ワールド・イズ・マイン」

休職中の体調について

休職してから2か月が経過した。仕事を意識せずにグダグダ生きてきたおかげで大分気持ちは楽になった。そろそろ英語でも勉強しよう。今のところ叶えられてないけれど、海外をまたいで仕事できるようになりたくて、学生時代はITと英語を学び続けてきた。ITと英語のどちらもビジネスレベルには到達していないけど最善の努力はしたい。私は初心に戻り、以前購入した「アルジャーノンに花束を」の英語版を読んでいたところ、5Pを過ぎたところで文章からイメージ映像が浮かばなくなった。意味を考えても何が書いてあるか読み取れない。また、食道炎の痛みが強くなり、とてもじゃないけど集中できない。まだ職場に戻れないな。上司に一か月後に戻りますと言ってしまったがどうしよう。このままだと復職してもまた疲れ果てて休職するのが目に見えているからだ。

まず改善すべき現象として、以下の二つ。
1. 脳疲労
2. 食道炎

食道炎は薬を処方してもらえば簡単に改善できるけど、脳疲労は難しい。脳疲労しているということは、一日に接種している情報が過多になっているんだろう。たった5Pで音を上げてしまうようではホワイトカラーの仕事を今後行うことは非常に厳しい。かといって、体も丈夫でないので肉体労働もできないな。じゃあ趣味での脳疲労はどうだろうか。漫画は無限に読める。日本語の読書は調子が悪いと10分も読めないんじゃないだろうか。アニメやドラマ、映画のような眺めの動画は10分で飽きる。逆にYouTubeやInstagramのようなショート動画や画像は無限に見れる。そう考えると、私の集中力は漫画を除いて持って10分なのかもしれない。この10分だけできる作業を休憩を挟みながら連続的に行えば最終的に終わらせることはできるかもしれないけれど、休憩には30分かかっている。この時間を短くしてしまうと休んだ気になれない。休んでいる間は家の中をぶらぶら歩きまわっている。散歩から戻ってきたときには自分が何をしていたのか、作業が短すぎてわからなくなる。非効率であることこの上ない。おそらくこのスタイルで遂行できる仕事は無いだろう。

【感想】新説ザ・ワールド・イズ・マイン

最近暇なので漫画や小説を読むようになってきた。その中で新説ザ・ワールド・イズ・マインの一説が心に残っている。

「命は平等に価値がない」

新井英樹著 新説ザ・ワールド・イズ・マイン

この漫画は絵は汚いし、エログロだし、不条理に人間の命が失われていくから読者層は狭い。それでも1990年代後半に連載されたこの漫画が現代でも根強く支持されているのは、命を扱った作品だからだろう。手塚治虫の「火の鳥」と扱うテーマが一緒だ。どちらの作品も人間の醜い部分を描くことによて「人生とは?」と考えさせられてしまう。私は火の鳥を読んだ時は「欲深い人間の人生って破滅しがち」という、仏教の教えに沿ったテーマが読み取れた。一方この漫画は「人生なんてどんなに頑張っても滑稽」という印象だった。「タイタンの妖女」の読後感に似ている。

このご時世いつ巨大地震が起きるのか、隕石や人工衛星の破片が自分の頭に降ってくるのか、いつ癌になって死ぬのか、いつ戦争に巻き込まれるかなんてわからない。そう考えると、今日か明日死んだとして、後悔した生き方をしていないか自分に言い聞かせないといけないなと。後悔は、勇気を出して行動できなかったときにするもの。どうすれば今日死んでもいいと思えるような人生を送れるか。周りからバカにされてみっともなく死ぬことになっても、自分が納得して死ねるなら良いんじゃないだろうか。

鬱になるほど激しく心を燃やし続ける、もしくは燃やした皆さん、それで良いんだよ。お互い命に価値なんてないし、この世に意味あることなんて無いんだから。これからも激しく一生懸命自分のためにボロボロになりながら好き勝手やって生きましょう。

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