2018.9.5 Senri Oe / Boys&Girls
今日は朝から晩まで船橋のお店。ラスト1人で片付けしてたので、23時すぎに終了。もう連勤10日超えてるので、そろそろ疲れが…。朝、上司が店に来たので、それとなく来年に向けた改善要望出してみたものの…あんまり期待はしてない現状。同じ仕事も、やっぱり2年くらい続けてると色々見えてくるものあるな。
水曜日なので、SpotifyのCD発売日の新譜が解禁されてるので、色々チェック。STUTS、TENG GANG STARR、Halfby、ものんくる、真心ブラザーズなど気になる新譜は沢山あるけれども、休憩時間ではしっかり聴き込む余裕無いので、なんとなくこの大江千里さんの自作曲のピアノインスト・セルフリメイク盤を聴いてみる。
ジャズ・ピアニストとして渡米10周年を迎えた「大江千里」 80年代からポップスシーンを牽引してきた大江千里が贈るソロピアノでのセルフカバー・アルバムがリリース! 2007年に単独、ジャズ・ピアノを学びにニューヨーク・ブルックリンへと渡り、見事ジャズ・ピアニストとして華開いた大江千里。そんな彼が1980年~2000年前半のもうひとりの千里ともいうべき原点を振りかえる。
「十人十色」「RaIn」「You」「ワラビーぬぎすてて」といった、カラフルなキャンディ色に染まったポップス時代の楽曲を、千里ふうの魔法でジャズの世界へと導きます。
千里のディープ・ファンだけでなく、ジャズ・ピアノで彼を知ったかたもあらためて「ジャズはたのしい!!」と感激できる1枚になるかと思います。
2012年の時事ドットコム インタビュー記事。
僕が中学生の時、初めてCDラジカセを買ってもらった時、最初に買った数枚のCDの内の1枚が大江千里さんの最初のベスト盤だった気がする。もともと小学3年生の時、同級生の親友田中くんの影響でラジオにハマり、一人っ子らしく小学生時代から自分だけの勉強部屋という名目の自室を与えられていた為、昼間から深夜までずーっと何かしらのラジオを聴いてた。当時の中学生だと、同級生が聴いてる音楽といえば、おニャン子クラブなどのアイドルソングか、イカ天周辺のバンドブーム、ちょっとイキった洋楽派でもせいぜいヘビーメタル(といってもボン・ジョヴィくらいですが)だったのに、何故かラジオで聴いて、これはちょっと自分が今までに聴いてきた日本語のポップスとなんか違うな、と感じたのが大江千里さんと有頂天。
でも、なんとなく「有頂天や筋肉少女帯が好き。」と言うのは、バンド好きの同級生にも伝わりやすいのでOKだったけど、「大江千里が好き。」っていうのは、何故かフェミニンな感じがする様な気がして、恥ずかしくて周りには公言できなかったな。なんだろう、中学生男子の変な自意識。
この新作ピアノアルバムに収録されてる数々の曲は、英語タイトルを見るだけで元曲の日本語タイトルがポンポン浮かぶくらいの内なる大江千里さんファンとして、また現在進行形ジャズ勉強中の音楽ファンとして、このアルバムをじっくり聴いてみたんん、正直に書くと、ピンとくるところが1回聴いただけでは分からなかった。もちろん、元曲のフレーズを軽くなぞる様なメロディーが出て来る度にハッ、とはするんだけど、それ以上にコレといって感じる感想が言葉に出来なかった。むしろ、全く知らない曲を演奏している、知らないピアニストのアルバム、として聴いた方が好き/嫌いみたいなフラットな感想が産まれたのかもしれないな、と。
なんとなく、懐かしさを求めて、そのまま大江千里さんのSpotifyで過去のポップス時代のアルバムを検索し、当時凄く愛聴盤だったアルバム「1234」を聴いてみた。
「Glory Days」「平凡」「サヴォタージュ」「帰郷」。めくるめく名曲の数々に、「ああ、やっぱりこれこれ」という素直にワクワクする気持ちが立ち上がる。それは、まだ僕がジャズリスナーよりもポップスファンとしての割合が高かったり、ただ単に10代の記憶を懐かしがるノスタルジーのせいなのかもしれないけど、この新譜をきっかけに大江千里という素晴らしいソングライターの存在を改めて思い知らされたので、過去のアルバムを全部聴き直したいな、と思った。
毎日聴いた音楽についての感想を1日1枚ずつ書いています。日々の瑣末な雑事についてのメモもちょっと書いてます。