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パートナー企業様インタビュー 【株式会社SASA】神谷明采様

皆さんこんにちは!TEDxUTokyo実行委員会です。
私たちは”Co-Build the Future(共に未来を創る)”というMissionを掲げており、その理念にご賛同なさるパートナー企業様と共に、6/12(日)に開催するTEDxUTokyo 2022 “Patchwork”の運営準備を行っています。

今回はそんなパートナー企業としてサポートして下さっている、株式会社SASA様の神谷明采様にインタビューさせていただきました!

株式会社SASA
代表取締役 神谷明采(東京大学経済学部経済学科3年)
2022年4月に新しい低糖質スイーツ専門店「Cochon Charmant」をオープン。ジャパンケーキショー東京優勝をはじめとした数々の賞を多くの受賞歴をもつパティシエール向井聡美氏をパティシエに迎え、おいしさと栄養素にこだわった低糖質のケーキをECにて販売。

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神谷 明采(かみや あさ)
東京大学経済学部経済学科3年。株式会社SASA代表取締役。1年生の秋に「ミス東大コンテスト2020」でグランプリ受賞。翌年春には「MISS OF MISS CAMPUS QUEEN CONTEST 2021」でもグランプリ受賞。現在は学業・芸能活動・会社経営など多くの分野で活躍中。

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株式会社SASA設立にいたるまでー妹の存在ー

ーSASA様の企業理念やモットーについてお聞かせください。

「Cochon Charmantのモットーは『おいしいのは当たり前 でも罪悪感がないのはからだへの優しさを考えたから』。低糖質と言われるお菓子は、ラカントというゼロカロリーの甘味料を使っているのですが、後味に苦味があったり、キーンとした冷たさがあるなど、ラカントの癖をどうしても感じるものが多く、正直美味しいものではないんですね。低糖質でも美味しくなければ、私たちはスイーツではないと考えています。どのような方にもスイーツを食べる喜びを感じていただきたいと考えています。」

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ーそのようなモットーに至った経緯や、SASA様の起業された際のことをお聞かせください。

「私がこのように低糖質のお菓子に関心を向けるようになったきっかけに、妹が一型糖尿病を発症したことがあります。一型糖尿病は、寿命が短くなったり、妊娠の確率も下がってしまう、治らない病気です。まだ医学的根拠が十分にあるわけではないのですがコロナによる自己免疫の低下が一因としてあるとも言われています。妹はもともとパティシエを目指していたのに、『糖尿病』と『パティシエ』は相反する存在。当時中学校3年生だった妹は、夢への道が絶たれてしまい、不登校になったりと塞ぎ込んでしまいました。そんな様子を身近にみていて、何か妹の将来のためにできないかな、と思い起業することを決意しました。

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「個人的な感想ですが、スイーツってやっぱり食べて幸せになったり、心が和らいだり、気分転換やご褒美の意味合いが強いと思っています。今の低糖質のお菓子はそんなポジティブな意味合いよりも、ただ甘いものが食べたい、けどこれしか食べられない、だから食べる。そんな消極的な理由で食べられている場合が多いと思います。私たちは健康的な人でも低糖質だとわからないほど美味しいと思えるような、どんな人でも食べられるスイーツを届けたいと考えています。」

ーSASA様が展開されている事業のうち、特にこれからの未来に向けて開拓していきたいと感じているものはありますか?

「現在私たちが販売しているケーキは、どちらもグラニュー糖不使用でカロリー・糖質を抑え、グルテンフリー、人工甘味料不使用のヘルシースイーツです。トッピングで用いているナッツやドライフルーツも有機にこだわっており、安心して食べていただくことができる、多くの人に罪悪感少なく召し上がっていただけるものになっております。」

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「しかし、このケーキはまだ一型糖尿病の患者さんに対してお医者様が推奨できる栄養基準にまでは到達できていません。味との両立を考えた場合に、糖質・脂質がどうしても必要なものです。実際今の私たちのケーキは糖質はかなり抑えられているものの、その分脂肪が高めだったりします。私たちの今後の目標は、妹のように糖尿病などの病気に苦しむ方々の気分が和らぐような病院食にもなるスイーツを、お医者様との共同開発によって作ることです。」

「価値観のハブ」としてのTEDxUTokyo

ーTEDxUTokyoは”Co-build the Future(共に未来を創る)”をMissionとして掲げていますが、神谷様が今後開拓したい未来についてお聞かせください。

病気にかかっているような人でも、諦めずに、同情されずに、ありのままの事実として受け入れられる社会が実現してほしいなという風に感じています。海外の一型糖尿病患者であるモデルさんが、インスリン注射の痕を残したままランウェイを歩いたり、血糖値を示すモニターをつけて広告の写真に映ったりしてたり。他にもラグビー選手の方で一型糖尿病患者の方がいたりなど、病気であることを理由に無理だと言われてしまうことでさえも、乗り越えて夢をかなえている人たちがいます。病気だからこう、というわけではなくてやりたいと思ったことができるようになって欲しいです。」

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ー神谷様がTEDxUTokyoに期待されている価値とは何でしょうか。

東京大学が、新しい価値観の共有のハブとなり、互いに多様性を認めあえる世の中に変わるきっかけとなって欲しいです。TEDxUTokyoが重視している、まだ眠っているアイデアを発掘する、という目的意識に対して、自分自身も『発掘されたい』と思ったし、他の人の発掘された価値観などと触れ合いたいと思っています。先ほどお話しした内容にもつながりますが、やはりそれぞれ個人が偏見もなく互いにありのままの姿で受け入れるためには、TEDxUTokyoが目指しているようなアイデアの交換というのが必要不可欠だと考えています。ルッキズムという言葉が流行っていますが、私もミスコンというものに出ていたことで逆に偏見の対象になることがあったりしました。他にも、東大の女の子は希少、と重宝されるのも一人の個人として見られていないという感覚があります。このような、目に見えていない偏見をなくすためにも、価値観の共有が行われる場にTEDxUTokyoになって欲しいと考えています。」

ー最後に、TEDxUTokyo 2022 “Patchwork”の参加者の皆様にメッセージをお願いいたします。

「ぜひ、Cochon Charmantのスイーツを低糖質スイーツという偏見なく、食べてみてください!言われなければわからない、本当に美味しいケーキとなっております。皆様とお話しできるのを楽しみにしています!」

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改めまして、神谷様ありがとうございました!


TEDxUTokyo 2022 “Patchwork”イベント当日は、株式会社SASA様ご提供の低糖質スイーツ専門店「Cochon Charmant」のケーキを会場にご用意しております。

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参加者の皆様は、ぜひイベントでご賞味ください!

※感染症対策に十分配慮した上でブースを準備いたします。イベント当日も皆様の感染症対策へのご協力を宜しくお願いいたします。

TEDxUTokyo 2022 "Patchwork" 参加者応募受付中!

TEDxUTokyo 2022 “Patchworkは、6/12(日)に東京大学本郷キャンパスで開催予定です。チケットの応募期間は6/5(日)23:59まで※先着順 となります。
参加者の年齢や所属は問いません。皆様のご応募をお待ちしております。

▼詳細・お申し込みは以下の特設サイトから
https://tedxutokyo.com/2022/patchwork/

▼TEDxUTokyo、イベントについて詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ!


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