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ない、という感覚

その感覚を
話には聞いていた。

頭でなんとなくわかる、という
感じがしていた。

頭だけだし
なんとなくだから
体感は無理っぽい?と
かなり放置してた。

*****

ない、というか

溶けている、というか

自分という存在が

個体として存在してない、みたいな感覚。

その時に

寂しさ、切なさ、のような

悲しみまではいかないけど

ちょっと・・・っていう想いもあった。

*****

あの時

同じ感覚だったんだ、と

数年経って気づくことができた。

強制的に

「ない」という状態。

寝不足とか

空腹とか

体調がイマイチなのかと思っていた

体に力が入らない、というか

ボワンボワンとする感覚。

痺れた、というほどではないけど

ちょいビリビリした状態。

結構なショッキング的出来事が起きたのに

心は壊れなかった。

きっと

「ない」という状態だったからなんだろう。

******

「ない」ってのは

「ある」より安心なのかもしれない。

「ある」を感じていると

なくなるという不安を常に持ってしまう。

だけどね

今回感じた「ない」は

「在る」なんだと思う。

「在る」は

なくならないと思うから。

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