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Quick Place Searchを開発して得たこと

note初投稿になります。
個人事業主で屋号名はTechThree(テックスリー)で活動しています。
今は、某エージェント会社を通じて取引先の現場に常駐して開発作業を行っています。

このnoteは「2019年に立ち上げたサービス Advent Calendar 2019」の12日目として書いています。

■人物紹介

食とキーボードには一切妥協しない、今年で7年目になるフロントエンドエンジニアです。
正社員時代を5年間過ごすが、会社の一員という風習に慣れることができず個人事業主して開業する。
仕事の相方はMacbookPro15とMacbook12とHHKB
HTML,CSS,JAVASCRIPTだけでもWEBアプリやサービスを作れる便利な時代になったことを象徴して屋号名を「Tech Three」としています。

■WEBアプリの紹介

Quick Place Search(以下 「QPC」と称する)
世界の店舗情報を簡単に検索

・QPCの特徴
検索条件(カテゴリ)を絞り込んで、現在地 or 検索入力地点から半径200m以内の店舗情報を取得して表示する。

・QPCに必要なのは3ステップのみ!
1.カテゴリを入力
2.現在地点 or 住所、場所、建物名を入力
3.マップに表示されたマーカーをクリック

・Iphoneのホーム画面に追加
Iphone限定の機能となってしまいますが、ホーム画面にQPCを追加していただくことによりIOSアプリ感の演出と素早いアクセスを可能にしています。

■そもそも何故QPCを開発したのか

・元々はプライベートで使用するため
趣味が、ウォーキング、ロードバイク、マラソンとうこともあり、スマホと財布だけを持って、遠出することも。。。
遠出するが故に
実際に起きた事ですが、
「今!!」コンビニに行きたい!
「今!!」トイレに行きたい!お腹痛い!休憩したい!という時に、簡単に現在地から近い場所にある店舗情報を表示したかったというのが主な理由です。
周りの友人に実際に利用してみたいとの声を頂いたのをきっかけにリリースする運びになりました。

・何が良いって??簡易的に調べられるところが良い!!
このアプリの便利なところは、「トイレ」の場所も検索することができます。お腹が弱い私に取ってはこれだけでも十分利便性が良いと言えます。
日本は海外と違ってコンビニにトイレがあるところが多いですが、やはり都心に行くほどコンビニにトイレが無いところが多いですよね。
そういった場合にカテゴリ入力で「トイレ」と入力し、「現在地検索」をクリックするだけで現在地から半径200m以内のトイレを検索することができます。

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登録されている店舗情報に依りますが、下記のトイレはきっちり情報が登録されています。
24時間使用できてトイレの外観の写真も見られるので行く前に安心感を得られることが出来ます。
出先等では重宝できそうです。
私は豊島区在住ですが、このスポットにトイレが有ることは知りませんでした。意外な発見が多いのもQPCの良いところでもあります。

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■反省点(今年の振り返り)

・元々は3年前に銭湯検索アプリを運用していた
銭湯だけを探す利用者は限りなく少ないため、カテゴリ検索機能を追加して自由度を高めた。
後述の「入念な市場調査」でも記述していますが、3年間でモバイルブラウザでのGoogleMapの機能が良くなっていることに気づくべきでした。
完全に甘々なスタートを切ってしまいました。
何故3年間で機能改善せずに放置していたのかをまず最初に考えるべきでした。

・入念な市場調査
そもそも本当に必要なのか?
ブラウザを起動して GoogleMapから検索しては駄目なのか?
後に知ったことなのですが、Google Pixelはスマホを「ギュッ」と握るとGoogleMapが起動して音声入力で現在地から検索できるとのこと。
そして...この3年間の間でモバイルブラウザのGoogleMapの使用感が非常に良くなっていました。
QPCが全体的に良くなって使いやすくなったバージョンがモバイルブラウザのGoogleMapだと思って頂いても大丈夫です。

・運用コスト調査
実装コストよりも運用コストはどれくらいかかるのか?
GoogleのAPIは使用量がかかります。
「無制限」という言葉の意味を「無料」と勘違いしていました。

・自分の考えているアイデアを周りの人に話す
自分では良いアイデアは実は大して良くない。
話してみると意外に良くないと気づけることもある。

・プロトタイプを実装し、調査通りか運用してみる
非エンジニアに利用してもらうのが良い。


リリース後のリアルレビュー 
・GoogleMapとの違いが分からない
・普通にGoogleMapを使えば良いよね?
・良いと思うよ。うん。良いと思うよ。うん。
・デザインが・・。
・マーカーをクリックした時の動作がちょっと酔う。

・自分だけが満足するような実装はしない(例:コード圧縮など)
処理が1秒速くなってもユーザーは気づかない。
処理速度、SPA(シングルアプリケーション)、画面遷移のない情報の更新と取得を念頭に置いて開発をしてしまっていました。
これらはユーザーにとってはサブオプションにも及ばないぐらいどうでもいいことです。

・無理に前例の無いアプリやサービスを開発する必要はない
逆に前例が無いのは何か理由があるから??
逆に前例が有るならばラッキー??
前例が有れば調査をする時間を削減することができるし、そのサービスの必要性をすぐに実感することができるし、改善点を導きだせるかも??

・失敗から学んだこと
位置情報系の開発事情とGoogle Map関連のAPIに詳しくなった!
今回は多くの失敗を重ねてしまいましたが、やらないと分からない失敗もたくさんできたので私自身にとっては良い経験になりました。
頭の良い方は、どれも考えれば分かるだろ!!って思う方もいらっしゃるかと思います。
ですが、失敗して初めて理解できる人間は少なからずココに一人います。
そしてネガティブは物事にとって切っても切り離せない存在だと思います。
ネガティブはポジティブに唯一変えることができる存在であるからです。
ネガティブが有るから人は成長でき、ネガティブが有るからサービスやアプリが成長できる存在だと私は信じています。

■終わりに

ここまで読みにくい文章にお付き合いいただきありがとうございました。
またご貴重な時間を割いていただき重ねてお礼申し上げます。
今後は、「あっ!」って良かったと思える様なプロダクトを開発したいと考えています。
プロダクトを利用する人々の心の支えとなるような存在になれたらと思います。

おわり

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