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たくの投資生活 2022/5/6

2016年一流企業に就職した。
上司がパワハラ上司だった。
だけど、会社というものを知らなかった私はそんなものかと思った。

同時に会社以外で稼げる方法を毎日探した。
この会社が嫌だからではなかった。
会社で目に見えない成果でお金をもらったり、時給で会社にいる時間でお金をもらうことが嫌だった。

だから、投資なら自分の力でお金を稼げると思った。
当時は今ほど、投資に明るい世界ではなかった。
けれど、チャートを見るのが好きだったから始めた。

最初は株式投資をして、世間で言われている株主優待での楽々生活を夢見た。
現実は甘くなかった。
株主優待をもらう前に毎日の手数料と変動リスクの方が大きかったからだ。

株主優待もらう前にそれ以上の損失を被っていることがほとんどだったからだ。

それではと思ってキャピタルゲインを狙った。
儲かる時も儲からないときもあった。けれど、勝率5割では資産は増えなかった。
手数料でとられるからだ。

だけど、株をやっているうちに気づいた。
ファンダメンタル分析とテクニカル分析が株の稼ぎ方にはあったことに。

ファンダメンタルズ分析は、自分には向かなかった。どこの企業の業績がよいかなど心底どうでもよかった。

テクニカル分析は違った。チャートの形を勉強すればするほど、実力が上がった。
資産も増えた。

それがなにより嬉しかった。
失敗すれば自分の資産は減るし、成功すれば自分の資産は増える。

これほど楽しい投資はなかった。

しかし、初心者の投資はそんなにうまくいくものでもなかった。

上がると思って買った株価は下がり、これ以上下がったらヤバいと思った瞬間、株価は上がる。

正直意味がわからなかった。

それでもずっと、続けていたことがあった。
毎日どんなときにマイナスになって、どんなときにプラスになったのかひたすら記録し続けた。
5年間欠かさず。1日も欠かすことはなかった。
マイナスになったものは原因を探して反対のことをするようにした。
プラスのなったものはそれが続けられるように同じような取引をした。

そんなことを続けていたら、マイナスの印が段々減っていった。

どんな取引でもプラスの印が増えるようになってきた。

パターンをひたすら覚え続けた結果だと思った。

正直、パターンは100や200ところの話ではなくなってきていたが、
毎日記録し続けていた自分は、それが分かるようになっていた。

本当にただ練習を繰り返しただけだった。

損益通算は記録していたので、初めて2年間は200万円のマイナスを被っていた。

しかし、3年目からはマイナスの値がプラスになり初めていた。
不思議な感覚だった。

本業以外でお金がお金を生んでくれる。
こんな世界があるのかと思った。
4年目には損益通算はプラスになった。

生活に大分余裕が生まれてきた。

資産に余裕が生まれると人は不思議なもので色々なことに投資をするようになった。
積極的に投資できるようになった。

株への投資は、繰り返す失敗を潰して行けば必ず結果が出るものだと教えてくれたからだ。

正直、0から進められる投資法ではないとは思った。
しかし、こんな自分でも練習すればお金を増やせるということを誰かにも伝えたくなった。

株をやれば絶対に儲かるとはとてもではないが言えない。
だが、誰かに教えてもらうことで確実に近道はできる。

そんな気持ちで、このnoteが誰かに読んで結果が生まれたらそれは幸いなことだ。

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