円形木琴(リュールシロホン)
新しくできる子ども園のためのおもちゃを注文していただいた。
その中に木琴があった。
最初は、板を並べて適当な音が出れば良いだろうと考えていた。
しかし、調べて行くうちに子供たちのためにはしっかりした音皆を持った物を作らなければならないと思い始めた。
チューニング用の機械を借りて、ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドの正確な音階を実現したいと思う。
調べていくうちに、円形木琴という木琴が出てきた。
面白そうだったので試作してみた。
昨年孫が生まれたので、その子のおもちゃにどうかと妻に見せると、ビー玉を口に入れると危ないとダメ出しをされた。
それではと、バチを作ってみた。
今度は、棒を口の中に入れ転んだら喉を突いてしまうとまたダメ出し。
その晩、良いことを思いついた。
中で転がす玉が外に出なければ良いので、傘を作れば良いと思い至った。
ここまで二十数個の試作を重ねたが、一番最初のものが一番良い音がする。
そこで分かったことは、大きい方が音の余韻が大きい。
響く板は、厚いものより薄いものが良く響く。
板の数は8枚の当たりが、少なくなく多過ぎずちょうど良い。
これを元に商品化できるだろう。
ところで肝心の木琴の方は今、チューニング用の機械の操作を研究中である。
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