AI音楽制作ツール「SUNO」制作物の著作権の扱い
SUNOの利用規約における著作権の取り扱いについて調べました。まず利用規約の概要を示します。
<利用規約全文>
<利用規約概要>
最終改訂日: 2024年6月30日
利用規約の受諾
サービスを利用することで、この利用規約に同意したものとみなされます。
規約は随時変更される可能性があり、変更があった場合は通知されます。
プライバシー
サービスを利用することで、SUNOのプライバシーポリシーに従った個人データの収集、利用、開示に同意します。
サービスの内容
サービスは、ユーザーが提供するデータやコンテンツを処理し、音声やビジュアルの出力を生成します。
ユーザーは、提出するコンテンツに対して必要な権利を有していることを保証する必要があります。
アカウント登録
サービスを利用するには、正確で最新の情報を提供する必要があります。
13歳未満のユーザーはサービスを利用できません。
サービスの変更
SUNOは、サービスを変更、中断、または終了する権利を有します。
ユーザーの行動
ユーザーはサービスの使用に関して責任を負い、以下のような不正な行為は禁止されています:
著作権侵害
ウイルスの拡散
他人のプライバシーの侵害
不法行為
手数料
サービスの一部には料金がかかる場合があります。支払い情報は正確で最新のものを提供する必要があります。
知的財産権
サービスや出力物の著作権はSUNOに帰属しますが、有料サービス利用者には一定の権利が付与されます。
仲裁
紛争は仲裁によって解決されるものとし、集団訴訟や代表訴訟は禁止されています。
解除
SUNOは、規約違反やその他の理由により、ユーザーのアカウントを解除する権利を有します。
この概要は、SUNOの利用規約の主要なポイントを簡潔にまとめたものであり、詳細については原文を参照してください。
SUNOの利用規約において、有料サービス利用者に付与される権利は以下の通りです:
生成された出力物の権利の譲渡:
有料サービス利用者は、SUNOによって生成された出力物(Output)に対するすべての権利、権原、および利益を譲渡されます。
ただし、機械学習の性質上、生成された出力物に著作権が必ずしも付与されることは保証されていません。
非商用利用:
無料サービス利用者の場合、生成された出力物は個人の内部利用に限り、商用目的で使用することはできませんが、有料サービス利用者にはこの制限が適用されません。
このように、有料サービス利用者は、生成された出力物を自由に使用し、所有する権利が与えられていますが、これは生成された出力物に対する著作権が保証されない場合もあるため、使用する際にはその点に注意が必要です。
以下が、SUNOの利用規約に記載されている「有料サービス利用者は、SUNOによって生成された出力物(Output)に対するすべての権利、権原、および利益を譲渡されます。」に関する原文です。
「生成された出力物に対する著作権が保証されない場合もある」とは、SUNOのサービスを通じて生成された出力物(Output)が、必ずしも著作権法によって保護されるわけではないという意味です。具体的には、以下のような点が関連します:
機械学習の性質: SUNOのサービスは機械学習技術を使用しており、同じ入力に対して複数のユーザーに同一または類似の出力が生成される可能性があります。このため、出力物が完全に独自のものとは限らず、著作権が適用されない場合があります。
著作権の成立要件: 著作権は独創的な創作物に対して付与されますが、AIによって生成された出力物が人間の独創的な貢献と認められない場合、著作権の保護を受けないことがあります。
SUNOの利用規約には以下のように記載されています:
この一文は、機械学習による出力物が必ずしも著作権法によって保護されることを保証するものではないことを意味します。ユーザーは、生成された出力物が著作権で保護されない可能性があることを認識した上で使用する必要があります。
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