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あれ!?何かあるぞ、、何かいるぞ

テカナリエです。半導体チップは大きなもので一辺3センチメートル超えなんてものもありますが、だいたいが数ミリメートルくらい。小さいものでは0.5ミリメートル以下なんてものもあります。肉眼では中身は見ることができないので、顕微鏡で観察します。

これは制御回路付きのパワー系半導体。すっごく有名な製品に使われているチップです。パッケージからシリコンを取り出して顕微鏡でまずチップ全体の写真を撮影します。この段階で電子ノギスを使ってチップのサイズや厚さを測ります。

この段階でチップ写真を観察すると赤丸の部分に何か回路ではないものがあるようです!!!

「なにかあるぞ」

「顕微鏡で拡大して見てみよう」

「わ、わわわ ワニがいます!!」

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チップの上にはいろいろな動物がいます。今まで見た動物はおそらく30種を超えると思います。ワニはなかなか珍しい!!

シリコンアートと呼ばれるチップ上の絵は本当にたくさんあります。

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これはオーディオ系に使われるチップです。

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こんな図柄がチップ上に描かれています。もっと手の込んだお城の絵とか帆船なんかも描かれているチップもあるんです。

1000種くらいデータを持っているので、おいおい面白いシリコンアートを紹介していこうと思っています。

今日は写真は載せませんが、

まもなくオリンピックですよね

シリコンアートで今まで見た中でトップ3に入る1つに、オリンピックでの金メダルを祝うものがありました。選手のプレー中の姿をシリコンで描いているものなんですよ。しかも隣には祝杯のワインボトルまで描かれている!

ワインボトルは一本なんですが、配線を剥いだら、さらにもう一本ワインボトルが出てきた!!!なんてチップもありました。

ランチタイムで少し時間があったので、予定外でしたがnote書いてみました。

ではまたね

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