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マイナーカメラのRAW素材の取り扱い
先日乃木坂46のMVの作業で、DJIのドローンカメラ、inspire 2(Zenmuse X7)の素材が来ました。
inspire 2が吐き出したH264をオフラインで使用しており、その素材をRAWデータで出したクオリティの高い素材に差し替えたいとの要望で、RAWデータに差し替える作業が発生しました。
RAW素材はCinemaDNG RAWでflame2020では未対応となっており、Resolveから書き出すことになりました。しかし、RAWデータにどのLUTを当てればH264の素材の色味と同じになるかわからず、結果的に手探りで模索して一番近しい設定で書き出したものを使うことになり、その場はそれでOKとなりました。
後日、H264の色味に合わせる方法はないか、探っていましたが、情報は出てこなかったので、直接DJIのほうに問い合わせてみたところ。。。
問い合わせて数時間で返事が来ました。思ったより対応が早く驚きです。
調べても簡単には出なかったLUTの当て方がこれでわかりました。(resolveでガンマをリニアにして、リニアからD-logに変更するLUTを当てて、そこからさらにD-logからrec.709に変えるLutを当てる。この方法はRAWの基本?)
どうやら完全に一致させることはやはり無理なようですが、明るさなどはかなり近くまた、バランスのとれた画になりました。
各カメラごとに個別のLUTの当て方は存在しているので、今回のカメラのようにマイナーめなカメラ素材が来たら、問い合わせ窓口に随時聞いてみるといいでしょう。
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