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Inter BEE 2021 レポート

コロナ禍により、2年ぶりのリアル開催となったInter BEE 2021に行ってきました。
やはりコロナの影響でなのか出展数は大幅に縮小されてる印象ではありました。会場も3フロアだったのが2フロアになり、編集ソフト系の出展もほぼ見当たらなくて、カメラ周りの撮影機材系、中継、IP伝送技術系などの出展が多い印象でした。

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唯一Flame関連の展示を行なっていたVGIのブースでは、カラーグレーディングソフトのBaselightとFlameのワークフローデモをやっていましたので、観てきました。

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Baselight上で編集した情報をBLGと呼ばれるファイルデータで書き出し、FlameのPyboxノードからBLGプラグインを選択、そして書き出されたBLGを読み込むと、Baselightで行なったカラーグレーディングの編集データはもちろん、ほぼすべての処理(マスク情報、トラッキング、拡大縮小等)をFlame上で再現することができるというのが売りでした。
Baselightが業界標準として広まれば、このワークフローが定着し、作業効率が格段と上がっていくだろうと実感しました。
レスパスビジョンさんもnoteをやっているそうで、このBLGについても詳しく記事として書かれていました。他にも為になるtipsが載っているので是非覗いてみましょう。

In-Camera VFX(実写撮影とリアルタイム3DCG映像をLEDビジョンに描写し撮影する手法)の撮影デモ展示。カメラが動くとスクリーンに投影された映像もカメラの動きに同期して動くのは驚きました。

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各メーカー(SonyのVenice 2 ,DJIのRonin, Sigma 等)が発表した新機種のカメラを触ってきました。

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中でも注目したのはSonyのVenice 2で撮影時に現場で簡易的なカラコレを行い、そのデータをASC CDLとして書き出すことが可能で各ソフトに共有する機能が備わっていました。後々、そういったデータが付随してやってくることがあるかもしれません。

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今回のレポートは以上になります。

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