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VGI Live Stream ー Flame ”In Depth"シリーズ - 2022.0 新機能紹介 の概要

先月、VGIが今年4月にリリースされたFlame2022.0の新機能をyoutube liveで紹介されていました。その概要をざっくりと簡単に説明します。まだ見れていなかった方はこれを読んで、何ができるようになったのかを把握してください。主に目玉となる機能を選んで紹介します。

1. Blackmagic Design RAWメディアをインポートできるようになりました。

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BlackMagicDesineのカメラは比較的安価なカメラで最近幅広く使われており、今後も仕事でやってくることが増えてくると思います。基本撮影素材のデータからカラースペースなどを読み取ってくれるので、読み込み設定はAutoでいいみたいです。6K素材でも軽いのでサクサク動くとか。

2. NDI® – ソフトウェアビデオプレビューの機能が追加されました。

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昨今の需要を得て、Flame内でリモートプレビューを可能にする機能が出てきました。ネットワーク経由でのIP出力なので、SDI出力とは違う?みたい。ゆくゆくは自宅のPCからリモートで操作してモニタリングを可能にしていくのがゴールになりそう。今回はリモート操作というよりはリモートでモニタリングすることのみの機能ということで、社内の「LIVES」のような役割を担うことになると思います。また、ミーティングアプリケーション(Zoomなど)にそのまま映像を出力することも可能だそうです。

3. カメラトラッカーが進化しました!

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おそらくこれが今回の大目玉な新機能でしょう。
カメラの動きをアナライズした時に、AI機能を使って人物や動くオブジェクトなどについたトラッキングを除外してくれる機能がつきました。また、機械学習によって、たとえば部屋の中を動き回るカメラの映像から部屋全体のマップを自動生成し、それをトラッキングに役立てます。なので、カメラに初めから写っていないようなオブジェクトに対してもトラッキングが容易に可能になるということです。

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さらに、Z方向の奥行きの解析が可能に。これは映像の中にあるオブジェクトの奥行き方向の配置を解析することで、その中に物を配置した際、手前にある障害物などのマスクを自動で生成してくれて、位置関係に従って隠すことができます。

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これを応用して顔などの凹凸も分析し、そこからジオメトリーを生成、静止画などのマッピングやライティングに使用できたりと、できることが格段と広がりました。

以上が今回の概要となります。その他、細かい機能改善の紹介や上記の新機能の詳しい使い方などは、liveのアーカイヴを見て勉強しましょう。

2日後の18日にも、この続きの第2弾がやるそうなので、作業がない方は視聴しましょう。また、まとめてnoteにて発信したいと思います。


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