マイコンのアドレス空間

昔のマイコンのアドレス空間は、OS、アプリ。権限が与えられているのは(権限が強いのは)OS。権限があるOSはアプリを含め全領域に対してアクセス可能。逆に、アプリからはOSが管理する領域にアクセスできない。アプリからOSにアクセスしたい場合は、API(Application Programming Interface)というOSのインタフェースに仕事を依頼する。

今のマイコンのアドレス空間は、セキュア、HyperVisor、OS、アプリに細分化される傾向がある。一番権限があるのはセキュア。セキュア、HyperVisor、OS、アプリの順に権限は下がる。セキュアの領域からだとHyperVisorやOSやアプリの領域にアクセス可能。HyperVisorの領域からだとOSやアプリにアクセス可能。OSの領域からだとアプリにアクセス可能。逆に、アプリからはOS、HyperVisor、セキュアが管理する領域にアクセスできない(上記のように、APIを使って、アプリからOS、OSからHyperVisorというように仕事を依頼する)。同様に、OSからはHyperVisor、セキュアが管理する領域にアクセスできない。

図.マイコンのアドレス空間

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