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ゲーム理論入門の入門

書名:ゲーム理論入門の入門
著者:鎌田 雄一郎
出版社:岩波書店
発行日:2019年4月20日
読了日:2019年12月21日
ページ数:164ページ
12月 :4冊目
年累計:119冊目

こんにちは。ゲーム理論の勉強しました。
これは比較的わかりやすい❗️
ゲーム理論って難しいですよね…。
でも、ビジネスや日常生活でも役に立ちます❗️

ゲーム理論とは

「ある種の意思決定を人間が行った結果、何が起きるかを予測する理論」

です。

有名な例としてあげられるのが
「囚人のジレンマ」
ですね。

ドラマとかだとあえて語られる事はないですが
お前は司法取引に応じるのか?黙秘するのか?
どっちが得か考えてみろ!っていうのありますよね。

・二人とも黙秘ならお互い懲役2年。
・自分は黙秘、相手が自白なら自分は懲役5年。
・自分が自白、相手が黙秘なら自分は無罪放免。
・二人とも自白ならお互い懲役4年。

さて、どうするのが良いか〜❗️

結局、自分にとってベストな選択は
自白するのが一番選択肢として良いのです。
(相手も同じ事を考えるので結局懲役4年になる)

但し、協力した時よりも悪い結果になるので
「囚人のジレンマ」
と呼ばれています。
まぁお互いものすごい強い絆で逮捕されたら
お互い黙秘続けような!なんて約束できる人は
そもそもこんな状況になりませんよね。

こういう状態は「ナッシュ均衡」と言われます。

戦略的状況での行動=相手が何をするかに対するベストな反応

まぁ要するにその状況下でどのプレイヤーも
一番ベストな反応をしている状態で
自分だけが動くと利益が得られなくなっちゃうって事です。

まぁソフトバンク/KDDI/Docomoとかの携帯料金とか
新聞の料金もこれに近いですよね。
談合ではないけど、事実上、みんなほぼ同じ価格だもんね。

一時期、ハンバーガーや牛丼などはお互い値下げを続けて
みんなが損をしていくという現象になりましたよね。
それは企業にとっては好ましくないですからね。

この本では「じゃんけん」「ラーメン出店戦略」
「画家ゲーム」などのわかりやすい日常の例を踏まえて
説明しているので、すっごくわかりやすいです!
ほぼ数式出てこない。

本書には出てきませんが
日常で使えるのが

「しっぺ返し戦略」

囚人のジレンマは1回切りなので
自白=裏切りの方がベストですが、日々の生活は違いますよね。

(1)協調を選択する事、裏切らない事(黙秘)

(2)相手が裏切ったら(自白)、こっちもやり返す(自白)

(3)相手が関係を戻してきたら、許す事

私も日々この論理で仕事やプライベートで生活しています。
だって、基本は(1)ですよね。
もし(2)の状況になったら、怒ったり、やり返すのは大事です。
でもそこで引きずる事なく、1回きりにする事。
粘着・執着して根に持ってやり続けるのは得策ではないです❗️

そして相手が謝ってきたら許すのも大事です。
そこから関係が良化してまたお互い利益になる事もあります。

こういう感じでゲーム理論はビジネスや
プライベートにも活用できるので
勉強してみると面白いです❗️

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