自粛中に試す100のコト【インドア編】

11.料理

突然だがこれを見てほしい。

これは大学1年生のときに作った、バイト先へのバレンタイン用チョコブラウニーだ。
当時、友達に画像を送ったら「オムツか？」と言われた問題作である。

自分の料理を美味しいと思ったことがなく、6年前から一人で暮らしていても数えるほどしか作らなかった。
コンビニのアルバイトでは廃棄を貰い、バーのアルバイトでまかないを食べ、ラーメン屋のアルバイトではつけ麺を啜った。

きっかけは社会人1年目の3月、休憩室で食べるためにお弁当を作り始めたことだ。
最初はタッパーいっぱいにパンパンに詰まったチキンライスしか作れなかった。

その後、YouTubeチャンネル登録者204万人の「料理研究家リュウジのバズレシピ」に出会い、衝撃を受けた。
大体の飯はレンジでできる。
パスタもレンジで茹でていい。
キーマカレーや、魚の煮付けもレンジで作っていい。

今はリュウジとクラシルとつくおきを駆使しながら頑張っている。

この自粛では「パセリとブラックペッパーをかけるといい感じになる」という教訓を得た。

12.漫画

『アイシールド21』を読み返している。
終盤、主要選手がケガをするシーンで心が痛くなるので、いつもそこまで読んでは読むのをやめていた。
スポーツ漫画が結構好きだ。眩しい。
大体「天性の才能を持った天才が主人公に敗れて、努力するようになる」という展開に弱い。

大学でテニスをしていたが、負けず嫌いなので公式試合に負ける度にこっそり泣いていた。
最近は悔しくて泣くことはあまりない。

『僕のヒーローアカデミア』を途中から買っていなかったので、最新の方までまとめ買いした。
久しぶりに「好きなキャラが死ぬ」という経験をして落ち込んでいる。

中学や高校で読んでいた漫画のキャラクターの年を追い越す度に、歳を感じる。私より年下が江戸を守ったり、死神として戦ってるのえらすぎる。

高校で皆がスマートフォンを持つ中、私はガラケーだった。ちなみにクラスで3人しかいない。授業中、周りはLINEをしていたが、やることがなさすぎて延々と『最終兵器彼女』を読んでいた。結構分厚いので、よくばれなかったなあと思う。

13.映画

冬に『花束みたいな恋をした』を見た。
紐のイヤホンをはんぶんこで使うシーンから、そういえば令和はワイヤレスイヤホンが主流だからもうできないよな、と思う。

あとはファミレスでお気に入りの席ってあったよね。

高校1年生で通っていた塾の近くにフラカッソというファミリーレストランがあり、同じ席でパンナコッタを食べていた。
友達と全部混ぜのドリンクバーを3人同時にストローで吸って、まずいと笑った記憶がある。

『愛がなんだ』を見て「セフレなんて好きになるもんじゃねえよな〜〜〜〜〜」としみじみ思ったり、『ものすごくうるさくてありえないほど近い』を見て電車の中でメイクをどろどろにしている。マスク社会になってよかった。

まだ大阪では、平日しか映画館が開いていない。
早く予告の間にチョコチュロスを完食して、ポップコーンをできるだけ音を出さずに食いたいな。

14.漢字クロスワード

小学生のころ、父と一緒にクロスワードをするのが好きだった。
日曜に「赤旗新聞」がマンションに届く。新聞は読まなかったが、一番最後のページにクロスワードがついている。それを全て解くと、今週の川柳が導きだされる仕組みだ。
地元は正岡子規の影響で、何かと俳句や川柳も書く機会が多かったけど、他ではそうでもないのだろうか。

スマートフォンで四字熟語オンリーのクロスワードアプリをやった。
ひねくれ者なので、ゲームを最難関からやる癖がある。
対戦系は弱いので、いつも一人で黙々とやれるものが多い。

マインスイーパとテトリスと数独が得意なので、友達の少なさを伺ってもらいたい。

15.YouTube

この自粛期間で最も見る時間が増えたと言っても過言ではない。
暇さえあればスマホでYouTube。パソコンでYouTube。ファイアスティックTVでYouTube。

東海オンエア→コムドット→寝る用のラジオorASMRがルーティーン化している。

金属バットの「声流電刹」か、ARuFaとダ・ヴィンチ・恐山の「匿名ラジオ」をよく聞いている。和牛の「モーモーラジオ」や、虫眼鏡の「虫も殺さないラジオ」も好きだ。
ラジオはメイクをしたり、日記を書くときに聞きやすい。

ASMRは好き嫌いが分かれる気がする。
「マジで無理」か「ちょっとわかる」の二極化だと思っている。
咀嚼音から聴くと刺激が強いので、まずはスライムを混ぜる音などでジャブを打ってほしい。
キネティックサンド(手に付かない砂)を包丁で切る音が特にお気に入りだ。
近頃寝つきが悪いな……というあなたには美容室のシャンプーの音を薦めます。

16.ゲーム

勉強を頑張るために、セールをしていた『逆転裁判』を1～6まで爆買いした。6作まとめて2000円という破格の価格だったからだ。

小学生のときに3まではソフトを買っていた。『逆転裁判』は自分が弁護士側に立って、冤罪を着せられている被害者を弁護し、真犯人を訴えるゲームである。

当時は後半がクリアできなくて、全ての証拠品を全てのパートでぶつけていた。こういうゲームではない。

試験勉強が終わって2の途中までプレイしているが、社内資格を79点で落としたのでそこから進んでいない★☆★

今は朝の日課として『ウマ娘　プリティーダービー』にログインしている。
元々高校生のときは『ガールフレンド(仮)』をやっていて、大学生になったら『ラブライブ！』をやっていた。
この2つにパワプロの要素が追加されたのがウマ娘だと思う。
かわいい子がたくさん出てくるので是非ダウンロードしてくれよな！！！！！

17.本

小説とエッセイが好きだ。
20代になるまでエッセイは読んだことがなかったが、オードリー若林さんの本を読んで面白く感じるようになった。
テレビで見ている人や、好きな芸能人の私生活に触れているようでワクワクする。

あとは「こんな考え方があるんだ！」と発見になる。
思春期までの私は、とにかく性格が凝り固まっており、自尊心がデカイ虎になっていた。
現在も面倒くさい性格には変わりはないが、今より数倍頑固で、そしてメンヘラだった。
私の中身をほんのちょっと優しくしてくれたのは、人と本だと思う。

「ブクログ」という読んだ本を記録できるアプリをつけている。
自分だけの本棚を作ることができて楽しい。

あとは上の「taknal」も使っている。
こちらは位置情報サービスを使って、すれ違った人のオススメの本を知ることができる。
本屋で何か読みたいけどどれにしようかな、というときに重宝している。
今日も私のオススメが関西の誰かに届いているかもしれない。

18.配信サービス

『梨泰院クラス』が見たくてNetflixに入った。

韓国ドラマを見るのが初めてで、(こんなに流行ってるけど恋愛系なんでしょ？)とナメていたら土下座することになった。ラブストーリー×復讐劇×成長譚で、1話はもはや映画かと思ってしまうほどだ。

U-NEXTの31日間無料トライアルで『ハンニバル』を一気見する。

これは食人鬼の話なので、ちょっとグロいのだが、シーズン2の途中で自宅のトイレに行くと鍵が閉まっていて血が冷たくなった。あの……私一人なんですけど……？

朝で本当に良かった。深夜だったら失禁するしかなかった。

数々のオススメを聞いて、とうとう『バチェラー・ジャパン』も再生した。
シーズン1とシーズン2を見終えたが、女の子たちがバチバチしている姿がハラハラする。

昔見た番組の『一番口喧嘩が強い女の職業を決めるトーナメント』を思い出させる。
バチェラーが好きな人には見てもらいたい。

私の推しは淡々と喋るパチンコ店店員です。

19.アニメ

『エヴァンゲリオン』を全部見た。
見よう見ようと思っていて、何年も過ぎてしまったがシンエヴァンゲリオンの公開に間に合わせたくて一気に見た。
感想はこのコーナーでは伝えにくいので、会った方に直接伝えたい。

『デュラララ!!』をシーズン4まで見た。
14歳くらいで電撃文庫を買って読んでいた記憶が一気に戻ってくる。

あの頃の私は田舎に住んでいて、お金も勇気もなかったが、無性に池袋に行きたかった。
何年か後に池袋に行ったが、カラーギャングはいない。首無しライダーもバーテン服を着た金髪もいない。
ただバカでかいアニメイトがある。それだけでいいのだ。

当時、アニメイトに行くには所在地に移動するしかなく、電車で家から片道1時間半かかった。さらに、往復で2000円以上かかるので学生の私たちにはかなりの痛手だ。
ワンフロアしかないアニメイトと、地元にないサンマルクに行くのがとてつもない贅沢だった。

池袋でもびっくりしたのに、秋葉原に行ったらどうなるんだろう。腰抜かしちゃうかな。

20.ドラマ

直近の放送作品では『大豆田とわ子と三人の元夫』と『恋はDeepに』を見ていた。

松田龍平と付き合って叱られたいし、童貞みたいな綾野剛にちょっかいをかけたい。

実は最終話を見ることが苦手だ。
作品が終わってしまうことが名残惜しくて、未だに最終話やクライマックスだけ見ていないドラマが多い。
いつまでも終わらずに走り続けてほしい。

大豆田とわ子の
「欲しいものは自分で手に入れたい　そういう困った性格なのかな」
にとっても共感した。

お金持ちと結婚したいわけじゃない。
頑張ったお金で好きなことがしたい。
自分で稼いだ金で食う寿司こそ味がするのだ。

美術部に6年間入っていた人間がオタクじゃないはずがないのに、ずっとオタクだと思われるのが恥ずかしかった。
でも、創作を笑うのは創作できないやつだけ！と思い始めてから強く生きている。

前回は皆さんにおすすめを聞きましたが、私のおすすめの趣味は「焼売づくり」です。
餃子より簡単で、タネをクシュっとするだけでおいしいよ。