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自粛中に試す100のコト【美容編】

私をよく知る人なら、「えっあんたが美容……?」となるかもしれない。

もうこの1年間くらい、皆大小はあれど自粛をしていると思う。

春・夏はほとんどずっと家にいたせいでかなり気が滅入ってしまったので、第二波が来たときは「いや、今度は何か新しいことを始めた方がいい!」と張り切るきっかけとなった。

「100のコト」は大きくでた気がしなくもないけど、カテゴリ別に分けたらなんとかなるかなと楽観的に文章を書くことにした。

手始めに、一番自分から遠く感じる【美容】からスタートです。


1.デパートコスメ

百貨店に行くと緊張する。勝手に店員に品定めされているような気分になってしまうのだ。

梅雨時期に友達の誕生日プレゼントを買うために勇気を出して化粧品コーナーを訪れたが、シャネルの霊圧に圧倒されてしまった。あの統率された動きと制服はまさに軍。近寄れない。

苦手を克服するために、2月上旬に百貨店好きの幼馴染に連れていってもらった。

化粧品がどれがいいのか判断がつかないので、流行物を購入することにする。人見知りなのでいつも「何かお探しですか?」というお姉さんに、「アッハイ……アノ……」となってしまう。そこで幼馴染の出番だ。私の代わりにすらすら欲しい物を伝えてくれる。これ克服になってないな。

助けを借りながら、イプサの透明なボトルに入った絶妙なバランスで立つ化粧水と、ポール&ジョーのラメがキラキラしている下地と、クリニークのチョコレート色のマスカラを買った。

友達からプレゼントしてもらったり、スーパーで誰にも話しかけられないように素早く買っているので、一日かけて選んだのは初めてだった。

使用してみると、「やっぱり高い物はいいな」という気持ちになった。見た目がかわいいのでテーブルに置いているだけでおお……と思う。愛着が湧くので大事にしようと感じる。あと、普通にメイクのりが爆上がりである。

どの店も素晴らしい接客でした。リピートします。


2.フェイスパック

めんどくさがりなので、夜に化粧水や乳液を付けることをサボってしまう。

そして、私は乳液がきらいだ。

今でも、なんでシャワー浴びてさっぱりした後にべちゃべちゃのモンつけるん?!と考えている。

そんなときに現れたのがパックだ。

ネットの友達が「やっぱりオールインワンよりは分けたほうがいいよ」と教えてくれたので、なるほどとイオンの薬局コーナーに来た。イオンはいい。私のことが見えていないぐらい接客をしてこない。最高だ。

顔周辺のコーナーに立ち寄ると有名なLuLuLunのフェイスパックが売っていた。顔に貼って待つだけなら続けられなくもないか……と手に取り、今に至る。

結果として、1か月は続いている。待つ10分間はYouTubeを見ながら時間が潰せるので悪くない。ただ、貼っている間は眼鏡がかけられず、スマホと瞳の距離が10cmくらいになってしまうのが不便で怪しい。

加えて、「なんでそんなにパック貼るの下手なん(笑)」と言われたので誰か私に正しい使い方を教えてください。


3.ネイル

あまりネイルを塗ることが好きじゃない。

というよりは爪切りが好きすぎるのだ。

小学生のころに貰うであろうピンクのプロフィール帳には、当時趣味の概念が分からず「しゅみ:つめきり」と書いていた。怖すぎる。

昔から深爪気味なので、頑張って掌側から白い部分が見えるくらいまで伸ばした。コンタクトが指の腹で取れなくなって困っている。でも、ケータイで文字を入力する際にカツンカツンと音がするのは悪くない。

とりあえず高校の友達が前にくれたグレーのマニキュアを引っ張り出して、両手の爪に塗る。夕方に試行錯誤しながらぺたぺた筆をスライドさせたけど、もしかしてこれってお風呂後にやるべきなやつですか?あれ?

最近はohoraのジェルネイルが人気らしいので、あと1mmくらい伸びたら買ってみようかな。


4.保湿

去年の春から全身脱毛に行っているが、初回は信じられないくらい痛かった。合法の地獄が遂に完成したらしい。

女子からよく聞く「胸とかVIOが痛いよ」を覚悟して施術を受けたら、腕や脚が尋常じゃないくらい熱い。予想外のところから矢が飛んできている。

看護師さんに何度も中断させてしまい申し訳ない気持ち半分、(胸やVIOには無の女何……?)と思われていないか心配半分。

原因は皮膚の乾燥で、余計に熱さを感じやすいですね~とのことなのだが私はその話を聞いてもまだいけるっしょ★と2~5回何もせずにチャレンジしていた。

5回目の看護師さんがめちゃくちゃ優しくて丁寧にオススメしてくれたので、やっとニベアを用意する。

風呂後に足首から太ももまでと、指から肩までをニベアで保湿するとすべすべになる。自明の理である。あと学生時代から悩まされてきた手の甲のひび割れが完全に治った。もう手を勢いよくギュッと握り、能力者の如く血を張り巡らせることはできなくなったが、大きな進歩だ。


5.美容室

大学生のときは髪を染めることが多く、美容室に行く頻度は高かったが最近めっきり足を運ばなくなってしまった。

岡山では無茶なカラーリクエストにも応えてくれる行きつけの美容院のお兄さんがおり、「今日は右側と左側の横髪を違う色にしてみましょっか!」と新色を混ぜる姿を見るのが楽しかった。しかし、大阪ではお気に入りの場所をまだ見つけられていない。

けれども、髪を伸ばすチャンスがやっと巡ってきた。

シャンプーがだるいからショートカットにしてしまうけど、家から出ない今はチャンスだ。コロナ禍を逃せば、一生セミロングにする機会はないかもしれない。

初めて前髪カットだけをお願いすることにした。コスパを計算して、カットを注文するとできるだけ多く切ってもらいたくなるが、ぐっとその気持ちを堪えて千円札を渡す。

前髪だけ眉毛くらいまでに揃えてもらって数週間経つが、すぐに伸びてしまった。

豆知識:「髪がすぐ伸びる人はエロい」の通説は、夜に遅くまで起きている人ほど活動時間が長いから、髪も伸びる速度が速いことからきています。


6.ドライヤー

一人暮らしデビューからの相棒だったドライヤーが壊れた。

もともと弱弱しい風だったが、本体が熱くなると共に勝手に電源が落ちるようになる。6年目でお別れが来てしまった。

ショートを卒業する手前、ドライヤーは必須なのでアマゾンで翌日配送にしてもらう。パナソニックのベストセラーをポチった。

乾かしてみると段違いである。

最初はドライヤーに15000円なんてぴえんと思っていたが、風量がやばい。特にいいのは温冷切り替えボタンで、温風と冷風が自動で交互に吹くようになっている。ビビットピンクのボディーもギャルっぽくて強そう。ちゃんとサラサラになるところも満足だ。

長く使うならしっかりした物を買うと得なんだな!と齢24歳で学ぶことができた。


7.11分ダンス

11分ダンスをご存知だろうか。

その名の通り、11分間踊り続けて脂肪を燃焼させるMarina Takewakiさんのダンスである。

太ったのだ。去年の秋頃の健康診断から3キロ増え、一週間で女のOJTとバーのマスターから「顔丸くなったよね?」と言われてさすがにまずいと感じ始めた。

食べることに幸せのウェイトを置いているので、食事制限が辛い。人に会う用事も多いので背に腹は代えられないと家での運動とカロリー制限をすることにする。高校は部活終わりに部員とパン5個食べた後に夕飯も食べても大丈夫だったのに……と老いを憎んだ。

ダンスをやってみると結構キツイが、Marinaさんがキュートな笑顔で応援してくれるので続けられる。テンションを上げるためにWANIMAやCandy Foxxを聞きながら手足を上下させる。調べると、一回で約77kcalほど消費できるそうだ。

じゃあ今日はいいんじゃない?と食べてしまったのが、写真の雪見だいふくです。(各1個当りエネルギー82kcal)


8.筋トレ

ジムに行ける人は本当にすごい。

その体力と精神力と継続力全てを見習いたい。

出不精&飽き性で絶対に会費いっぱいドブに捨てるマンになることが目に見えているので、ジムという選択肢を毎度毎度諦めている。

しかし、あまりにも家から出ないおかげで運動したい欲が湧いてきた。

ここ数日は腕・脚・腹筋を中心にした筋トレをほんのちょっと、まじでほんのちょっとしている。

一番しんどいのが、手を三角にしたままやるプランク。

ドラゴンボールの天津飯の気功砲っぽい手を作ったまま、腕立て伏せをキープする体勢だ。できる人は一緒に頑張ってほしい。私は3秒しかできないから応援してほしい。


9.整骨院

マッサージやエステなどに行ったことがない。

曖昧に検索条件を入れると、新規オープンした整骨院が無料体験をしているという中身の広告がトップに上がってきた。そういや整骨院も行ったことないしな、とパッと予約する。

体験してみると、大体は3種類くらいにやることが分けられる。

1つ目はツボ押しみたいなやつ。これは普通に気持ちいい。

2つ目はテレビで見かける体をボキボキ鳴らしてもらうやつ。これが駄目だった。ビビってしまう。反った背中に先生が脚を当てて鳴らしたり、首をいきなりグギッとする度に声が出る。

3つ目は体幹を鍛えるやつらしいが、2つ目が怖いことがわかったので受けなかった。

内容もしっかり説明してくれるし、物腰の柔らかい先生なので「ツボ押しだけ受けにくることはできませんか?」と頼んだが無理だった。残念(´・ω・`)


10.ショッピング

上に書いたデパコスと同じような理由で、服屋さんも身構えてしまう。

そもそも服のセンスがないのだ。トレンドを追えない。

中学生のころもプリクラ帳が回ってきたとき、PopteenやSeventeenの類の雑誌を持っていなかったので、自宅に届くアベイル(しまむらのグループ店)のチラシを切り抜いて貼っていた。このころから研究していたらオシャレになる未来もあり得たんだろうか。

そういえば今シーズン何も買ってないなと思いつき、付き添いを連れてアメリカ村に行った。

気前の良い関西のおいちゃんが「お姉ちゃんにはこれが似合うと思うわ」と言うから、またまた……と振り返るとチュッパチャプスのロゴが入ったアイボリーのトレーナーだった。わ、わかっとるやんけ……。

うわ~かわいい~と分厚いビッグシルエットの青のチェックシャツを羽織ると、「それとトレーナー合わせて……」と電卓を叩き始め「1万円ポッキリにしたげるわ」と笑うので即決してしまう。

もうひとつ身構える理由を思い出した。私はカモなのだ。


知ってみると、「女の子ってやることようけあったんやなあ」としみじみ思う。

他にも「これした方がいいよ」というテクニックや、趣味があればお待ちしております。

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