ねこすげえ。

ねこすげえと感じることが山ほどあるのだが
ひとつあげるとすれば
人間という違う他の生命と共存するスキルを感じさせられています。

ねこ以外にも、馬、犬、イルカなどの動物が
人間社会の中に溶け込んで共生共存している。
たぬきやイノシシ、ネズミなどは
畑やゴミをあさるなどして共生するスタイルと
ハエ、ゴキブリ、ムカデ、クモなども
人間が創造した環境に適応して共生しているが

犬猫などの愛玩動物は、社会的にヒトの暮らしに密着してくる。
ヒトの暮らしに、ただかわいいということだけを提供するために
一緒に暮らす生物である。
現在の日本人的な近代的暮らしの中では
アイドルや家族のような親近感で接してくるが
4000年〜6000年前から
人間の暮らしに寄り添い共に生きてきた。
犬や牛、馬などは一緒に仕事をするための労働力だが
ねこは時に神のような振る舞いをして崇拝されている。
ジャングルに生きているジャガーやトラなどや
チーターやライオンなども、森の中で生きているだけで美しい。
樹木や河川などの環境に溶け込んでいる姿が綺麗である。

イリオモテヤマネコなど、野生の中でも小型の猫も生きている。
つまり愛玩動物である小型のネコもカエルや昆虫などを狩って
自然の環境に適応して生きていくことも可能である。
その能力を能力を内蔵している状態で人間の暮らしにフィットしてくる。

生命の世界では何もかもが良い悪いとひとつのモノサシで決められない。
ねこの脳みその大きさ(重さ)を考えてみても
人間よりもかなり小さなサイズなのに
人間の社会にちゃんと適応して生きてる。
目はしっかりとモノを見て、耳も鼻も敏感に反応している。
センサーの性能が高くても、脳は小さいしかし問題なく処理できる。
むしろ逆に無駄な思考がない分だけ反射的に身体は反応していて
ハンターとしての完成度は高い。
人間は何かを手に入れた支配者面(ヅラ)をしているが
ネコ科の動物や猛禽類などの動物の方が
人間なんかよりも圧倒的に完璧な生き物のように見える。
スズメバチもアリも脳は数グラムしかないように見えるが
集団で社会を形成することでチーム全体がひとつの生き物のように動き
完璧な生命に近いように感じる。

ネコの生態を知れば知るほど
ニンゲンの猿型動物の滑稽な鈍臭さが身に染みてわかってしまう。
すぐ隣に完璧な筋肉と運動神経を持っている美しい動物がいることで
ねこから多くの本能的な何かを学ばなければいけない。

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