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画家の杉田陽平さんと個展を開催する「みんなのギャラリー」のオーナーとの物語が心に響いたので、noteを久しぶりに書きました

久しぶりにnoteを書いています。

最近は、ラジオトークというアプリで「涙と笑顔のあいだRadio」というラジオの配信をしています。
私はフリートーク、アドリブが苦手なため、毎回原稿を書いているのですが、それもあって、noteの記事があまり書けていないのが現状です。

そして、今日も、ラジオの原稿を書いて配信をしたのですが、今回の話は、文章でも発信したいと思ったので、今noteを書いています。

内容は、今、私が応援している画家の杉田陽平さんが今週末に「アートフェア東京2021」で個展を開くのですが、その個展を出すギャラリーさんと杉田陽平さんとのエピソードについてです。
私にはその話がとても心に響いたので、バチェロレッテで杉ちゃんを知ったよという人にも、全然知らない人にも、すでにファンの人にも知ってほしいと思ったのです。

以下にラジオで話した内容を少し整えた文章を載せます。


今週末、2021年3月19日〜21日に、「アートフェア東京2021」が東京国際フォーラムであり、そこで杉田陽平さんも個展を開かれます。
その個展を開くのが「みんなのギャラリー」というギャラリーです。
そこのギャラリーのオーナーの杉田勝敏さんと画家の杉田陽平さんお二人の出逢いというか、ドラマというか、ストーリーを知り、私はとても感動したのです。

杉ちゃんが「アートフェア東京2021」で個展を開くということは大分前からご本人からの告知で知っていましたが、最近になって「みんなのギャラリー」から出ると知りました。

そして、まず「みんなのギャラリー」のニュースレターの中に書いてあった「ギャラリーと作家の出会いについて」という文章を読んで私の心は動きました。

そして、その後、みんなのギャラリーのオーナーの方の会社「鎌倉現代書店」のnoteの記事「杉田陽平というアーティスト」を読んでまたハッとしました。

最後に、3/14の杉田陽平さんのブログの記事「ギャラリー物語(個展アートフェア東京に向けて)」を読ませてもらい、杉ちゃんの思いも聞けたことで、3つの記事の情報を整理しつつ、自分の感想をまとめておきたいと思ったのです。

まず、オーナーの杉田勝敏さん、ここでは、苗字が同じなので、オーナーとさせていただきますが、オーナーが生のアーティストに初めて出逢ったのは2009年3月の第3回三菱商事アートゲートプログラムだったということです。
そこには杉ちゃんの姿はまだなく、第4回のそれに選出された30名の中に杉ちゃんがいらしたそうで、時期的には、武蔵野美術大学を卒業したばかりだったようです。
とはいえ、杉ちゃんは、大学時代から、積極的に作品の発表をしていて賞も多く受賞していたそうですが。

この三菱商事アートゲートプログラムとは、数ヶ月に1回くらいの割合であるオークションみたいなもので、現在も健在ということです。
コンセプトは「次世代を担うアーティストの育成とキャリア支援を目指して、三菱商事が社会貢献活動の一環として取り組むアート・ゲート・プログラム」ということで、若手アーティストの今後のキャリア形成につながるゲート(登竜門)となっているようです。

「鎌倉現代書店」のnoteの記事に、杉ちゃんが、当時公開オークション会場内の自作の前で俯き加減で、自己紹介や作品の紹介を小さな声で話していたのをオーナーが記憶していると書いてありました。
その時が、ビジネスマンのオーナーとアーティストの杉ちゃんお二人の出逢いの日だったようです。

当時、機械商社でセールスマンをされていたオーナーはアートの世界に興味を持ち、まずは、銀座のNICHE GALLAERY(ニッチギャラリー)で杉ちゃんを含む4人のアーティストの「鎌倉現代アートプロジェクト4人展」を2011年に開催し、その後、2013年にみんなのギャラリーを半蔵門に誕生させ、開廊2年目に杉ちゃんの個展がそこで実現したそうです。

そしていろいろ紆余曲折があって2021年3月の現在にアートフェア東京に、みんなのギャラリーから杉ちゃんが個展形式で出展することになったそうなんです。

「鎌倉現代書店」のnoteの記事の、オーナーさんが書かれている杉ちゃんとの思い出の部分を読ませていただきわかったのですが、杉ちゃんが武蔵野美術大学を卒業したばかりだった頃、まだ大学の近くのアパートで制作をしていて、そこに数回尋ねたことあるそうです。その頃の作品「涙色の画家は透き通るダイヤのように」という作品の写真とその前に立って一緒に写っている杉ちゃんの写真もその記事に載っていました。この作品は「画家として生きる未来の自画像」ということらしいです。

そして、今度は、杉ちゃんのブログから、杉ちゃんの思いを知ることができました。
杉ちゃんが昔、あることがきっかけで、ほとんどのギャラリーが離れていった時期があったそうです。
ギャラリーが離れていったのは、杉ちゃんの言葉をそのまま借りると、当時、ある意味、傷モノとなっていた作家、つまり杉ちゃんを扱うとギャラリーの評判も落としてしまい、他の取り扱っている作家さんのイメージも悪くなるからという理由からだそうです。

決まっていた展覧会予定も軒並み白紙になり展示場所を失った時「それでもいいからうちで展示しないか」と熱心に声をかけてくれた唯一の画廊が、今回アートフェア東京に個展形式で出させてもらう「みんなのギャラリー」ということなのです。

けれども、オーナーが熱心に声を掛けてくれた当時、杉ちゃんは「僕を買ったり、展示したらオーナーさんの評判を落としてしまうかもしれないし、売れないかもしれません、ギャラリーさんに批判のメールが沢山届くかもしれません。現に、昔関係があった取引先には、そういったメールが届いているんです、、、。なので、折角なのですが、、」と断ろうとしたそうですが、その時に、オーナーは「やる価値があるかどうかは、自分が決めるから他人に何を言われてもいいんだ」というようなことを杉ちゃんに言ってくれて展覧会が開かれたそうなのです。

それから、紆余曲折あってみんなのギャラリーさんの10周年記念(おそらく最初にオーナーが展覧会を開いてからということかと思いますが)としてアートフェア東京という大舞台で、再び「みんなのギャラリー」で展示出来ることを嬉しく思っていると杉ちゃんがブログに書かれていました。

ちなみに、この個展の依頼は、約2年以上前にあったので、杉ちゃんがまだバチェロレッテに出ようとも思っていなかったし、オーディションも受けていない時期だということです。
だから当然のことながら、今のようなバチェロレッテからの人気については予想していない時期だったのだということになります。

で、ここまでそれぞれの記事を読ませていただき、なんかすごいな、素敵な出逢い、人間ドラマというかストーリーだなと感じたのです。

一方で、よくはわからないのですが、このアートフェア東京というのは、すごく大きなアートの見本市のようなものらしいと聞きました。
そして、どのギャラリーも出展できるというわけでもなくて、しかも出展する場合はすごくお金をかけて出展するそうで、とにかく、ギャラリーにとってもアーティストにとっても大きなチャンスであると同時にリスクもあるというような場所のようだと知りました。
また、多くのギャラリーのほとんどがグループ展であり、個展形式で出すというのはとても少ないみたいなのです。
というのは、個展形式で出すということは、その一人のアーティストに運命をかけるというか、その人を信頼しているというか期待しているいうか、すごいことだともわかりました。

現に、みんなのギャラリーのニュースレターの最後に「日本のアーティストとしてこの大舞台で世界中を驚かせてくれることを期待したい」というオーナーの言葉が書かれていました。

そして杉ちゃんが不遇の時代にかけられたオーナーの「やる価値があるかどうかは、自分が決めるから他人に何を言われてもいいんだ」の言葉も思い出されます。

これらのことから、杉ちゃんの画家としての信念や実力、姿勢や人柄など、その他いろいろなものをひっくるめて、これからの未来を楽しみにしているよ、期待しているよというオーナーの思いが伝わってきてグッときました。

ここまでの約10年、それぞれ「紆余曲折があり」と書いているのですが、ずっと一緒にやってきたというよりは、それぞれがいろいろありながら、コツコツと積み上げて大きくなって今回再会するのだということにも感動しました。

そして、この話を知って、今週末3/19~21の個展がますます楽しみになりました。

最後に、杉ちゃんのブログには「ギャラリー、画廊さん達の姿勢と先見の明もアートフェアの楽しみ方の一つかもしれません。また、更に10年後、どうなってるんでしょうね。物語は、まだ始まったばかりです」と書かれていました。

これからどんな景色を見せてもらえるだろうかと思うとワクワクします。

杉ちゃんを知ることができたきっかけはバチェロレッテでしたが、画家の杉田陽平さんのこれからをファンとして楽しみに応援したいと思っています。

【上記のような内容を話しているラジオはこちらです↓】

【涙と笑顔のあいだRadio】
#129 画家の杉田陽平さんと個展開催のみんなのギャラリーさんとの物語を聞いて感動し思いを語りました

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